近所の和裁の先生のお宅へ、別の用事で伺ったら、「ここへ座ってこれ作って帰り!」と半強制的に先生がおっしゃいます。何かと思うと、可愛い2センチくらいの猿が、連なって木に跨っている、ちりめん細工でした。先生は私が喜ぶのは先刻承知でおっしゃったのです。
先生が一つ作って見せてくださいました。とても小さく、面倒なようですが、こんな事が好きなので苦になりません。5センチ角の布を奴さんを折るように二回折って、糸で縛るだけで、とても簡単です。猿の顔は、3~4ミリの風船かずらの種です。植物に疎い私は、この種がお猿の顔のようになっているのを知りませんでした。
後はボンドで木に跨がせるだけです。これなら家ですぐに出来るわと思いました。顔になる種や、布などを頂いて帰って来て早速作りました。面白いように次々出来ます。
結局、私方のと、娘に、息子宅にと合計27匹のお猿さんを作りました。庭から木を切ってきて、洗って乾かせて、跨がせました。
これは九匹の猿=九・猿=苦去るという縁起物だそうです。だから木も、難を転ずる=南天の木にしました。
難を転じて、苦が去って、平安に過ごせるようにとの祈りを込めて、我家に飾り、子供たちにもそれぞれ上げようと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます