のんちゃん雲に乗る

平成17年8月に還暦を迎えた記念に、ブログを始める。
私の趣味や日常を記録して、足跡としたい。

平成の玉虫の厨子

2008-03-28 | Weblog
飛騨高山の工芸職人らにより、現在の伝統工芸技術を後世に伝えるために作られた、「平成の玉虫の厨子」が公開されているので観に行きました。
これは飛騨高山の中田金太と言う人が、私財一億円以上を投じて手がけ、その完成を待たずして亡くなられましたが、遺志を継いだ人らにより完成し、法隆寺に奉納された物です。

法隆寺のすぐ近くに住むかつての同僚が「観に来ないか?」と誘ってくれ、今回の見学が実現しました。
報道で公開されている事を知っていても、お誘いいただかないとなかなか実現しませんので、本当にありがたいことです。
まず、本物の厨子を見てから、平成のを観ましたら、なんと!きらびやかで美しいですが、その分重みがない様に思いました。きっと、古いものが良いという先入観が、そう思わせるのでしょう。
復刻版と平成版の2基あり、どちらも透かし彫りの金具の下に玉虫の羽が貼られ、金の輝きと玉虫の輝きとで豪華な光を放っていました。平成版は金具の下のみならず厨子の絵の中にも貼られています。公開が終われば、平成版は高山に持っていかれるそうで、揃って観れるのは今しかありません。

桜の花が咲きかけている春の一日に、斑鳩の里で良い物を見せていただけました。


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