超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

パジャマな彼女。 第8話「ズキズキ」+ニセコイ 第22話「オンセン」 感想

2012-04-16 05:50:42 | クロス・マネジ(WJ系)





両方とも引きの威力が凄い!







◆パジャマな彼女

路上のごろつきの描写がリアルすぎて焦りました(汗)。
さすが基本リアリティ重視のラブコメだけなことはありますね。
見てるこっちが震えるほどにイカれた模様と
今すぐボコボコにしてやりたいぐらいのムカムカする態度の応酬、ですが
悪役は悪ければ悪いほどにぶっ潰した後の爽快感が際立ちますから
インパクトって観点でもやりすぎ、ではないかな。
それにしても
本当に悪いクスリやってんじゃねーの?ってくらい最低の顔付きですな。
現実でも酔っ払ってるのかなにか知らないけど
すれ違いざまに暴言吐いて来る奴とかいますからね。厚顔無恥なのか何だかは知らんけど
正直傷付けられるのが嫌な人間は絶対にそういう態度を取らないですから
ぶっちゃけある意味では幸せな方々なんだろうなあ。
なんか人間不信になっちゃいますよね。
爽快感のある展開を望みます。

もう一つ気になったのはまくらの様子ですよね。設定的にも細かく作ってそうで
個人的に思うに、この形態っていうのはある種計佑の為に、彼と日常を過ごす為の設定だとも思うから
計佑絡みでないと力が発揮出来ないのか、彼にしか干渉出来ないって事なのかなあ。
だとしたら、胸に付いたキズもきっと不用意に応援した所為
意図してない行動を取ると
自分にもダメージがって事なんですかね。意外と、設定を探るのもまた面白い作品になりそうです。

でも、確かにまくら本人が覗きに行ってる節はあるとは言え
先輩とあれだけ仲良くされちゃ
ほったらかしにされちゃ
正直痛まないはずもないっていうか。それは計佑だけの所為じゃなくて
まくらもまくらで本音を吐き出す勇気がないって事だから
結局は彼女が本音を吐き出すまでの物語でもあるのかな・・・となんとなく思ったり。
今の彼女は計佑が近くに居てやらないと、守ってあげないと
半ばどうしようもない状態でもある
でも、だからといってずっと一人で居ても怪しまれるだけですもんね。
その辺は本当に難しい、
でもその切なさこそがこの作品の本領でもありますよね。
まくらはちょっと可哀想ですけど、彼女が計佑を心から必要としてる事が分かる
重要なカットの数々でした。う~んやっぱり面白い。評価されて欲しいですね。

そんで、ラストには僕らの雪姫先輩が攫われちゃって・・・!
姫だけに、って感じですけど
ある意味お決まりの展開でもあるんですけど
正直強い人間が一切居ないのでどう解決するかは見ものではありますな。
助けを呼ぶか、それとものび太よろしくボコボコにされるパターンになるのか。
でも相手凶器持ってるし色々と危険な匂いがしますな。
こう書くと不謹慎ですけど、
確かにイラつくと同時に刺激的で気になる展開でもあるんですよね。
その辺の引き方はやっぱりある程度こなれてる印象はあります。
後は、解決の他にも
これで計佑が雪姫にとっての株を上げる可能性も十分に有り得る流れなので
不安って言うよりは実は楽しみの方が大きかったりする、そんなシリーズでもあるかな、と。
今週も計佑くんは思春期真っ只中でしたけど
なるほど確かに言われてみればその動揺っぷりはちょっと可愛くもあるかも?
だからこそ、まくら的にはそこも引っかかりだったんだろうけど。
幸せってやつは色々と難しいですな。

追記:何気にスケットダンスと展開もろ被りしてる(笑)。まあ時には反面教師も必要って事ですな。
「よっしゃパコろーぜ」とかどこぞのエロ漫画かと思ったわ。印象には残りますね。





