骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

盛駅を骨で聴く

2011-05-31 12:44:40 | 骨で聴く鉄道駅

 東北復興支援として被災地へのボランティアと、周辺地の経済復興としての観光を支える旅を、骨伝導とともに実施しています。「骨で聴く鉄道駅」のシリーズでも、被災地の駅を取り上げることにしました。
 JR東日本・三陸鉄道・岩手開発鉄道のターミナル駅である盛駅です。東日本大震災の津波の被害を受けた岩手県大船渡市盛町にある駅です。

 駅の規模に対して、盛駅は重要な接続駅となっていて、JR東日本の大船渡線、三陸鉄道の南リアス線が乗り入れ、さらに岩手開発鉄道の日頃市線と赤崎線が乗り入れています。もっとも岩手開発鉄道の2路線は現在は貨物列車のみの運行ですが、1992年(平成4年)までは、日頃市線は旅客営業を行っていました。

 震災直後の大船渡市の被災状況は、

(1)人的被害
 死者 173名
 不明者 58名
 負傷者 5名

(2)避難者数
 7,545人

(3)家屋被害
 住家全壊2556
 床下浸水多数

(4)その他被害情報
 マイヤ本店屋上53名→救助
 プラザホテル15~30名→救助
 まるごビル3名(1名歩行不能)→救助
 ただの旅館3名→救助
 北日本ブライウッド屋根に2名→救助
 盛駅まで浸水
 末崎、細浦被害甚大
 末崎太田団地被害甚大、建物倒壊被害甚大
 三陸の園では30名流された
 三陸ヘリポート利用不可
 市内倉庫1,2棟火災あるも鎮火状態

引用:2011/03/13(日)岩手県大船渡地方の被害状況


 震災当日の14時45分、大船渡線の列車は盛駅の隣の大船渡駅を出発し、一ノ関駅に向けて出発しましたが、その後大津波警報が発令され、大船渡魚市場付近で列車は停止することになりました。

          ⇒ 一ノ関駅を骨で聴く

 乗務員の迅速な対応により乗客は無事避難することができました。丁度この地点は海側よりも少し高い部分を走る区間だったことで、車両は津波にのまれることを免れました。それでも気動車なので、下回りエンジン・機械等は海水を被ってしまったようです。

 盛駅でも構内の線路にまで水が襲ってきました。1番線ホームに止まっていた車両「キハ100」は「特休」の張り紙が貼られ、後日「一休」に変わりました。

 しかし盛駅は大船渡港の奥にあるせいで、幸いなことに、駅そのものは津波被害を大きく受けているわけではありません。駅舎も以前のままで、被災した他の駅と比較すると深刻な被害はない方でしょう。ただ鉄道が通常に稼動していない駅は、やはり寂しいといえます。そして何より盛駅からたった数百メートルで津波被災エリアになります。ここでは全く異なる世界になります。景観はまさに地獄絵図です。

 骨伝導が活躍する場面は、復興を待たなければならないのかもしれません。ただ被災したことで補聴器を失った方も多いでしょう、そんな方に気軽に使える骨伝導機器は意味があるかもしれません。特に非難している方には有効だと思います。大船渡の隣に位置する陸前高田市には、特許保有メーカーのテムコジャパンより骨伝導きくちゃんが10セット贈られました。

          ⇒ 陸前高田ボランティアセンターを骨で聴く

 大船渡市には残念ながら贈呈できませんでしたが、今後そのような機会はあるかもしれません。東北復興のために出来ることは限られていますが、できることを確実にしていきたいものです。骨伝導が果たす役割もより大きくなるのかもしれません。

          ⇒ 特許技術の骨伝導

 盛駅が往年のターミナル機能が戻る日がいつなのか分かりませんが、震災がなければ旅情満天の駅ですので、ぜひとも復活して欲しいものです。


西早稲田諏訪時神社を骨で聴く

2011-05-30 11:47:30 | 骨で聴く巡礼旅

 東日本大震災で被災した方々や疲弊した周辺観光地の経済復興を補助しようと考え、東北関連の地域を骨伝導とともに巡った情報を掲載していましたが、行きたくても行けない方々のために復興を祈願する都内の聖域を、骨伝導とともに紹介しようと思います。

