読書な日々

読書をはじめとする日々の雑感

「ファンタスティック」

2017年12月27日 | 韓国文学

韓国ドラマ「ファンタスティック」

ほぼ毎日韓国ドラマを観ているのだが、韓国では週一で放送されたものが、日本では平日毎日放送される。それでテンポがすごくよくなる。もちろん毎回いい所で終わるので、翌日が楽しみになる。そしてなによりも韓国ドラマの質が高い。

数年前に韓国ドラマを観はじめた頃は、時代劇ばかりだった。韓国の時代劇はほぼ血で血を洗う権力争い。だんだんとイヤになってくる。

そのうち適当に現代ものを観ていると面白いものに出会う。現代ものでも当初はドロドロの愛憎劇を観ていたのだが、これもだんだんと嫌になってきた。しかしいくつも観ているとすごく上質のドラマが見れる。『天上の花園』だとか『スキャンダル』だとか。とくに政治などを扱った社会派のドラマが面白い。

今回観た『ファンタスティック』は一見すると、高校生の頃から互いに惹かれ合っていたが、ちょっとしたことから互いに嫌われていると思い込み、上手く行っていなかった役者と脚本家の恋を扱っているだけのように思えるのだが、じつはガンをどう生きるかいう実に現代的な問題を丁寧に扱っているドラマだ。

脚本家のイ・ソニは脚本家として油の乗っている頃に肺がんだと診断される。それを隠して仕事をしている。彼女の主治医もじつは同じ病気であることが分かり、二人は支え合って闘病する。

その頃に、かつて好きだったが、あることで行き違いになった役者のリュウ・ヘオンが自分の作品の主演となる。大根役者と酷い言葉を投げつけながらも、互いに惹かれてついには本心を告白するが、その頃にはソニの病状もかなり悪くなっている。

ソニは病気のことで結婚をためらうが、ヘオンが押し切って二人は結婚し、一緒に暮らす。その頃、主治医のホン・ジュンギが先に亡くなる。

ガン患者となってからどんな風に生きていくのか、希望をどんな風に持ったらいいのか、恋愛を諦めないためにどうしたらいいのか、などなど、ガンの罹患率はどんどん上昇しているが、ガン=死(少なくともアメリカなどでは減っている)とはかぎらなくなっている状況の中で生き方、死に方を模索する、新しいドラマだと思う。丁寧な描き方に好感が持てる。

主演のイ・ソニを演じているのは、かつて「商道(サンド)」で主役を愛する女性を演じたり、『家族なのにどうして』で気の強い長女役を演じたキム・ヒョンジュで、心の微妙な変化を上手に演じていた。


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親子の付き合い方

2017年12月16日 | 日々の雑感

親子の付き合い方

この金・土曜日に一泊だけだったが、実家に行ってきた。べつに大した用事はないのだが、今年は毎月母親の様子を見に行くと決めていたので、とりあえず行ってきたわけ。

しかし朝大阪を出発する前に、「2時から3時の間に着くよ」とわざわざ電話しておいたのに、着いたら、留守。自転車がなかったので、たぶん買い物に行ったのだろうと思い、近所に喫茶店もないので、あたりをウロウロ散歩する。30分程度してもう一度玄関先まで行ってみたら、ちょうど帰宅したばかりだったようす。

散歩しているうちに腹立ちも収まっていたので、腹立ちを直接ぶつけることはしなかったが、万事こんな調子だ。夏には晩御飯は買い物して行くから何も買わなくていいよと行っているのに、私がうなぎの蒲焼を買って行ったら、案の定母親も同じものを買ってきていた。おかげで2日連続で美味しい蒲焼きが食べれたと思えば、腹も立たないかもしれないが、トホホである。

家のコンセントというコンセントは使い終わったらすぐに抜く。だから朝食パンを焼いたつもりで、数分後に行ってみたら、冷たいままだったとか、洗面所でひげ剃りしたりいろいろしようと思っていたので、洗面所の電気をつけっぱなしにしていたら、ちょっとその場を離れたすきに消してあったとか・・・もう壁を脚で蹴って腹立ちを収めるようなことばかり。

何十年も一緒に暮らしていないのだから、生活習慣がまったく違うのは当たり前、その意味では他人と一緒なのだが、親だと思うから腹が立つのだろう。今回のことで、私もこれくらいの年令になったら、息子や娘との親子の付き合い方を考えておかないといけないなと思う。

こればかりは千差万別で、それぞれの好みが違うのだから、自分の好みや生活習慣を前提にするしかない。例えば、息子の家族と一緒に住みたい人もいれば、一人で暮らすのがいいという人もいるだろうし、なにかれとなく金を与える親もいれば、そうでない親もいるだろうし、親子で一緒にウォーキングでもするのが好きな人もいれば、息子と同じ趣味なんかいやだという人もいるだろう。

私は一人で好きなように暮らしたいな。


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恩智川ウォーキング

2017年12月01日 | 日々の雑感

恩智川ウォーキング



恩智川の側道を一応全線歩いてききた。

8時40分に家を出て、柏原駅に着いたのが9時50分。地図で見ると、恩智川の最初はよく分からないので、まずは駅前を流れている長瀬川沿いに歩く。この川は鯉がたくさん泳いでいるきれいな川だ。とにかく川に沿って歩くと、近鉄の恩智駅につく。

ここで右折すると恩智川沿いに出る。ここから恩智川ウォーキングの始まり。一応一級河川ということらしいが、ほとんどまっすぐ。ということはたぶん人工的に作られた川なんだと思う。ウィキペディアで調べたら、はるか昔からこの位置にあった川だという。40年ほど前に護岸工事をしたらしいから、その時にまっすぐにしたのだろうね。

そんなことを考えながら、とにかく歩く。両側とも車が通れる道になっているが、あまり車は来ない。ということは店もない。それで困るのがトイレ。歩きはじめは頻繁にトイレに行きたくなる私。恩智川沿いにあるのは、八尾市立上の島中学校の対岸あたりにあるセブンイレブン。これには助かりました。

この辺りで11時過ぎだったので、お腹も空いてきたし、歩きながらおにぎりを食べる。とくに珍しいものはほとんど何もないところ。公園もない。だから歩きながら食べるしかない。約2時間で近鉄奈良線の東花園駅に着く。

ここでは恩智川が右に蛇行してその先でまた北上するが、側道を行くことはできないので、駅を横切ることになる。ここには近商というスーパーもあるし、いろんな店があるので、昼ごはんにはいいが、食べ過ぎると、歩くのがいやになるから注意。

駅前からドリーム21という花園中央公園まで行って、そこで恩智川に再び合流する。さらに行った加納公園というところにもトイレがある。昼過ぎでポカポカ天気だったので、ここで少し休憩したが、一人だと、ゆっくりできないのが残念。

そしてさらに歩くと左に蛇行する。この辺りから、川の両側が2メートルか3メートルもあるコンクリートの壁に覆われていて、川はまったく見えない。しばらく行くと、JRの住道駅に着く。この駅前で恩智川が寝屋川と合流している。つまり恩智川はここまでなのだ。

そういうわけで、ここまで歩いて終わりにした。地図の上では寝屋川沿いに行けば京橋まで行けそうだが、帰りに電車から見たところ、ずっと同じようなコンクリート壁が立っており、それに車も通る道なので、とても歩いて楽しいところではなさそうだ。

歩いた距離は15Kmくらい。住道駅についたのが、1時20分位だったので、3時間30分の行程だった。


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