君と僕。２ 第4話「ゆげのなかに」 感想

これは正直、よく分かる。





いや～本当に素晴らしいお話でした。やっぱり、このアニメってリアルな部分も強いと思う。
っていうか前期やってた男子の日常アニメよりもリアルって感じる。
それはきっと・・・感情の拾い方が細かいからなのかな。

正直、上と下なら上の方が良いっていうのは死ぬほどよく分かりますね。
男の子ってどう考えても上の方が好きに決まってるし
加えて個人的に凄く共感したのが、ジャンケンで一回負けたのに三回勝負を要求する部分ね（笑）。
あんなのは子供の時は日常茶飯事でしたからね。自分だけではなく
他の男子もしょっちゅう「やっぱ三回勝負」って言ってたし
三回っていうのがキリが良い共通認識でもあるのか、そう言われると相手も結構簡単に了承してくれんだよね。
で、その結果やっぱり負けちゃうところなんかもよく分かるなあ・・・
なんか今回一番共感が多かったかもしれない（笑）。
それを考えると、やっぱり男子の日常ものもやる意義は絶対にあるし
男子の自分からしてみても共感出来る部分は往々にしてあるし・・・やっぱり、「君と僕。」は面白い。
今声高に叫びたい感じです。それ程2期になって改めて観ていてこの物語の楽しさを満喫出来てる感覚です。


またねえ、自分は兄ではなく姉だったんですが、どう考えても自分のが悪いし
自分のがいけない事してるって分かってても、本当に正しいのがどっちなのか理解してても
ああいう風に逆らいたくなっちゃうのもまた日常茶飯事なんですよね（笑）。
なんかもう今週の祐希は半分自分を観てるみたいだった。
半分っていうのは自分イケメンじゃないからだけど、
でもいじけちゃう気持ちも、肉親が自分より良く出来た性格だったりすると反発したくなる気持ちも
一旦反抗すると収まりがつかなくなるあの空気も、最後に反省して
結局は謝りたくなるあの感情も・・・
今週はそんな懐かしい気持ちだったり、人間の感情のリアルな部分がとことん浮き彫りになってて
本当に観ていてその描写の細かさに感心してしまうような、個人的にはそれほどの出来だと感じました。
最後に昔の記憶を思い出して密かに許す場面もいい結末だったと思うし。

何よりも感心したのは、さり気にお皿の件をうやむやにしなかった事ですね。
これは非常にこの話の高評価に貢献してくれました。
今更だけど、きちんと謝る。
それについて有言実行して付き合ってくれる弟の優しさもまた、兄弟の絆を感じさせてくれて・・・
水面下で仲直りするのかなって思ってたら、最後にきちんと言葉を交わすし
今週は観ていて一切の不満がない所か、良い点ばっかが目に付きました。
1期の要のメガネを付けるのが恥ずかしいお話だったり
たまに極端に少年的に共感出来るお話があるからこのアニメは侮れない！このお話は普遍性高いと思います。

それと普段は二人ともツッコミ要因だったりギャグ要因だったり
割とおちゃらけた部分がクローズアップされてるからこそ
たまに入るこういうシリアスなお話にグッと来ちゃうっていうのもあるかな。
これで兄弟の見分けが付かない人も、結構分かってくれるんじゃないかなーって期待してたり。
二人の輪郭がはっきりと浮き彫りになった、そんな親切なエピソードでもありましたね。
珍しくケンカする場面も観れたりと貴重なお話でもあって楽しかったです！





その他にも「共犯者」って言葉のチョイスの素晴らしさだったり、
父親のさりげない優しさだったり、我慢の兄と劣等感の弟の対比が秀逸だったり
なんかもう個人的には賞賛ポイントがやたら目に付くお話でしたね。
元少年の自分でも、
普通に「分かるわあ」って描写や心情の表現も多いと思うので
やっぱり男子にも観て欲しいなあ、って再び思ってしまった、共感の多いワンエピソードでした。

這いよれ！ニャル子さん 第3話「八坂真尋は静かに暮らしたい」 感想

ニャル子の身体は真尋のもの、クー子の身体はニャル子のもの。





いやあ3話目にしても一向に衰えないテンションに拍手です。
この質の良いラブコメっぷりは観ていて気持ち良いのと同時に、ギャグも普通に笑えるので
色々な意味でお得感満載で素晴らしいです。今期でも随一の完成度を誇るアニメじゃないでしょうか。