 地下鉄副都心線「西早稲田駅」から徒歩で3分程度の距離にある諏訪神社です。以前にすぐ近くの寺院を紹介しています。

          ⇒ 龍池山上珠院玄国寺を骨で聴く

 社伝によれば、平安初期の弘仁年間(810~824)に小野篁が大国主命と事代主命を祀ったのが始まりだといいます。なんとも歴史のある神社です。小野篁といえば、伝説を数多く秘めた平安時代前期の官人であり、学者、歌人です。官位は従三位の参議で、異名は「野相公」「野宰相」、また、反骨精神から「野狂」ともいわれた人です。
 若いの頃には、父親・小野岑守に従って陸奥国へ赴いたといわれます。現在の東北との関係はこのときまでさかのぼります。また、遣隋使として有名な小野妹子の子孫であり、小野小町や小野道風の先祖にあたります。

 有名な伝説は、篁は夜ごと井戸を通って地獄に降り、閻魔大王のもとで裁判の補佐をしていたというものです。この井戸は、京都嵯峨の福生寺と京都東山の六道珍皇寺にあったとされています。

 さて、西早稲田の諏訪神社ですが、平安末期から鎌倉時代になると、源頼義、義家父子、頼朝を筆頭に源氏の武将たちの尊崇を受けることになりました。
 応仁3年(1469年)には、大田道灌により社殿を改築されるものの、北条早雲によって焼かれてしまいます。江戸時代に入ると、尾張藩祖・徳川義直によって、信濃の諏訪神社を合祀し、改称されるとともに神社が再建されました。以後は周辺の鎮守として地域の人から信仰を集めるようになりました。

 境内に入ると、霊水にもご対面できます。



 諏訪神社周辺は太平洋戦争の空襲による被害をまぬがれた地域で、今なお古木が生い茂る「諏訪の森」が残っています。当然のように霊水が湧き、信仰といこいの場を提供する鎮守らしい雰囲気が漂っています。

 それでも都会の神社であることには違いなく、近隣はクルマや工事現場等の騒音も皆無ではありません。こんなとき歴史ある神社を堪能し、東北復興を願うには骨伝導が最適です。米軍の爆音に負けない通信技術は国際特許です。これを応用した一般向け製品は、都会の神社巡礼には必須といえるでしょう。

          ⇒ 特許技術の骨伝導製品

 歴史ある西早稲田の諏訪神社で東北の被災地に応援エールがとどくことを、骨伝導とともに願います。



盛岡八幡宮を骨で聴く

2011-05-28 06:14:46 | 骨で聴く巡礼旅

 東北復興支援であると同時に、骨で聴く旅では定番の「骨伝導巡礼」でもある聖域を取り上げます。今回の舞台は仙台から北上して盛岡の市街地にある盛岡八幡宮です。骨伝導サングラスと骨伝導きくちゃんと一緒に向かいました。

           ⇒ 骨伝導サングラス
           ⇒ 骨伝導きくちゃん

 鼓膜を振動させることで聴覚神経に伝わる気導音と異なり、空気中の振動が人の骨を伝わりダイレクトに聴覚神経に伝わる骨伝導機器は、庶民の信仰や、聖なる巡礼地には最適な組み合わせです。骨から直接伝わることで、耳をふさぐ必要がないため、危険を察知する耳からの情報をキャッチできる点、さらに直接的に感じる周囲の環境を骨から脳へと伝えられる点で優位です。

 さて、盛岡八幡宮ですが、岩手県の県都・盛岡の総鎮守とされ、神事のチャグチャグ馬コ、例祭の山車行事、流鏑馬神事で知られる神社です。
 歴史は古く、康平5年(1062年)、源 頼義が安倍氏討伐の際に、戦勝を祈願して石清水八幡を勧請したのに始まると伝えられます。文禄2年(1593年)には、南部氏が盛岡城を築城した際に城内鎮守の神社として再建され、さらに南部重信は、延宝8年(1680年)に、青森より櫛引八幡を勧請し、「新八幡」「南部新八幡」と称するようになりました。明治に入ってからは、一番最初に石清水八幡を勧請した八幡(鳩森八幡)を新八幡に遷座し、明治22年(1889年)には白山神社を合祀することになりました。

 その結果、現在では八幡宮ゾーン、笠森稲荷ゾーン、護國神社ゾーンと、三つの神社が並び約2万坪にも広がる巨大な境内になりました。神社のテーマパークのようです。

 盛岡市の市街地に、ここまでの存在感を示す神社であることは、実際に目にするまで分かりませんでした。
 この地を支配した武将と、その後の盛岡市民に親しまれ、信仰の場として歴史を刻んできたことが感動的です。このたびの東日本大震災では、この聖域も大きく揺れたことでしょうが、それ以上に歴史の重みが街を支え、市民に希望を与えているのかもしれません。
 沿岸部ではまだ被災地の復興は見えない状況です。それでも盛岡八幡宮は、その存在感で復興を見守ることでしょう。

 これだけの規模の境内を散策するのは、それだけで魅力ですが、骨伝導によってダイレクトに周囲の音声を聴くことで、よりこの地のパワーを感じることができました。東北は負けない! そんなメッセージも受け取ったようです。

仙台港を骨で聴く

2011-05-27 10:52:23 | 骨で聴く復興支援

 東日本大震災で被害の大きかった東北地方の中で、震度7という揺れに見舞われた仙台市は、宮城県の、というより東北の中心都市です。揺れの強さを表す指標「加速度」も、阪神淡路大震災の2倍以上の数値を出したといわれます。

 仙台市の東側は海に面していて、そこに仙台港があります。骨伝導とともに震災後2ヶ月以上経過した港へ向かいました。

 仙台港は、宮城野区と隣の多賀城市、七ヶ浜町にまたがっています。静かな仙台湾に面して位置しています。正式名称は「仙台塩釜港仙台区」だそうです。

 ここも震災の津波の影響で港湾施設周辺は瓦礫がまだ散乱していました。



 旅客・貨物の関連施設が多く、太平洋フェリーによる就航と、貿易港としての役割が目立ちますが、津波によって多くの施設が被災しました。海へと向かう道路には瓦礫があふれていて、広いはずの道路が狭くなっているほどです。
 大型のトラックなども悲惨な姿を見せている場所もあり、被害の大きさを物語っています。



 瓦礫の撤去は徐々に進められているようですが、機能的な港が本来の姿を取り戻すのはいつなのか、想像ができません。民家がある地域ではないせいか、大型の建物が整然と並んでいますが、遠くから見る姿と、近くから見る光景では全く異なります。近づくと、1階部分は破壊され、瓦礫が散乱している姿がよく分かります。

 骨伝導ヘッドセットを通して、船や港湾周辺の活気ある音を聴くことは現在できない状況です。むしろ騒音対策としての骨伝導の役割も、今はまだその機能を活かしきれない状況です。米軍で採用された特許技術の骨伝導の驚異的な性能は、仙台港の完全復活を待たなければならないでしょう。

          ⇒ 特許技術の骨伝導製品

 仙台港中央航路の突き当たりには、仙台港中央公園があり、 野球場とテニスコートなどのスポーツ施設が併設されていたり、その北側には「夢メッセみやぎ」というコンベションセンター、仙台港国際ビジネスサポートセンター「アクセル」があります。
 ここも津波の影響を受けたようで、現在ではひっそりとしています。

 骨伝導の本来の性能を活かす仙台港に、早く復活できるよう、出来る限りのサポートをしたいと考えます。

志戸平温泉を骨で聴く

2011-05-25 11:16:52 | 骨で聴く復興支援

 東日本大震災で多大なる被害を出した東北地方。観光客の激減により、被災した地域だけでなく経済的な打撃も受けています。内陸部にある温泉地では、地震からの復活を成したものの、観光客の宿泊ではなく、復興支援で訪れる人々の宿泊地となっている所もあります。これでは通常の営業活動と異なり、経済的な問題から雇用の問題まで、地場産業全体にも影響を与えかねない状況といえます。

 そこで岩手県の内陸部にある花巻温泉郷・志戸平温泉へと骨伝導とともに行ってみました。花巻温泉郷の中でも南部に位置する花巻南温泉峡で、東北自動車道からは2番目に位置する温泉です。

 平安時代から「陸奥のいで湯」として知られた花巻温泉郷ですが、南側の豊沢川流域は名湯・秘湯が多いといわれます。志戸平温泉はその入口に位置する温泉地となりますが、豊沢川の清流を眼下に見下ろす渓谷は、道路沿いからでは想像できないほどの温泉ムードが漂います。
 大型ホテル、割烹旅館、湯治宿というように、それぞれ全く正確の異なる湯宿が建ち並んでいます。温泉街があるわけではありませんが、元来が山あいの閑静な湯治場だったことを考えると、むしろ現代的な総合温泉リゾート地へと変貌を遂げつつある状況は、経済活動を推進していく真っ最中という印象です。それが東日本大震災で、少し足踏みしているところでしょうか。

