仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

言葉を失うと未来を思考することを失う

2013年03月24日 | 日記
七回忌のご法事、6年前に60歳で若年性アルツハイマーを患って亡くなった方でした。50歳で発病、老人性アルツハイマー型認知症も若年性アルツハイマー型認知症も、脳に異常が起きて認知症が進行していくのには変わりありませんが、若い人は、脳の萎縮スピードも高齢者に比べると速く進むといわれています。

発病して医師から「若年性認知症には死への恐れはありません」言われ、その通り妻と娘の前で逝ったが、死への不安や恐れはなかったといわれます。

私は会話をしながら、先日、このブログに書いた「人間が未来を考えことができるのは、おそらくそれは言語能力を獲得して得た機能であり、脳卒中などで失語症になると、最初に「未来時制」(日本語にはないが英語のウイルと使う語法)が話せなくなる。」ということを思い出して「未来は言葉によって概念化されるので、言葉を失うと未来を思うということがなくなるといわれている」と言うと、「全くその通りでした」いわれました。

言葉を失うと未来を考えることを失う。では言葉が不自由な人はどうなっているのか。これは疑問がのこります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする