骨伝導を使って癒しの音を聴きに行きました。
単に「聴く」だけでなく、周囲の環境と味覚も一緒に味わうため、向かった先は天下の名水「猿庫の泉」です。
江戸時代、茶道家の不蔵庵龍渓宗匠(ふぞうあんりゅうけいそうしょう)が茶に適した水を求め、諸国を遍歴中に天竜川下流の水のうまさに心をひかれ、その源を尋ね川をさかのぼること十里(約40km)、ついに風越山麓松川渓谷にこの泉を探し当てた、と伝わる名水です。
茶の湯に適する名水なのは事実で、文化文政(1804~1830)の頃には、時の飯田城主・掘公が城内に数奇屋を建て、毎朝家来に馬を駆けさせ、猿庫の泉の水で茶の湯を点てたという故事が残っています。
現在では環境省選定の名水百選の一つとして、地元の猿庫の泉保存会により、名水周辺の定期的な清掃活動がおこなわれ、維持されています。
場所は長野県飯田市の北西に高くそびえる風越山の山麓です。円悟沢に湧出しています。飯田駅からは4kmの距離で、車で約10分程度です。
しかし、市街地から遠くはないものの、そこは幽玄の雰囲気を持った癒しの地です。
骨伝導ヘッドセットを使って、名水の音を聴くのは、本当に癒し効果があります。体験した人でなければ分からないのが残念です。
過去に癒しの名水関連を骨伝導を使って聴いたのは、意外と多くありましたが、猿庫の泉はなんだか少し異なる感じがします。しかしその「なんだか」を言葉で表現できないのがもどかしく感じます。
《過去の「名水」を骨で聴く》
⇒ 飲用不適の名水を骨で聴く 弘法の清水
⇒ 箱島湧水伝説を骨で聴く
⇒ 幽谷に湧く霊水を骨で聴く 弘法霊水
⇒ 藤岡の霊泉を骨で聴く 弘法井戸
⇒ 龍淵寺の奇跡・観音霊水を骨で聴く
⇒ 真姿の池を骨で聴く
⇒ 柳の井戸を骨で聴く 弘法大師の井戸
やはり「水」関連は弘法大師の伝説が多くあります。
猿庫の泉のように「茶」との関連は、そういう意味で新鮮かもしれません。
特許技術の骨伝導を使うことで、水の音はよりクリアになり、脳へと伝わり、脳波をやさしい状態にして癒しへと導いてくれます。
⇒ 特許技術の骨伝導製品
こんな場所へのお勧め時期には、まだ早いかもしれませんが、残雪が所々に顔を出し、空気が澄んだ状態で訪れるのも格別なものかもしれません。
飯田市の名水を骨伝導とともにぜひ、めしあがれ!