 地元・花巻出身の童話作家・宮沢賢治が愛したみちのくの山々は、この温泉地にも迫っています。そんな山々に抱かれた場所に湧く温泉は、約1300年前、坂上田村麻呂が東征の際に発見されたという伝説が残っています。

 源泉はいくつかあるようで、ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉や単純温泉となっています。格段に特徴がある湯ではないせいか、変なクセがないので誰でも温泉を堪能できるでしょう。ゆったりと湯浴みし、清流の流れを堪能しつつ、渓谷美とともに宮沢賢治の愛した雄大な山々がパノラマのように広がる光景を楽しめます。

 骨伝導を使って清流の音を聴くのも良いでしょう。身も心もリラックスし、日常から離れた瞬間に安らぎを与えてくれます。山と清流に抱かれた温泉地としては、ある意味で平凡ながら、東北復興の出発点としては悪くないでしょう。

 米軍で採用された国際的な特許技術を持つ骨伝導製品ですが、こんな温泉ホテルに高齢者のためのサービスで置かれていたら‥‥と、考えてしまいました。清流の音を耳の遠い方にも聴いて頂きたいと、単純に思えるからです。

          ⇒ 特許技術の骨伝導製品

 陸前高田市には特許保有メーカーより骨伝導きくちゃんが10セット贈呈されましたが、復興の温泉地にも骨伝導による「聴こえ」のサービスがあっても良いかもしれません。補聴器を嫌がる人が多い日本、高齢化社会を迎えた日本、このキーワードが骨伝導で解決できないかと考えてしまいます。

          ⇒ 陸前高田ボランティアセンターを骨で聴く
          ⇒ 被災地に「聞え」のプレゼント

 悲惨な震災を乗り越えるためには、骨伝導も大きな役割を提供したいと思っています。

御所湖を骨で聴く

2011-05-24 12:28:17 | 骨で聴く復興支援

 東日本大震災で疲弊した東北の復興支援として、観光産業を盛り上げるための場所を骨伝導とともに訪れていますが、今回は御所湖を取り上げます。

 岩手県盛岡市の郊外で、北上川水系雫石川に建設された特定多目的ダムです。堤高52.5m、型式は重力式コンクリートダムとロックフィルダムが複合したコンバインダムで、ダム湖は御所湖と呼ばれています。盛岡市の中心部からも近く、手軽な観光地となっています。しかし全国規模での知名度は低いようで、東京在住者にはなじみがあまりありません。

 数値で見ると、国土交通省・水資源機構所管のダム湖の中で年間湖面利用者が第1位となったという事実があることから、観光名所であるのは紛れもない事実です。これは単独でというより、すぐ近くに盛岡屈指の温泉である繋温泉、さらに北側には小岩井農場、さらにはリゾート施設やスキー場といった観光施設が多いことが影響しているものと思われます。
 盛岡市内からの距離は約10km程度です。適度な距離で、東北自動車道盛岡IC等からの交通アクセスも悪くありません。

 湖周囲はレジャーだけでなく、スポーツも華やかに行われます。さらに湖上ではウインドサーフィンやボートセイリングも盛んに行われていたりします。もちろん釣りなどもでき、総合レジャースポットとなっています。

 これからの季節は紫外線も多いことから、御所湖でのレジャーやスポーツには骨伝導サングラスがお勧めです。特許技術の骨伝導サングラスなら、好きなBGMを聴きながらも楽しめるし、震災関連の情報を聴きながらも対応できます。耳をふさがないので自由度は多く、しかも安全性の確かです。

         ⇒ 骨伝導サングラス

 骨伝導サングラスは、Bluetooth機能を搭載している携帯電話と接続すれば、サングラスをかけたままハンズフリー通話も可能になります。御所湖周辺でのサイクリング、釣りなどのアウトドアスポーツはもちろん有効です。
 さらに、騒音の中でも通話ができ、しかも耳をふさぎませんから車の運転や、工事現場などあらゆるシーンで快適な通信ができます。

 疲弊した東北経済を復興するためにも、ここでのレジャーは意味あることだと思います。骨伝導とともに行きましょう!