◆ニセコイ

念願の温泉サービス回、来る!!
今までお色気方面にはちょこちょこ触れつつも大々的ではなかった作品だけに
正直これはめっちゃ嬉しかったです(笑)。いつもの純朴な方向性ではないですけど
少年誌のラブコメって事でこういうのも十分アリですよね。
っていうか、
なきゃおかしいですから。
こういうので救われる人間もいるってことなのさ。
感動だけが全てじゃないと思う。

とは言いつつ、決してサービスだけではなく、というよりもメインは表情だったり
キャラのドギマギっぷりを楽しむのが吉って感じですかね(笑)。
嬉しかったけれど
めっちゃニヤニヤしたけれど
そこまで色気があるか?って言われたらそうでもない
でもこのライトで健全な色気の量こそこの漫画には相応しいんだと思う。
このラブコメはリアル路線ではなくファンタジーですから。でも、みんな良いからだしてるな!
これはもう来週の展開が楽しみ過ぎるっていうか
千棘の様子描くだけで鉄板ですよね(笑)。
たぶん画策してる最中にムフフな展開も有り得るだろうし、
色々な意味でワクワクが止まりませんな!!
この漫画の場合普段は健全で、たまにお色気挿入があるからこそ通常以上にテンションが上がるのかも。
それもまた一つの見せ方ですよね。
取り敢えず、
はっきり言って「これを待ってました!」って大声で叫びたいような回で
センターカラーって勝負所にやるには抜群の回だったんじゃないでしょうかっ。
個人的には大満足しちゃいました。
でも、来週のが楽しみって言うのがまた凄いな。
このエロトラブルをどう切り抜けるのかも相応に注目したいと思います(笑)。
あとはつぐみ関係も色々な意味で楽しみですね!ちょっとバレればいい。


それにしてもこの作品は大コマの使い方が本当に上手い。
インパクトを演出する手法としては手ごろだし
何度も何度もやってるんだけど
何度読んでも驚いて笑ってニヤけてしまうっていうか、そんなシチュだったり
過剰な表情表現で盛り上げるその特徴は個人的にはとても好きで
安定して楽しめる一要因にもなってるかな、と思います。
適度なネタ投下っていうか。
温泉に入ってて、側に裸の女の子がいたら、そりゃ驚くしテンション上がるよねっていう。
そんなニヤニヤシーンを演出するのがやたら上手い作者に拍手です。
天丼的に楽しめるっていうのもあるのかも、です。

ただね、それだけではなく初恋の相手を話す罰ゲームを懸けてやったトランプ勝負
そこで見せた千棘の表情もまた絶品なんですよね。
それは小野寺もそうでしたけど
いかにも漫画的なコミカルさがって微笑ましい気持ちになったし
わざとジョーカー引く一条くんの行動の後に見せた表情も良い具合に複雑さが宿ってて良かった。
あれは嬉しいって言うより自分を犠牲にしてまで・・・?って思いから来た表情だと
そんな風に解釈してるんですけど
嬉しいのか怒ってるのかよく分からない
そんなグレーゾーンの表情を描くのもまた上手いんだなあ、と。
そういう部分にも感心したのと同時に
まあその表情も表情で可愛い事可愛い事。これもまたある意味一条くんならではの優しさ、かな。
微妙にお互いの初恋相手に関して感づき始めた印象もあるだけに
ここからどんどん距離が縮まっていけばいいなあ。
つぐみも最高ですけど、
やっぱり千棘が思いっきりデレる場面も個人的には見てみたいので(笑)。
ベタですけど、コメディの面白さ、展開の丁寧さで工夫して見せられてるのが本当に良い作品です。
そして、遂に来たエロトラブルにも個人的な展望を馳せつつ
最高のオチをありがとうございました、って事で。

