のんちゃん雲に乗る

平成17年8月に還暦を迎えた記念に、ブログを始める。
私の趣味や日常を記録して、足跡としたい。

燈花会(とうかえ)

2008-08-09 | Weblog
                       浮雲園地

今年で10年目を迎え、すっかり奈良の夏の風物詩となった「燈花会」に行きました。毎年大阪・摂津市、豊中市、兵庫・宝塚市から友達が来て奈良の友達も一緒に案内します。今年は10人で行きました。燈花会の始まる前に、老舗の菊水楼で夕食をして行くのが常です。
毎年、観光客も増え、ロウソクの火も趣向を凝らして、数も場所も増えています。今年は、10年目と言う事で、手塚治虫生誕80周年とのコラボレーションで、会場の一つ春日野園地では、「火の鳥」をロウソクで描くと言うので楽しみにして行きました。いつものように、菊水楼から→浮き御堂→浅茅が原→浮雲園地→春日野園地と進みました。自分もそのうちの一人なのに、いつも写真を撮る時には「人がいなかったら、もっと良いのになぁ・・・」と思います。
浮き御堂

春日野遠地は2005年から会場になったのですが、今年は見事な火の鳥が描かれています。ロウソクの炎本来のオレンジ色に加え赤や緑の色もあります。頭から尾までどれくらいの長さでしょうか?私たちが子供の頃、春日野のプールと春日野のグランドがあったところですから相当な広さに描かれています。写真に撮りましたが、見た目の方がずっと素晴らしかったです。脚立にでも乗って、上のアングルから取ればよいのでしょうが・・・。
「火の鳥」に見えますか?
画面右が頭、赤・緑のひかりは尾

この後今年は県庁の屋上に行きました。燈花会中は夜9時45分まで屋上を県民に開放しているとのことです。涼しい夜風が吹き、東にはライトアップされた大仏殿・その右横にはうっすら二月堂・右端には「ひかりの道」と言う明かりがともった若草山が見え、なかなかの景色です。
県庁屋上から東を見る

若草山山腹に描かれた「光の道」

屋上の床も、コンクリートむき出しでなく、奈良県産の杉と桧でパーゴラとベンチが作られ、万葉植物を植えた花壇もありました。こんなところにお金を使うのは許せるなと偉そうな事を考えていました。

屋上で涼んだ後は、猿沢池と五十二段を見ながら、三条通を自転車で帰って来ました。
毎年楽しませてもらっている燈花会も準備・運営などボランティアの力が不可欠と聞きます。皆さんのお陰で私たちは楽しめるのですと言う感謝の気持ちで見せていただきました。