ともに印象派と言われる作曲家ドビュッシーと画家ルノワールとモネ。
この人たちは多くの優れた作品を残しているのだが、私がとりわけ好きなのが、ともに光のきらめき、光線のゆらめき、光と影の移ろいを描いた作品だ。
ドビュッシーは「アラベスク第1番」
CANACANAさんというピアニストのユーチューブ。下のルノワールとモネの絵を見ながら聞いてみてほしい。
ルノワールとモネは「ラ・グルヌイエール」(二人して出かけたセーヌ河畔の水泳場を描いたもの)
モネ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/f0/29ed9fc85350d26d0de283cd70038db3.jpg)
ルノワール
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/d3/4c4e3f0d62ad366bc996a43690239372.jpg)
ドビュッシーは決してルノワールとモネのこの絵に触発されて「アラベスク」を作曲したわけではない。むしろ「アラベスク」というのはイスラム風装飾のことなので、まったく違うのだが、私にはルノワールとモネが描いた水面のゆらゆらする様子を音楽にしたように聞こえる。
三人の作品は、これだけあれば、他の作品はなくてもいいというくらいに、素晴らしいの一言しか出てこないような作品だ。