アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

Yさんの石鹸

2010-06-26 15:02:13 | アンティマキ風自然的生活
  最近知り合いになったYさんは、自然農を学びながら田舎での暮らしを始めた女性です。彼女が初めて私宅を訪れたとき、自作の石鹸をお土産に持ってきてくれました。

  これです。マッチ箱より少し大きめ。見るからに、かわいい! ほんとはもっと丁寧に包んであったのですが、私が包みなおしたので、しわが寄ってしまいました。

  私は石鹸をあまり使いません。消毒としては使うけれど、顔を洗うときはたいてい塩(コチラ→)。たまにいい石鹸があるときだけ、体を洗うのに使う程度です。

  でも、Yさんの石鹸はほんのりいい香りがして、かじりたくなる感じです。すぐ使ってみたくなりました。

  石鹸の包みに添えられていた紙には材料が書かれていました。

  「ココナッツオイル、パームオイル、キャノーラオイル、米ぬかオイル、さらしあん、黒糖、精製水、NaOH」

  廃油ではなく植物性の質のいいオイルを三種類も使っています。黒っぽいのは黒糖とさらしあんの色でしょうか。NaOH以外は、全部食用になるものばかりです。かじりたくなっても変ではありません。。

 以下、Yさんから聞いた材料についての説明です。

  「さらしあんは、お汁粉などを作るときに使う小豆の粉。小豆のサポニンという成分が毛穴の汚れをきれいにし、さっぱりした洗い心地にしてくれます。黒糖は保湿と泡立ちをよくしてくれるみたいです。NaOHは水酸化ナトリウムまたは苛性ソーダと呼ばれるもので、油を石鹸にするための大切な原料。食塩水を電解して得るものだそうです」

  先だって安城市の「暮らしのお店」で買ってきたイラクサの石鹸袋(コチラ→)に入れて使ってみました。水で泡立てたのですが、けっこう泡立ちます。泡のきめ細かさに驚きました。感触もやわらかい。顔につけると、肌がすっと滑らかになるようです。気持ちがいい。界面活性剤特有の臭いがしないのが心地よくて、いつまでも顔をさすり続けていたくなりました。

  洗ったあと、オリーブオイル(コチラ→)を塗って休みました。翌朝、いつにもまして、肌がしっとりしているように思いました。しばらく塩洗いはやめて、この石鹸で顔を洗うことにします。
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きょうのハナノキ~その8~

2010-06-26 10:59:50 | アンティマキの場所に生きる動植物
  前回の撮影からひとつきたちました。今年は5月の気温が低かったせいか、新緑が長く続いたような気がします。でも、季節は着実に夏に向かっています。緑はかなり深い色にかわりました。

  さて、ハナノキの緑も濃くなりました。隣のイロハカエデと比べても濃い。でも、枝の先端の葉が朱色になっています。ひとつきまえとの違いはここ。

  遠景ではちょっとはっきりしません。ピンボケになってしまったけれど、ズームにしたら、先端の色が分かります。

  この木の下に以前、家人が廃材で階段を作りました。それがだいぶ傷んできたので、先日手直し。上がりやすくなり、格好も少しよくなりました。

  ハナノキの下の古ぼけた階段。雑なつくりですが、私たちにはおもむき深く映ります。今度は上にある元畑にいたる道を整備します。
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