宮守川橋梁「めがね橋」を骨で聴く

2011-05-23 11:11:49 | 骨で聴く復興支援

 疲弊する東北観光を支援するため、骨伝導とともに向かったのは、宮守川橋梁です。JR釜石線の橋梁で、「めがね橋」と呼ばれています。宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」のモチーフとなった橋梁といわれ、現在の宮守川橋梁に並んで岩手軽便鉄道時代に使われていた3基の石造橋脚も残っています。

 場所は遠野市の郊外で、花巻よりです。大震災で多大な影響を受けたJR釜石線の宮守駅から南に約300mほど行った位置です。国道283号線と宮守川をまたいでいます。1943年の建造で、土木学会推奨の土木遺産に指定されているほどのものです。
 延長105m、5連アーチという堂々としたものです。

 平成21年には恋人の聖地として認定され、モニュメントも設置されました。民話の里である遠野市の隠れた新スポットといえるかもしれません。東日本大震災の影響もなく、今でも宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をイメージできます。

 ここから沿岸部へは震災関連のボランティアや全国の警察のパトカーなどが通ります。それでもめがね橋は、昔のままで見守り続けています。骨伝導を通して、喧騒の音を排除しながら、そんな橋を見ているだけで癒されるようです。
 米軍の爆音に負けない骨伝導システムですが、銀河鉄道をイメージすることに、骨伝導の威力が加わることは少し驚きのシーンかもしれません。

          ⇒ 特許技術の骨伝導製品

 被災していない観光スポットは東北にはたくさんあります。
 ぜひとも訪れてみてください。骨伝導とともに!
 

岩手山を骨で聴く

2011-05-20 16:21:11 | 骨で聴く復興支援

 東北復興支援としての観光情報第二弾は、小岩井農場から望んだ岩手山を八幡平から見た光景です。骨伝導とともに八幡平を登りました。

          ⇒ 小岩井農場の一本桜を骨で聴く

 奥羽山脈の北部に位置する岩手山は、岩手県最高峰の標高2,038mです。日本百名山に選定されている複成火山です。東側の盛岡市方面から見る岩手山を「表岩手」、南の雫石町や北の八幡平市松尾方面から見る岩手山を「裏岩手」と呼んでいます。表岩手では、富士山のように長い裾野が広がっている姿は、静岡県側から見た富士山に似ています。しかしその片側が削げているように見えることから「南部片富士」とも呼ばれるそうです。一方。裏岩手では、外輪山の連なりが凹凸をなしているのがよく見えます。

 岩手県ではもっとも存在感のある山ですから、古来より信仰の山としての側面も持っています。山頂外輪を取り囲むように石仏が奉られ、山麓には岩手山神社が祀られています。

 骨伝導とともに訪れた八幡平ではまだ雪が多く残り、まるで別世界でした。冷たい空気の中、岩手山はその偉大な姿を現していました。風の音だけが耳に届き、骨伝導でも同様になっています。静寂ではなく、山が発する声が冷たい風に乗って伝わってくるかのようです。

 特許技術の骨伝導も、この岩手山の光景に圧倒されているのかもしれません。信仰の対象でもある山は、言葉にできないパワーを秘めています。

          ⇒ 特許技術の骨伝導

 東日本大震災によって壊滅的な被害を受けた岩手県の海岸部と異なり、内陸部の山々は地震があったことさえ歴史の中に包み込んでいるかのようでした。悲劇や復興も、この大地の先にありますが、岩手山が動じていないことが、これからの未来を物語るのかもしれません。
 骨伝導の最先端技術もそれに近づけるようにしたいものです。

新しき村を骨で聴く

2011-05-19 14:52:20 | 骨で聴く癒しの世界

 東日本大震災の復興支援から少し離れ、武者小路実篤が理想郷を目指した「新しき村」へ、骨伝導とともに向かいました。
 この村の精神を引用しましょう。(出典:財団法人新しき村 公式ページ

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・全世界の人間が天命を全うし各個人の内にすむ自我を完全に生長させることを理想とする。

・その為に、自己を生かす為に他人の自我を害してはいけない。

・その為に自己を正しく生かすようにする。自分の快楽、幸福、自由の為に、他人の天命と正しき要求を害してはいけない。

・全世界の人間が我等と同一の精神をもち、同一の生活方法をとることで、全世界の人間が同じく義務を果せ、自由を楽しみ、正しく生きられ、天命(個性をふくむ)を全うすることが出来る道を歩くように心がける。

