先週お休みしたので今回はもう29回目の講義。早いなぁ!
今回は料理研究科(家庭薬膳料理)の陳 好美先生のお話で
「食の効用、食べ物の力、地産地消について」のお話だった。
医食同源、五味・五性・五法などすこし難しい語句を交えてのお話なので
聞き取るのが大変だった。
理解できた分だけでも書き残すことにした。
医食同源とは病気の治療も普段の食事も、ともに生命を養い
健康を保つ為に欠かせないもので、その源は同じであるとする考え方で
古くから中国でいわれている。(大辞泉)
普段食べている食べ物にはそれぞれ体に良い成分が沢山含まれている、
健康食品やサプリメントに頼らずに食べ物から健康になるようにとの事。
五味:甘い・・・・・疲れをとる
苦い・・・・・気を静める
酸・・・・・・・すっぱい味でお腹をひきしめる。つまり下痢などに良い。
辛い・・・・・体を温める
鹹(かん)・・塩辛い味でお腹を軟らかくして便秘などによい
五性:熱・・・・体を温める
寒・・・・体を冷たくする
温・・・・体を穏やかに温める
涼・・・・体を穏やかに冷やす
平・・・・温めも冷やしもしない
五法:揚げる、蒸す 、焼く、炒める、煮る
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料理は上記の五味・五性・五法を活かして材料や調理の方法を考え
組み合わせて料理を作るというお話。ちょっと難しかった~!
熊本の郷土料理「太平燕」はとても理に適った調和のとれた料理だそうだ。
鶏肉(スープ)、豚肉、海老、イカ、白菜、揚げ卵、そして主役の緑豆春雨と
五味五性に適った食材をバランスよく使うからだ。
そして旬のものというのは・・・
その時に補えねばならないものを補う食べ物が
旬のものという。
これは解りやすい言葉だったけど果して現在は
旬のものがどれだけあるだろう?と思った。
西瓜にしろイチゴにしろ早々と店頭に並んでいる。やがて旬のものと
いう言葉も死語にならなければ良いのだが・・・
太平燕てにゃ、そぎゃん体によか料理たいね
久しぶりつくろかね。