アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

足助三三の市

2010-06-22 10:54:11 | たべもの
  隣町足助は、何十年も前から町起こしに熱心な土地です。その足助で若い人が中心になって企画、運営しているのが「三三の市」。3の倍数月の第三日曜日に開催されています。今月の20日の日曜日は4回目の市でした。

  いつもは5店舗くらいが出店するだけの、とってもささやかな市だと聞いていましたが、今回は一挙に15店舗に増え、穏やかな賑わいが心地よいイベントになっていました。

  出店しているのは、カフェやスパイスのメーカーのほか、お子さんといっしょにかわいいタグを作ったという若いお母さんなど、お菓子やパン作りが好きな女性たちのお店も目立ちました。

  勉強のため、とりあえず全店舗のクッキーを数種類ずつ買ってみました。ついでにパンも。一番右下の細長いのはひよこまめをマッシュして焼いたクッキーです。その上ははちみつ漬けしたレモンを焼いたもの。お皿に乗っているのはニンジンケーキ。豊田市の旭地区に、半年前やってきた農業を目指す青年たちのグループが焼いたものです。

  真ん中の蒸しパン風のお菓子二種は、甘酒や米粉を使ったマクロビオティック風のスイーツでした。どの店の品も、材料の取り合わせや形やラッピングが凝っていて、参考になりました。いい刺激になったイベントでした。

  

 
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背中みの

2010-06-22 10:26:03 | 便利な道具・好きな道具
  こちらに来て、「背中みの」というものをはじめて知りました。みのは知っていても、背中みのは初耳。野良仕事のときに仕事着の上に羽織る、わらでできたちゃんちゃんこのようなものです。

  みのは雨よけですが、背中みのは日よけ。直射日光をさえぎります。その効果は驚くほどで、羽織るとほんとに涼しくなり、ほっとします。いわばわらが木陰を作ってくれているのです。 

  こちらはどんぐりの里いなぶで買いました。地元の方が作った製品です。

  だいぶくたびれてきたこの背中みのは、地元の方が講師の講習会で作りました。編み方は俵を編むのと同じなので、俵編みの道具で作りました。縄をなうのが難しくて、講師の方にほとんどやってもらいました。

  ところで、このふたつの背中みの、もとは外側に垂れた穂の先に稲の実がついていました。たしかどちらかは黒米だったとおもいます。それが、ある日ふと気がついたらいっさいの実、つまりお米がすっかりなくなっていました。

  犯人は野ネズミ。だいぶあとになって納戸を片付けたとき、布類の入った箱の中に黒米の穂先が丁寧に並べてしまってあるのを見つけました。いつか食べようと、大事にとっておいたもののようです。巣を作る予定だったのかもしれません。

  
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