仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

心理的距離・物理的距離

2013年03月30日 | 日記
新しく購入した軽自動は、ボックスカーなので座高が高い。坊守(妻)から普通の軽自動車を薦められたが、ボックスカーは、座高が高く“目線が”高いので、その点を意識して選びました。

昨日、築地からの帰り、ふと“この目線の高さを喜ぶのは現代人の特徴かもしれない”と思いました。多くの人が、ワンボックスカーを選び、実際に売れているのは、用途の多様性もあるが、この目線の高さを選んでいるのではないかとことです。

「相手を見上げる」「見下ろす」、それは精神状態の優位性も伴います。自分が優位に立っていることを好む現代人の特徴かもしれません。
9世紀末から20世紀初頭にかけての心理学草創期活躍されたグランヴィル・スタンレー・ホール( 1844年2月1日 - 1924年4月 24日)に、次の様な研究があるそうです。


心理的と物理的の2つの距離の関係です。相手に近づくほど人間関係が増し、相手から離れるほど人間関係は薄くなります


●密接距離 0~45センチ親密な関係。皮膚接触によるコミュニケーション。

●固体距離 45~120センチ個人的に親しい人と路上での立ち話ができる程度。相手をつかまえたり、目配せでコミュニケーションをとることができる。

●社会距離 120~360センチビジネス上の間合いで互いに隔絶されている。相手の細かい表情を確認することは難しい。

●公衆距離 360~750センチ以上個人を意識させず、一方的なコミュニケーションになる。身振り手振りを入れないと、話しが伝わらないこともある。

そして現代は目線の高さです。
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