ところで、今週の絵柄はちょっと近藤るるるっぽくもありましたね?
10ページあたりの小野寺の安堵の表情とか。
ちょっと親しみが沸いたり。






パジャカノは次週カラーなしか・・・期待してたのにな。
まあ地道にアンケでも出します。





アクエリオンEVOL  第16話「魂の告白」 感想

2012-04-16 03:07:06 | アニメ





サザンカきめえ(笑)。





ああ・・・1期の映像が出たりして相当に懐かしかったです。はい。
なんか普通に感動しちゃったんですけど
これってあるようで中々ないような事ですよね。続編に於ける前作の要素を組み込む度合いっていうのは
本当その作品次第って感じなんですけど、この作品はガッツリと取り込んできてるのが面白くて
如実に前作からの繋がりを肌で感じることの出来る、
正に続編と呼ばれるに相応しい作品になってるんじゃないか、と。
一話の頃から妙な地続き感覚があったように、アクエリオンがアクエリオンのまま帰って来たと言うか
ここまでソックリ再現出来てる作品も中々ないんじゃないの!?って思います。
今は続編って言っても
前期のキャラのが魅力的に思えたり
パワーダウンを強いられてるパターンも常套ですが
不思議とアクエリオンはアクエリオンのままっていうか
それが本当に凄いと思う。
恋愛感情セーブ云々も、あまりに高まり過ぎるとこういう事態になっちゃうからなのね。
色々と納得もあり、そして動揺もあり・・・これならジンくんいなくなっても余裕で盛り上がれそうですね。
また前作と同じくらいの万感のラストを期待するのもあながち尚早ではないんじゃないかなあ。
そんな訳でいよいよ加速する恋愛模様に期待大、ですね!!

で、ゼシカの告白。
一度は好きって絶叫した後に
ラブコメでは日常茶飯事である聞こえなかったネタ、
ここまではパターンでしたが
その後にもうみんなに聞こえるような大声で再び愛の告白なんかしちゃったりして。
でも、ウジウジ悩んでるよりもそっちのが全然ゼシカらしいとは思う。
恐らく彼女とくっ付く事はないんじゃないかって思うけど
それでも、告白した瞬間の、あの赤面顔のゼシカは超が付くほど可愛かったのは間違いないと思う。
そんな彼女のドキドキする感情までもが如実に伝わってくる演出や作画もまた見事!
ここから先のアプローチにもお兄さん期待しちゃうな~とは思います(笑)。

「運命」を越えるっていうのがこの作品の一つのテーマでもあるのかなあ。
自分で勝手にダメにしないで、自分で勝手に決め込まないで、自分が思ったままに
愛情に真っ直ぐ向かう獣のように・・・って考えると
確かにアマタもゼシカも覚悟って観点からするとまだまだのようにも思えちゃいます。
なので、ここから先はきっと彼や彼女が愛の獣と化する場面も観れるんじゃないかなって期待
そもそもアマタくんは本当に獣にならなきゃ無理だとも思うからね(笑)。
新OPで二人の顔が重なってるっていうのは
やっぱり元々は一つ・・・?って意味なんでしょうか。その辺含めて、ネタバラシも楽しみです。
ミコノさんが色々な意味で存在感を増して来た今、
今度はアマタたちが頑張るべきターンなのではとか思います。
なまじ運命を感じざるを得ない相手だけに、ミコノさんも色々複雑なんだな。

それはさておき、今週はコメディ描写も秀逸でした。
モロイ=脆いだとか
サザンカの腐らせる能力だとか
あまりにもそのまんまじゃねえか!(笑)。結構真剣な空気だったのに
急にふざけたセンスのネタが入って驚いたけど
その観やすさもまたアクエリオンならではの柔軟さ、かな。
始まってからここまで一切ブレる気配の無いサザンカさんには一度敬礼しといた方がいいですよね。
なんだかまた一期を見直したくなるような、そんな懐かしさ溢れるお話でした。
一期だとメガネカップルが個人的には好きでしたねえ。
あれももう7年前なのかあ・・・。
7年前でも全然変わってないなって思えるのはやっぱ冷静に考えてみても凄いや、って思う。





ユノハが単独EDを勤めてるのは、ジンの事を忘れさせないようにって目的からでしょうね。
そんな細かい配慮もまた気が効いてていいなあって思います。




(アニメ)咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A 第2話「始動」 感想

2012-04-16 02:33:31 | アニメ





目指せ、全国の舞台!





