福岡のベトナム料理店「ngon ngon(おいしい)」ブログ

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小さなベトナム料理店物語「問題児加入!」

2019-09-15 07:24:28 | ngon ngon~小さなベトナム料理店物語~
前回困った時にはなぜか救世主が現われて助けてもらえると書きました。
信心深くはないのですが、商売の神様も見ていてくれたのかもしれません。
ですが、スタッフが安定してきたなあ、と思ったらまた人事面で問題が発生するものです。

夜のスタッフも加わり、売り上げも少しずつ上向いてきました。
加えて九州国立博物館のイベント「大ベトナム展」に出店することが決まっており、これからのことを考え、調理もできる右腕的なスタッフを募集しよう、と求人広告を掲載しスタッフを募集しました。
すると何人か応募してきましたが、その中で中華料理店で調理経験ある男性Nがいました。
調理経験について尋ねると炒めものも含めて全部できます、とのこと。
彼は折れそうなくらい華奢な身体つきで、体力仕事ができるかどうか不安でしたので、試しに中華鍋のあおり(鍋ふり)をさせてみました。
まあ難なくできたので、とりあえず採用することにしました。

初めは明るく、仕事もキビキビやってくれて、これは期待できるなあ、と思い厨房の仕事を任せました。
細かなところで物足りない点はありましたが、彼に任せて九州国立博物館で開催しれた大ベトナム展もなんとか乗り切りました。

その後そろそろ社員として雇用しようか、と思い始めた頃から彼の休み癖が目立つようになってきました。
私が店に来ると彼が打ちのめされたボクサーのように椅子に座っています。
「今日は具合が悪いので帰ってもいいですが?」と聞いてきます。
私ともう一人スタッフがいるので「いいよ」と言うとすみません、と言いながら帰っていきます。
その日だけ休んで翌日には出てくるだろう、と思ったら、翌日もやはり具合が悪い、と休みます。
結局それの繰り返しが1週間。
夜は日本人の女性のアルバイトスタッフがいますが、本来なら入ってない曜日にもでてきてもらったり、彼女にも相当迷惑をかけました。

その後も男性スタッフNは復活して明るく働くときもあれば、日によってテンションが下がり、休むの繰り返しで、月の半分くらいは休むという状態でした。
それは繁忙期の年末でも変わらず、結局それが5ヶ月くらい続きました。

2013年年末に彼から「来年は気持ちを入れ替えて頑張ります!」と聞いていたので期待しましたが、年が明けてすぐにまた胃が痛いと休んでいいか、しかもLINEで伝えてきました。
もうこれはいかんと思った私は「もう来なくていいです」とLINEで答えると「気持ちを入れ替えるのでなんとかなりませんか?」と返してきましたが、いい加減聞き飽きたのでお給料を用意するので、すぐに取りに来るように、とだけ伝えてクビにしました。
最初はどれだけでも働きますよ!と言ってましたが、無理をさせないよう、週4日くらいのシフトにしたりしたのですが、それでも改善せず。

やっと右腕的なスタッフが入ってきてくれたと期待しましたが、私もまだまだ人を見る目が養われてなかったようです。
そしてそこからしばらくは厨房は私一人で、あとは女性のアルバイトスタッフでやっていくことになりました。



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