仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

音に会いたい

2013年03月16日 | 日記
6日ぶりに朝の定期コースをウオーキング、お彼岸を前にして、もう5時半だと、東の空が明るくなっていて、一週間前との違いに感嘆しましました。

NHKラジオ放送「音に会いたい」を聴きながら、ちょうど一週間前に聴いた同番組のことを思い出しました。

それは郵便配達人が押すベル音が主題でした。

母子家庭で苦労して育てた息子が、高校三年になったある日、大学へ行きたいと言い出した。高校を卒業したら働いてくれ、家庭が楽になると思っていた母親は、息子のその言葉に戸惑います。しかし日曜日も働くことを決意して、大学行きを承諾する。

ところが大学受験は2度失敗、息子は新聞配達などをしながら、3度目の挑戦。合格発表の日、息子は「今日郵便で結果発表が届く。もし合格していれば、封筒は書類が入っているので厚い封書で来るから」と言い残してバイトへ行く。母親は、気がきではない。昼頃、遠くから郵便配達人のバイクの音が響いてくる。そして家の前にバイクが止められチャイムが押される。「ピンポン」、母親はその甲高いチャイムの音に動揺する。

そのチャイムの音が「音に会いたい」の主題でした。

ウオーキング中に思われたことは、音のまつわる物語があるということです。私がいま、南無阿弥陀仏と称える。その南無阿弥陀仏の音にまつわる物語が説かれているのが浄土経典です。その物語を思いながらのウオーキングでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする