読書な日々

読書をはじめとする日々の雑感

母親の実家に滞在中

2017年02月26日 | 日々の雑感
母親の実家に滞在中

水曜日からまた母親の実家に滞在している。つい一週間前の大雪が嘘だったかのように、もう完全に雪は消えてなくなっている。大きなスーパーの駐車場に山のように集めてあったところだけ、その名残をとどめている。(左の写真はジャズ喫茶zoojaの奥の部屋)

今回はiphoneでテザリングによってノートパソコンでネットが使えるようになった。家でのLAN回線に比べて少々遅いし、大きなデータはやり取りしないようにしているから、快適とは言えないまでも、不便がなくなった。メールを読んだり、ちょっとした調べものに重宝している。

しかしソファーとか机などを使う、つまり洋式の生活ではなくて、まったく和風の生活をしているため、くつろいで作業をするということができず、30分位パソコンで作業すると腰が痛くなって、コタツに足を突っ込んで横になるしかないという、トホホな生活である。(左の写真は一週間前の大雪の時)

左手が使えない母親のために、食事の用意をしたり、洗濯をしたり、風呂を沸かしたり(まさか薪で沸かす五右衛門風呂ではないが、現在どの家にでもあるような、ポンとボタンを押したら勝手に湯が出て、適量で止まるというようなものではないのだ)、服を着替えさせたりなどのために来ているので、仕方のないことだと割り切るしかない。そういうわけで自分の用事は二の次なのだが、自分で自由にできる時間にすることは、まったく限られている。

私自身があまり友人のいる人ではないので、年齢的に定年退職していると思われる知り合いはけっこういるようだが、そういう人たちに連絡を取って会うことはない。

それで買い物に行って、そのついでにジャズ喫茶に行くくらいのものだ。今日もzoojaに寄ってみたが、前回大雪のときもそうだったが、5・6人くらいの人たちがすでにいて、大声で会話している。ジャズ談義というわけではない。もちろん静かに聞けと言うつもりはまったくないが、私にとって困るのは、皆さんタバコを吸うこと。小さなジャズ喫茶なので、タバコ臭いのなんの、それが嫌で、落ち着けず、コーヒーを飲み終わったら、早々に出てきてしまう。(左の写真は今の様子)

母親は、1月に帯状疱疹で1週間入院してから、ほとんど運動らしい運動をしていないので、昨日は一緒に散歩をしたり、いつも母親が行っているスーパーに一緒に歩いて買い物に行った。月曜日には骨に打ち込んである金属を抜くという話だ。その上でもう一度ギプスをするのだろうけど、早く治ってほしいものだ。

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iphone5sの中古を購入

2017年02月17日 | 日々の雑感
iphone5sの中古を購入

母親の家に出かけて、一週間とか滞在することが多くなった。これまでは2・3日で帰っていたので、仕事関係のものは一切もたないで行っていたのだが、一週間もの滞在となるとそういうわけにいかないので、ノートパソコンなどを持って行って、仕事をしようとするのだが、困るのがネット環境がないこと。

なんせ老人の一人暮らしなので、そういうものがまったく必要ない生活をしている。もちろん電話線はあるわけだから、NTTなどのネット回線を開通すればいいのだが、逆に使わない期間もけっこうあって、無駄な出費になる。

これまで上さんと旅行に行ったりするときにモバイルのネット環境がほしいと思っていたので、思い切って、iphoneを導入することにした。

いろいろ悩んだ末、第一に、電話とメールは不要(現在のガラケーで十分)で、ネットが見れればいい。第二に、テザリング必須(ノートパソコンでネットを使いたいことが多いので)。第三に、使用しない時はできるだけ格安にしたい。第四に、できればiphoneを使ってみたい(ただし高価なのはいや)。

この四つの条件を満たしてくれるということで、iphone5sの中古をソフマップで25000円で購入し、エキサイトモバイルの従量制(データ通信のみの)simを購入して、使うことにした。このエキサイトモバイルの従量制は最低料金が500円からで、使った分だけの料金を月々支払うことになる。だから、まったく使用しない月には500円だけで済む。

一番の問題は自分ひとりで設定できるのだろうかという心配だったが、どこのメーカーのiphoneがいいか、どこの格安simがいいかということから、設定の仕方まで、懇切丁寧に、かつわかりやすく解説してくれているサイトを見つけたので、これを熟読して、参考にして、上のようなセッティングにした。

格安SIMとスマホ比較というサイトで、まったく趣味でやっているようだが、じつにわかりやすくて、懇切丁寧なサイトだ。ほとんどすべてのメーカーを網羅してあるが、実際に使ってみての長所や短所も書かれているので、本当に役立つ。

格安でスマホを使いたいという人には必見のサイトだと思う。iphoneの設定がちょっと書いてある通りにいかないことがあって、メールで問い合わせたら、これまた親切な返事をくれたりもした。

格安SIMとスマホ比較はこちら

ちょっと使ってみると、電話も使いたくなってきたし、電話しないのなら、ipadのほうがいいような気になってきたなー。

*後日談
結局、二台持ちは面倒になってきた。電話を頻繁にするわけでもないので、ソフトバンクは解約して、iphone一台にすることにした。エキサイトモバイルのデータだけのSIMから通話もできるタイプに変更した。さらに電話も楽天でんわというアプリを入れて、規定の半額で発信通話できるようにした。画面が小さいという点も、慣れるとどうということはない。今はこれで満足。