・かくの如き生活をしようとするもの、かくの如き生活の可能を信じ、それを全世界の人が実行することを祈るもの、又は切に望む者、それは新しき村の会員である。我等の兄弟姉妹である。

・されば我等は国と国との争い、階級と階級との争いをせずに、正しき生活にすべての人が入ることによって、入ろうとすることによって、それ等の人が本当に協力することによって、われ等の欲する世界が来ることを信じ、又其為に骨を折るものである。

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未曾有の大震災後に訪れた避難所での光景と、この精神とがリンクするように感じる部分があります。もちろん新しき村の設立と避難生活を余儀なくされている被災者とは全く異なります。しかし、避難所での「同一の生活方法」は、先の見えない不安感に襲われるものですが、新たな未来を切り開こうとする被災者の心に、新しき村の精神に似たものを感じたのです。
 もちろん勝手な思い込みで、双方にご迷惑な話かもしれませんが、感覚の問題なので許してください。

 さて、新しき村ですが、何と首都圏にあります。埼玉県の間郡毛呂山町大字葛貫423番地1が所在地です。



 実篤の言葉に、「それは百姓の労働が一番もとだからだ。 衣食住をただにするには百姓の労働が一番近か道だ。それ以上の生活はそれからだ」というのがあり、村内生活者の日々の仕事は農業が中心になっています。採卵養鶏・椎茸・稲作・野菜が四本柱です。

 また、驚いたのは太陽光発電でした。



 自給自足も電力まで含めれば、これは最先端の文化です。福島原発の問題がある中で、自然エネルギーの活用は大いに意味があります。

 埼玉県は東京に隣接する地域ですが、こんな村を訪れ、理想の村について考えるのも良いかもしれません。震災からの復興にもヒントが散りばめられている気がします。

 特許技術の骨伝導製品を使い、新しき村から聞こえる理想の音声を骨から脳へと伝えることで、これからの時代を様々な角度で考える契機となるでしょう。

          ⇒ 特許技術の骨伝導

 ちなみに、この村で購入できる特産物、特に赤卵はお勧めです。ボリスブラウンという鶏種を、一段ケージ飼育で飼っているそうです。エサにもこだわっていて、人間食用でもあるトウモロコシを使い、飲み水も、地下100mからの水を与えているのです。

 休日にぜひ訪れたい村です。その際は、骨伝導もお忘れなく。

一ノ関駅を骨で聴く

2011-05-18 11:05:04 | 骨で聴く鉄道駅

 東北復興のための鉄道駅として、岩手県の一ノ関駅に骨伝導とともに降り立ちました。
 1番線が東北本線下り、2番線が東北本線上り、3番線が大船渡線、そして高架になっている11番線が東北・秋田新幹線下り、12番線が東北新幹線上りになっています。

 岩手県南部の表玄関であると同時に周辺の主要都市の基点となる駅です。観光地への入口としての役割も持ち、県南最大規模のターミナル駅という位置づけがあります。これは東日本大震災で被災した沿岸部への玄関口の一つとなっていることを意味します。

 一関市は、盛岡市、奥州市に次ぐ第3位の人口を誇ります。その数約12万人です。都市圏としては、南側は宮城県の栗原市の一部まで含み、北は金色堂で有名な平泉町などを含むエリアです。東京からの距離は約450kmになります。東海道新幹線で同じ程度の距離だと、滋賀県米原市に相当します。

 このエリアで鉄道関係で注目なのは、一関市の遊水池にある東北新幹線の第一北上川橋梁です。単なる鉄道橋ではありますが、日本の鉄道橋の中で一番長いという隠れたポイントです。この長さは世界でも上位にランクされるほどだといいます。

 岩手県は大震災で被災しましたが、内陸部の一関市は、強い揺れだけで沿岸部のような被害はありませんでした。しかし岩手県というだけで悲惨なイメージがあるのでしょうか、新幹線も高速道路も復旧した現在でも、観光については停滞状態です。一ノ関駅を基点として魅力ある観光地を巡るのは、復興支援にもなります。

