二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

格闘

2014-10-31 09:02:23 | 徒然に想う

一つの物を収穫するのに、一時間かかってしまいました。昨日のことです、三本のゴボウを掘り上げるのに費やした時間です。28日は意外に簡単に掘り出しました。かえって、遺跡の発掘みたいで、楽しかった。帰ってケンチン汁にして、さらに楽しめたのです。今回は、ちょっと工夫をし種蒔きをしたので、もっと簡単に掘り出せると高をくくっていました。それがこれです、格闘としか言いようがありませんでした。

ゴボウは収穫が大変。それはもちろん地中深く根を伸ばすからです。ですから、露地に直接蒔くと大変なことになるのは明白なこと。28日のは露地に蒔いたもの、二股、三股に分かれ売っているようなすらりと長いものではありませんが、すんなりできた。これで、今日掘り出すのは工夫をしたんだからと、もった簡単だと考えてしまった。どんな工夫? ゴボウは地中深く伸びていくんだから、地面をかさ上げすれば、地中に入り込む度合いが減る、掘り込む深さも浅くて済む。という発想です。

ビニールの堆肥袋を用意、そこに土を入れ地面に置きます。そこに種を蒔くことにしたんです。これで約4、50センチの嵩上げが出来ます。この分掘らないで済みます。ただ、このままでは、根が伸びていったら、過度に水分が保持されるだろうし、途中で成長が抑制されてしまいます。で、地面と袋の接した底を切り外します。これで自由に根を伸ばす事が出来ます。ちなみに、二十日大根と相性がいいらしいとのことで、合わせてタネを蒔いたのが、梅雨前でした。

三本のうち、二本は期待通りに直ぐに掘り出し完了、楽勝。しかし、残りの一本が大変でした。やけにすらっとしているんです、掘れども掘れども太さが変わらない。それはそれで嬉しいのですが、だんだん額に汗がにじんできました。掘るエリアが周りだけだったのを、20センチほど体が入るように広げました。それでも太さは変わらず…、意外さで焦りが、汗が。さらに、穴を広げ、体が30センチほど入るようにしました。土がガチガチ、汗が噴き出します。やっと、途中で折れないで、すっと抜けた時には、それはそれは嬉しかった。まさに「獲ったどぉ」と雄たけびを上げたくなる気分。時計を見たら一時間。長さがシャベルの長さに近い、素直に伸びてくれたものです。美味しく食べるからねと、記念撮影をしたのでした。

 

 

今日の一枚:28日のものと比べ、どれもがまっすぐになっている。露地に直接ではなく、この工夫は正解。12時半過ぎ、畑にて。

追加の写真1:掘り出し始めたころ。真ん中のが手こずってしまったもの。

追加の写真2:掘り上げた時、長さに感動。