アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

背中みの

2010-06-22 10:26:03 | 便利な道具・好きな道具
  こちらに来て、「背中みの」というものをはじめて知りました。みのは知っていても、背中みのは初耳。野良仕事のときに仕事着の上に羽織る、わらでできたちゃんちゃんこのようなものです。

  みのは雨よけですが、背中みのは日よけ。直射日光をさえぎります。その効果は驚くほどで、羽織るとほんとに涼しくなり、ほっとします。いわばわらが木陰を作ってくれているのです。 

  こちらはどんぐりの里いなぶで買いました。地元の方が作った製品です。

  だいぶくたびれてきたこの背中みのは、地元の方が講師の講習会で作りました。編み方は俵を編むのと同じなので、俵編みの道具で作りました。縄をなうのが難しくて、講師の方にほとんどやってもらいました。

  ところで、このふたつの背中みの、もとは外側に垂れた穂の先に稲の実がついていました。たしかどちらかは黒米だったとおもいます。それが、ある日ふと気がついたらいっさいの実、つまりお米がすっかりなくなっていました。

  犯人は野ネズミ。だいぶあとになって納戸を片付けたとき、布類の入った箱の中に黒米の穂先が丁寧に並べてしまってあるのを見つけました。いつか食べようと、大事にとっておいたもののようです。巣を作る予定だったのかもしれません。

  

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