福岡のベトナム料理店「ngon ngon(おいしい)」ブログ

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小さなベトナム料理店物語「年明けて…また波乱!」

2019-09-08 11:19:29 | ngon ngon~小さなベトナム料理店物語~
私の二度にわたる入院があった2011年。
その影響でスタッフが次々と辞め、とうと新しい年はベトナム人シェフのトン君と私の二人で迎えることになりました。
2012年の営業は1月5日からを予定しており、トン君には前日仕込みを行なうからその前の日の3日に帰ってくるよう、11月の一時帰国の際に約束していました。

ところが、2日にメールすると「休みを1ヶ月延長していいか?」と返信がありました。
この状況でお前そんなこと言うか!と頭に血がのぼった私は「もう帰って来なくてよろしい!」と返信したら、すぐに「予定通り3日に帰ってきます」と返信が。

そんなことなら最初から聞くなよ…と思うと同時に、彼からものすごく裏切られたという思いを抱くようになりました。

戻ってきた彼とはその後も何かすっきりしない雰囲気の中で仕事をするようになりました。
そんな中、2月にトン君から辞めたい、と申し出を受けました。
前年の11月にトン君の就労ビザを延長し、ヶ月ほどの残存期間があったので、こっそり就職活動をしていたのかもしれません。

私が病気から復帰して3ヶ月。これから、という時にまたもやこのような事態に直面しました。一応契約書に辞める場合は1ヶ月以上前に伝えること、と記していたので1ヶ月時間あります。
この間にホールのスタッフを3名採用して、この時期をしのぐことになりました。

そして彼が去ってからは私が料理長を兼務することになったので、急遽調理のアシスタントとなるスタッフを採用しました。
いま振り返るとここから1年くらいがお店として一番クオリティが低い時期で、経営的にも、人事面でも苦労した記憶があります。
この調理のアシスタントとなる日本人男性スタッフ、それからホールスタッフとして採用したフリーター男性がいる頃はお店の雰囲気が本当に悪かった…。
調理スタッフは当初社員希望だったのですが、給与額を伝えたら「俺バイトのままでいいッス」となり、そこからは来客があっても下を向いたまま、「いらっしゃいませ」も何も言いません。
そして3ヶ月後に辞めることになりますが、最終勤務日にあろうことか自転車通勤途中に転んで大怪我を負い、労災の手続きまですることになりました。

もう一人のホールスタッフとして採用したフリーターはもっとひどく、面接時に質問は?と聞くと週何日勤務か?と聞いてきて、おそらく5〜6日です、と伝えるとじゃあ月で〇〇万円くらいですね、とか皮算用を始めたのであんまりイメージ良くないなあ、と思いながらも人が不足していたので、採用してしまいました。
この男は陽気でお客さまに気さくに話しかけて、そこそこ和ませるのですがいかんせん人生経験が足りず、そして常識知らずで、話の内容が薄っぺらくお客さまに失礼なことを言ったりしないか、私も厨房から見ていてヒヤヒヤしていました。
調理アシスタントのスタッフが辞めてから私とそのフリーターの彼の二人だけとなると、彼の私への態度もさらに悪化。
ある日なんかは私に店の売り上げ悪化について、偉そうに説教を垂れるようになりました。
おそらく自分は何を言ってもクビにはならないだろう、とタカを括っていたところはあったかと思います。

私の方はもうこんなん言われるくらいなら一人でマイペースで働こうと思い、もう君とは一緒にやっていけないから辞めてくれ、と伝えると態度が一変。
今辞めると失業保険とかもらえないし困ります、とか言うので、給料に少し色つけてやるから辞めろ、と私も強く迫り、即時クビにしました。

本当は私が接客しながらお客さまへベトナムの魅力をお伝えしたいと思っていたところ、そのフリーターの彼は若い女性客が来たらニタニタしながら内容がペラッペラの話をします。
そのくせ少し年上の女性のお客さまの場合、あからさまに態度が悪くなる点も私にとってものすごくフラストレーションを溜めることになりました。

その男をクビにしたことで、これで正真正銘一人になってしまいました。

さあ、明日からどうやって営業していこうか、と考えていたら救世主?が現れました。




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