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『ロケット・ササキ』

2017年02月16日 | 評論
大西康之『ロケット・ササキ』(新潮社、2016年)

戦後の計算機メーカーを主導した伝説的なエンジニア(というよりもビジネスマン)の伝記みたいな本。

真空管から半導体に、さらにICからMCIへ、さらに現在のようなインテルのCPUのようなチップへと進化を遂げた計算機の頭脳部分に関わるビジネスマンとしてシャープを率いた佐々木正という人について書かれている。

その行動力の素早さと人間関係の豊富さが、日本人離れした人脈をこの人に与えたということや、計算機の進化をどんどん先読みしていくその大胆さ、そして一点突破の力が評価されている。

その結果、アメリカの先端技術部門のエンジニアやビジネスマンにすぐ話が通じるし、スティーブ・ジョブズも資金を提供してくれと言ってきたというようなことが書かれているが、本の表紙に書いてあるような「ジョブズが憧れた」というのは言い過ぎだろうと思う。

この本を読むと、日本の技術はアメリカなどで発明されたものを小さく、使いやすくするものであって、決して新しい発明する(独創的なものを発明する)能力ではないとよく言われるが、その通りだという感想を抱いてしまう。

たいしたこともない内容でちょっとがっかりした。

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『哲学する子どもたち』

2017年02月08日 | 評論
中島さおり『哲学する子どもたち』(河出書房新社、2016年)

実際にパリ近郊でフランス人との間にできた子ども二人を育てた経験をもとにして、小学校から高校卒業(バカロレア受験)までのフランスの学校教育の姿を書いた本。

いちおう小学校からバカロレア受験まで順番に書かれているが、最初だけは総論的に、フランスの中等教育でいかに哲学が重視されているかを具体的に説明しているので、そのあたりからこのタイトルができたのだと思う。

すでに私の知っていることも多く書かれていたが、さすがに実際に子どもをフランスで育て、しかも自分もフランスの大学に留学してフランス文学を学んだ経験がある人なので、そうした知見も織り交ぜて、私が知らなかったこともたくさん書かれている。

バカロレアという高卒資格にして大学入学資格を認定するための国家試験を最終目標にして中学から高校の教育が作られているという話がここでも強調されているが、この著者も書いているように、試験のための勉強というと日本では小手先の勉強という意味になってしまうが、バカロレアがどんな学力を求めているか―つまり自分の頭で考えて、相手に自分の考えが伝わるように、論理的に思考を組み立てて表現するという学力―を考えるならば、決して小手先の勉強のようなものではないことが分かる。

こういう思考方法、論述方法の確立がすべての教科で求められるので、すべてのセクションに課される哲学という科目だけでなく、他の科目でもそうした方法を用いた論述試験になっていること、それとこの本ではあまり強調されていなかったが、同じことを口頭試験で発表することが最終目標だとすれば、それは自立した個人を形成するという国家の教育目的にかなったことだと思う。

この点で日本の教育はまったく的外れであるというか、ものを考えないが、言われたことは熱心にやるだけのスキルを持っている、いわば資本の側の要求に沿った人間、というよりもロボットのような労働者の養成に特化されていると言ってもいいだろう。

ただ信じられないようなシステムや教育方法が当たり前のように行われている部分もあり、この著者も書いているように大枠でのフランスの教育システムに日本の算数の教育方法のようないいところを折衷したら本当にいい教育システムができるのになと思う。

彼我の違いを知るだけでも日本の教育を相対化してみるにはいいことではないかと思う。

中学校で成績会議なるものがあり、そこに各クラスの生徒代表が出てきて、あれこれ口を挟むという、日本では信じられないようなシステムについては、こちらでも触れている。こちら

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母親が手首を骨折

2017年02月04日 | 日々の雑感
母親が手首を骨折

1月中旬に母親が帯状疱疹になって一週間ほど入院した。これ自体は手術するわけでもなく、ただ薬を飲んでいればいいだけのことなので、何も心配していなかった。退院して、薬の服用だけになったと連絡があった。

それから大寒波が来て、テレビでもよく報道していたが、鳥取県の米子自動車道や国道で車が何台も立ち往生しているという事態になるほどの大雪が降った。米子市内も50cmの積雪だったという。1月24日付で書いたように、退院後の様子を見に米子に行く予定だったが、この大雪で取りやめた。

その週の週末に弟から電話があって、おふくろが凍ったところで転んで左手首を骨折したという。すぐには行けなかったので、弟にまかせていたのだが、土曜日に行った病院では整形外科なのにどうにもできないと言われたため、月曜日に別の病院に行って手術ということになったという。

なんでもその日は同じように転んで手首を骨折したとか、腰を骨折したとか、足を骨折したという人がたくさんいて、医者もどうしてこんな日に外出するんですか、こんな日には家にいなさいと叱っていたというほどの大変さだったらしい。

利き手の右手ではなくて左手だったことや、それ以外の足や腰にはなんの異常もなかったことは幸いだった。これから頻繁に行くことになりそう。トホホ。


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