さて、今週はクー子の熱烈なアタックが目立った回でしたね。
とんでもない百合っ子だった訳ですが、苗字まで借りて家に住む事になって
しかも事件が解決しても一向に出て行かないっていう
これじゃ静かになんて暮らせねえよ、っていうね（笑）。ただ単に百合推しならば凡庸ではあるんですけど
クー子の場合は、保健室のシーンでちょっとニャル子をデレさせてますからね。赤い表情で。
それを考慮すると、意外とデレさせる威力もあるって事で
何気に凄い良キャラなんじゃないでしょうか。
確かにあそこまでプッシュされると
頭の中からこびりついて離れやしないよ！っていう。ニャル子も可愛いけどクー子も相応に可愛いッスね。

何より、百合モードを挿入する事によってニャル子のアプローチ一辺倒になる事を避けられるというか
一本調子にならない節は確実にあって、その点でも非常に便利なキャラだとは言える。
普段は言う事聞かないニャル子さんがタジタジになってたり
ギャップって観点でも楽しめるのは秀逸だと思います。
しかし、ニャル子さんはスレンダー系でクー子は貧乳系ってさり気にスレンダー向けのアニメなのかね（笑）。

真尋はフォーク云々の件で割と酷いって意見もあるようですけど
基本ギャグアニメですし
明らかに悪いのはニャル子さんの方だからなあ（笑）。
過激な正当防衛って考えれば別にそんな気にするほどの事でもないような。
それよりも、彼は男ツンデレっていうか、普段は完全にツンツンモードなのに
時折ちょっとしたデレ顔を垣間見せる
そのデレの分量こそニャル子みたいな乙女をキュンとさせる一材料なのかもしれません。
実際そういう表情の時ってちょっと面白いし（笑）。男の方がツンデレってこの手の作品じゃ珍しいですよね。
シャンタッ君にデレデレモードの真尋はちょっと可愛かったんじゃないかと思います。
確かに、シャンタッ君は普通にマスコットとして可愛かったもんなあ。


本題ですが、ニャル子さんとニャル夫の件について。
兄、妹間の確執って話でもあった訳ですが・・・これ完全に兄が嫉妬してるだけだよな（笑）。
人生狂わされたって、完全に逆恨みのやけっぱちじゃねーか。
個人的には、
幼さゆえの無邪気な傷付けとかあったの？って観ながら予想してただけに
そのへタレっぷりとしょうもなさには驚きつつも、最後までスルーキャラを押し通した
その構成って言うか展開もまた見事だったとは感じました。
ちょっとでも取り上げたら
その時点で中途半端になりますもんね。可哀相だけど、彼の扱い方はあれが一番オイシイんだと思う（笑）。
最後の足の爪の部分を轢かれただけでぶっ飛ぶのとか完全にへタレの証ですよね。
でも、ある意味こういう作品には鉄板のキャラでもあるので
その意味でも安定して楽しめた回だったかな、とは思いますね。

最後に、今週もニャル子さんの可愛さについて語りましょうか（笑）。
妹キャラとか姉キャラとか、キャラ設定の部分でも十分面白かったんですけど
その後の「撫でていいですよ？」って服を脱ぎだす場面とか、
保健室でのこれまた服を脱ぎ捨てて既成事実を作ろうとする場面だとか
いちいち気前の良いサービスっぷりが最高
挙句の果てには艶かしいスク水姿も披露、おまけに手料理までも完璧だとか、
あの性格と厄介事を持ち込む性質の悪ささえなければもうこれ本当に男の子の理想だよなあ・・・と
色々想像しながら観てたんですが、一番は完全に自分の身体は真尋のものと言い切ってる事
それってどう考えても観てる分には最高ですよね（笑）。
足りないのは恥じらいだけですが
まあ、そこはクー子との絡みで補完って事で、ある意味理想の美少女キャラっぷりは変わらないですよね。
ニャル子さんを観ていると、あまりに自分の理想の美少女キャラの型と一致する部分が多いので
その点でも観てて驚いてしまう部分は往々にしてありますね。ま、一言で大好きって話です。

ええと、次回は遂に親バレ回・・・って事でいいんだろうか。
早速既成事実を植え込もうとしてるニャル子さんが何とも言えないですね。
まだあんな明るい内から爛れた性生活送ってたらそれこそ最悪の未来しか浮かばないですよね（笑）。
どう避けるのか、それとも普通に受理されてしまうのか。実に楽しみですね。
真尋くんの慌てっぷりがね（笑）。






しかし、ニャル子さんの所謂「ぐぬぬ顔」も面白かった。ああいう顔ってちょっと可愛いよね。
元ネタは「苺ましまろ」だったかな。