『証明』
たぶん、20年位前のテレビの再放送だと思うのだが、テレビ大阪で風間杜夫と原田美枝子のドラマを見た。風間杜夫は売れない小説家というか小説家をめざして脱サラしたのだが、全然作品を採用してもらえない。妻の原田美枝子が出版社で働いて生活を支えている。美人の原田美枝子は仕事がら多くの男と会うことがあり、それを嫉妬する風間杜夫は彼女の手帳を見て、だれとどこで会ったのかとシツコク問い質すような男。原田はそういう風間を理解し、ときには暴力をふるわれながらも、けなげに支えている。しかし、ちょっとした嘘を夫に言ったことからそれを取り繕うために仏文学者の平井(内藤剛)とできてしまう。風間は最後の頼みの綱と思っていた作品が不採用になり、完全に精神的に切れてしまい、最後には睡眠薬自殺してしまう。妻の原田も心の支えとなっていた平井が女性作家と結婚するという噂を聞いて、呆然としてしまう、というような話なのだが、さえない、ダメな作家志望の風間杜夫がなんだか自分とダブってきてしまって、やりきれない気持ちになった。
たぶん、20年位前のテレビの再放送だと思うのだが、テレビ大阪で風間杜夫と原田美枝子のドラマを見た。風間杜夫は売れない小説家というか小説家をめざして脱サラしたのだが、全然作品を採用してもらえない。妻の原田美枝子が出版社で働いて生活を支えている。美人の原田美枝子は仕事がら多くの男と会うことがあり、それを嫉妬する風間杜夫は彼女の手帳を見て、だれとどこで会ったのかとシツコク問い質すような男。原田はそういう風間を理解し、ときには暴力をふるわれながらも、けなげに支えている。しかし、ちょっとした嘘を夫に言ったことからそれを取り繕うために仏文学者の平井(内藤剛)とできてしまう。風間は最後の頼みの綱と思っていた作品が不採用になり、完全に精神的に切れてしまい、最後には睡眠薬自殺してしまう。妻の原田も心の支えとなっていた平井が女性作家と結婚するという噂を聞いて、呆然としてしまう、というような話なのだが、さえない、ダメな作家志望の風間杜夫がなんだか自分とダブってきてしまって、やりきれない気持ちになった。