仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

科学的真理と仏教

2013年03月10日 | 仏教とは?
フリッチョフ・カプラ(1939生)は、オーストラリア生まれの物理学者で、鈴木大拙らに強く影響を受けて、70年代のニューサイエンスブームの代表的な人物となった方です。現代物理学と東洋思想との相同性、相補性を指摘した1975年の『タオ自然学』が世界的なベストセラーとなりました。

80年代の何時であったか、私が銀座から歩いていて有楽町のそうごデパート(現在ビックカメラ)の横を通ると、その建物の中にある読売ホール入口に「フリッチョフ・カプラ講演会」とあります。

当時、カプラ氏のことは知っていたので、講演会に潜り込みました。著名な方の講演会なので、受付も結構式場のような仰々しいもので、聴衆は来賓と思われし人たちでした。

壇上に登場したカプラ氏は若々しいジーパンに毛の生えたようなスタイルで、講演されました。

 そのカプラ氏が語ります。『すべての形あるものを構成している最小の単位である素粒子の世界には、二つの基本原則がある。その一つは「常に変化しているという流動性」。「いくつかの関わりにおいて一つの単位を形成しているという相互依存のあり方」。この二大原理は、釈尊の説かれた無常(存在するものものは常に変化する)と縁起(すべての存在は相互依存によって成り立っている)の教えと一致する。これは驚くべきことだ』(大概)。すべてのものが相互依存によって成り立っている。素粒子から動物まで…。

昨日の続きです。科学が発達していくと仏教が明らかになる。宜(むべ)なるかなと思ったことです。
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