二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

カワセミのいう事にゃ

2012-05-09 20:34:03 | 徒然に想う
四月の下旬を過ぎる頃から、カワセミの川は少しずつ賑やかになってくる。朝も早くから、よくもまぁと思うのだが、釣り糸を垂れる人たちが増えるからだ。

釣りかぁ。釣りは実際食べるかは別として、食料調達、大げさだけど、生きることにつながる。一方、散歩は? 何か目的があるわけじゃない。つまり、「生きること」など一切つながらない。他の動物なら、こんなエネルギーの無駄使いはしない。全く、酔狂以外、何ものでもない。

遍路に出る、出れる、なんと幸せなことか。そんな酔狂なことを朝から夕方まで好きなだけ続けられるんだから。出発まであと一週間。期待が膨らむ一方、チロチロと不安や緊張感。

今朝も何人もの釣り人。でも、どうも動きが鈍い。もちろん、土手から、どれだけ釣果が上がっているか推し量る術はない。向こう岸に渡ってみるかと思ってたら、カワセミが一羽、ッピィ-と一声、飛んでった。

《カワセミよ 若鮎跳ねたか 魚籠の中》

…教えては、くれなかった。





今日の一枚:コース途中、薔薇の生け垣が数ヶ所ある。その中で家に一番近い所。五時半頃。