「何もしてもらえず」一家4人感染 大阪1.4万人が自宅療養・待機
吉村・大阪府によるコロナ対策が日本一悪いという最新の評価が発表された。じつに冷静で科学的な評価である。
これは4月29日
『毎日新聞』Web版の記事の見出し。
あちこちで報道され始めた大阪医療崩壊の現実
週刊文春の記事はこちら
「自宅で死を待つだけ」大阪で始まった“最終的な医療崩壊”(『女性自身』web版5月2日)
大阪 1万3千人超が自宅療養…1週間経ってもホテルにも入れず「急変して死ぬかも…」不安募る
お隣の神戸ではこんな恐ろしい事態を隠していた
高齢者施設で100人超感染、10人以上死亡…市は公表せず
その背後には大阪維新の会の無策(いや人命軽視政策)を応援している大阪芸人たちがいることを示唆したマンガが
こちら
大阪の死者数がいかにひどい状況なのかが、よくわからない人もいるかと思うが、それこそ恐ろしい状況になっているインド以上の悲惨な死者数であることが、人口比で表したら理解できる。
「大阪の100万人あたりの新規死亡者数がインドを上回る」AERAdot.
「大阪府100万人あたりのコロナ死者数「インド超え」の衝撃!」
これが維新=吉村や松井がやってきたコロナ対策の失敗の結果にほかならないことを、大阪府民や大阪市民はしっかり見ておく必要がある。第三波のあとに重症用のベッドをもう必要ないと減らしたのがそのいい例だ。
吉村が国からの補助金ほしさにコロナの真っ最中に重症急性期病床を大幅に(123床も)減らしていたことについては
こちら
LITERAXのこちらの記事も参考に
だいたい第一波、第二波で終わるわけがないことぐらい、世界の状況を見ていたら予想がつくはずだ。とうぜん第三波が終わった時点で、為政者として気を緩めるのではなく、まだまだ大きな波が来るのに備えて、病床の拡充や検査体制や療養体制の充実をおこなっておくべきだったのだ。
これは決して結果論なんかではない。ワクチンの接種はまったく進んでいないし、PCR検査だってわずかしかやっていないから、だれが感染者かわからない状況がいまだに続いているのだから、ちょっと気を緩めたら(って庶民のことではなくて、為政者のことだ)、あっという間に感染が再拡大することは、これまで第一波・第二波で経験してきたことだろう。第四波はとうぜん予想されたことだ。だから結果論ではないと言うのだ。
大阪府民の声を代弁して、吉村知事を痛烈に批判した明石市長の記事はこちら
これは本人が撤回・謝罪したので削除する。
この記事についてはこちら
日本のコロナの状況を「さざなみ」程度と称し、オリンピック中止を要求する人々をあざ笑ってあちこちから批判されたばかりの高橋洋一なる、内閣官房参与(つまり総理にアドバイスする立場にある人物)が、上のような惨状を呈している(今日の報道によれば、最近の自宅死者は17人にもなっているというのに)、「コロナ対策は「大阪モデル」が政府よりも東京よりも断トツで優れている」だと?吉村が「大阪モデル」ということをよく言っていた頃の昔の記事なのかと思ったら、5月11日という日付になっている、最新の記事!バカも休み休み言えというのはこのことだ。こんな奴を内閣官房参与にしているスカスカ首相にコロナ対策はまかせておけない。いますぐこいつと一緒に辞めてくれ。
最近は学校内でのクラスターがあちこちで起きている。学校という密集した場所に長時間生活している子どもたちに感染が広がれば、とうぜん彼らが無症状でも家に帰って親や祖父母に感染させることになり、それは重症化を引き起こす。
いまのうちに大規模なPCR検査を定期的にやって、感染者を療養させる体制を作らないと、大阪はたいへんなことになる。ワクチン接種がまったく進んでいないし、とてもこれから劇的に進むようにも思えない(スカスカ首相や河野担当大臣じゃ無理でしょう…ブルームバーグの記事によれば全国民の75%に接種完了するのは3年以上も先のことになるらしい)ことを考えれば、それが府民を守る唯一の方法だ。
これはブルームバーグだけではなく、アメリカのCNNはこの調子だと日本でワクチン接種が完了するのは10年後だとアメリカで放送した。
「日本のワクチン接種率は1%以下
👉高齢者で1回接種を受けたのは0.1%
👉 医療従事者で2回とも接種が済んだのは17%
公衆衛生の専門家は、現在のペースでは国民にワクチンを接種するのに10年かかると言っています…オリンピックまであと3ヶ月です。」
そのワクチンだが、すでに紹介したブルームバーグによる報道で5320万回分のワクチンがすでに日本に来ている(あるいは近日中には到着する)が、有効期限は半年間で、早くに到着した分は8月までが期限らしい。おいおい、オリンピック絶対開催などというバカを言っているだけでなく、本当にワクチンの有効期限が切れて大量に廃棄処分にしなければならないなんてことにはするなよ。
新型コロナワクチンの有効期限についてはこちら
どうやら現実味が出てきたというぼうごなつこさんのマンガは
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私も高齢者になるのでワクチン接種のお知らせが堺市から来たが、ある病院(かかりつけの病院)から連絡が来て、4月30日時点で、まったくワクチンは届いていないし、どれくらいの数のワクチンがいつ到着するのかもまったく不明な状況なので、5月19日からの予約は受け付けないと知らせてきた。堺市内の病院でこんな状況とは。とてもじゃないが、オリンピックなんかできる状況ではないでしょう。
スカスカ首相ではワクチン接種を推進することは無理筋のようだ。
こちらの記事を読むと絶望的になる
ワクチン接種が遅々として進まない理由の一つに厚労省がワクチン輸送のやり方や保存の方法で右往左往していることも関係しているのかもしれない。
世田谷区長の次の記事を参照のこと
日本に住んでいるアメリカ人たちのあいだでは、日本にいてはワクチン接種がいつになるのかまったくわからないので、「検疫」期間を見積もっても一度アメリカに帰ってワクチン接種したほうが早いと帰国を考えている人たちが増えているようだ。
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アメリカでは旅行者でも無料でワクチン接種をし始めたりしているから、アメリカに行ってワクチン摂取してくる人が増えるのではないだろうか。
実際に日本人の中にもそんな人が