外伝とは思えぬ気合の入っぷり。そもそも咲ってこういうシチュで燃えさせる展開が得意なんだった。
もう気持ち良いぐらいに王道、気持ちいいぐらいに熱血、でもその温度は絵柄だとか
百合っぽい描写の数々で上手い具合に緩和されてるので
普通に楽しく観れる
必要以上に汗臭くならないってうのと同時に、そのギャップまでも楽しいっていう。
それぞれの動く理由の付け方だったり
そもそもが全国に行ってまた友達と勝負するって目標の時点で燃えるものなのに
それに加えてコーチの忘れ物だとか、更に因縁っていうか重ねるように目的付けるのか、っていう。
スムーズに物語が汲みあがっていくような構成の妙はやっぱり凄いなと実感。
外伝って位置づけなのにも関わらず、
普通に一つの大きなストーリーだとも思える
それまた贅沢な話でいいじゃないですか?なんかもう早くも匂わされたライバルの存在とか
いちいち物語の動機だったり面白くなる複線の付け方が秀逸で
中々に濃密な脚本だったな、と
個人的にはそう思えた二話でした。勿論OPに本編のキャラが多数登場していたように
そんな元々のキャラがちょいちょい出てくるのにも相変わらず期待って感じで。

個人的に感心してしまったのは
今回揃った新メンバー、両方とも当然馴染みの薄いキャラクターだったのにも関わらず
普通に感情移入して普通に彼女たちの本質がすぐ分かっちゃうような
そんな過去シーンが挿入されていた事ですね。
一方は羨望から、
一方は失望からの再起。
でも、両方ともそこに付随する気持ちは往々にして伝わってくるという感じで。
そういった短くともキャラが良く分かる描写の数々だったり
個性付けもまた上手くて
早くも五人全員が大体どういうキャラかっていうのは把握出来てる感じですしね。
一話の時点では本編の人気キャラ中心の脚本だったりしたので
ある意味真価が試されるのは二話だと思ってたんですけど
逆にキャラが立ち始めて目標の増えた二話の方が余裕で面白かったっていう。それもまた凄いですが
咲の本領発揮は少年誌さながらのハッタリを駆使した麻雀バトルですからね(笑)。
人間関係の妙はきっちりと描き切った印象なので
これからどんどんその異常性が出てきたら更に良いなあ、って思います。
観る度に評価が上がってるので、この先の視聴もまた楽しみですな。
上手くまとまってかつ勢いのある素敵なお話でした。
キャラ眺めてるだけでもある程度面白いやね。

あとは、個人的な趣向だと昔取った杵柄っていうんですかね、
一度夢敗れた人が
またその夢に挑戦するって傾向のお話が凄い好きなんですよね。
そういうのって一種の指標に成り得るじゃないですか?或いは勇気とか糧だとか。
赤土さんの場合は後輩にその夢を託してる形にはなる訳ですけど
それでも失われた夢を再び目指すっていう
そんな姿勢は個人的には好きでね。
ああいう大舞台って必然的に足元を掬う化け物が潜んでいるものですから。
是非、皆で一丸となってそこに辿り着くまでを観たいなって思う。
・・・そう実直に思わせてくれる脚本って事で
やっぱり凄いなって思うよね(笑)。本編と比べてもそんなに劣ってる感じもしないしね。
そして40年間一度しか負けなし、その一度は現コーチの年代とかいう
ザ・少年誌って感じの設定もまたナイスです。
半分少年漫画ですから!





それにしても、艶かしい足の描写は結構に良かったですね(笑)。フェチズム拘ってるわ。