読書な日々

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『バッド・ジーニアス 危険な天才たち

2018年10月16日 | 映画
『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(タイ映画)



シネ・リーブル梅田で上演しているのを観てきた。タイ映画なんて初めて。一言も耳にしたことがある言葉が出てこないが、だんだんと慣れてくるもの。内容は、頭がよくて、成績優秀で、タイ社会の中層の女子高校生リンが、自分の頭脳を売って(つまりカンニングをさせて)お金を儲けるという話で、ハラハラ・ドキドキで観れる。

最初は仲良しになった金持ちの女の子だけに正解を教えたのだが、それが成功すると彼女の彼氏(これも金持ちのバカ息子)も加わってきて、クラスの、学年の、中流から上流の(要するに金持ちの)子どもたちを巻き込んだ一大プロジェクトになる。

リンと肩を並べる頭脳明晰な男子のバンクを巻き込んで、今度はバカ息子とバカ娘をアメリカの大学に留学させるために必要なSTIC(世界統一試験)に合格させるためのプロジェクトに発展していく。しかし結末はあまりにも惨めな・・・。

主人公リン(モデル出身だという)、同じく貧しい家庭の子で自分の学力で留学を目指しているバンク、金持ちの息子のパット、彼の彼女でリンの友達でもあるグレース、みんなほとんど日本人と変わらない顔つきの俳優さんたち。日本の高校生と同じような白いブラウスに濃紺のスカートという制服(男子だけは暑いからか半ズボン)、同じような授業風景、でも言葉だけはまったく分からない。不思議な感じがする。

詳しい内容の紹介はこちらのブログがわかりやすい。またこちらはリンをやっている女優さんを中心にしていて興味深い。

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