 新幹線の激しい通過音は骨伝導の威力によって、何の問題もなくクリアできます。さらに隠れた穴場スポットには耳をふさがない骨伝導が安全性と、癒しやナビゲーションなど、多彩な使い方を提案できます。

          ⇒ 特許技術の骨伝導製品

 ぜひとも東北復興、さらにいえば日本経済再生のために、一ノ関駅を基点に骨で聴く旅をしましょう。

陸前高田ボランティアセンターを骨で聴く

2011-05-17 11:35:47 | 骨で聴く復興支援

 東日本大震災で壊滅的被害を受けた岩手県陸前高田市のボランティアセンターに骨伝導きくちゃんが届けられました。最初にスタッフの方に骨伝導を体験して頂き、その驚異の技術が確認されました。



 陸前高田市福祉協議会から市役所を経由して、被災している方々の中で、「聞こえ」の問題に悩まされている方、またその周囲の方、医療関係者などに骨伝導きくちゃん10セットが無償で渡されることになります。

          ⇒ 骨伝導きくちゃん



 未だ仮設住宅の数が圧倒的に少なく、体育館の避難所での生活を余儀なくされている高齢者とその家族には、難聴で大声で話をしなければならない苦痛が緩和されることでしょう。補聴器と異なり、耳に装着する必要がなく、聴診器のように額などにあてるだけで「聞こえ」が蘇るのは、画期的といえます。
 また、医療関係者に使って頂くことで、被災した高齢者との会話がスムースに実現することになります。

 これは骨伝導の国際特許を保有するメーカーの株式会社テムコジャパンが骨伝導きくちゃんを提供し、国内販売と企画を担当する骨で聴くドットコム(株式会社ピーエムコーポレーション)が参加する東日本大震災支援の財団法人設立準備室により実現できたものです。

          ⇒ 骨伝導メーカー ㈱テムコジャパン
          ⇒ 骨で聴くドットコム ㈱ピーエムコーポレーション

 陸前高田の市街地は壊滅状態となっています。避難生活の長期化が懸念されます。ストレスの多い避難生活に「聞こえ」のプレゼントをすることで、補聴器を今まで使用してこなかった人にも役立てられれば幸いです。


小岩井農場の一本桜を骨で聴く

2011-05-16 11:03:36 | 骨で聴く復興支援

 2011年3月11日に発生した巨大地震は、東日本一帯、特に東北地方を甚大な被害を齎しました。津波の被害による沿岸部の悲惨さは、連日報道されるとおりです。一方、内陸部では、インフラの復旧が行われ、大動脈である東北新幹線や東北自動車道も既に再開されています。常磐線や常磐自動車道は原発の問題で、未だ全線復旧の目処はたちませんが、東北は新しい展開を迎えたといえます。
 そこで単にボランティアだけでなく、経済的に困窮しつつある内陸部への観光資源を活かすため、知られざる東北の魅力を発信し、人の流れを新たに形成することで、復興支援をしたいと思います。骨伝導と旅する地域として、今まで東北地方はそれほど取り上げられえませんでしたが、この機会に骨伝導とともに東北の経済復興支援を行うことは、十分い意義あることだと考えます。

 最初に紹介するのが、小岩井農場の一本桜です。

 NHKの朝ドラマ「どんど晴れ」の場面にも取り入れられたことで、今まで知られざる桜スポットがメジャーな存在へとなりました。東京では桜の時期は、1ヶ月以上も前に終わっていますが、ここでは昨日の5月15日現在で、まさに見ごろでした。ゴールデンウィークの時には駐車場が順番待ちになったと言います。

 まだ雪化粧のままの雄大な岩手山を背景にして、麓の牧草地には菜の花の黄色い絨毯がひかれています。そこに絢爛たる桜の花をつけた樹木が、どっしりと立っている姿は、まさにお見事としかいいようがありません。
 一本桜はエドヒガンサクラで、この色のコントラストと雄大さを目にすると、それだけで癒しの効果が得られそうです。

 樹齢は不明とのことですが、おそら100年くらい前の明治40年代に植えられたのではないかと推定されています。周囲の草地は、小岩井農場の牧草を収穫する畑です。かつては牛の放牧地だったため、牛の暑さ対策として「日陰樹」の役目を担う樹木だったと考えられます。

 この見事な光景に見入り、骨伝導ヘッドセットによって雄大な音を脳へと伝えます。これは感動的です。特許技術の最先端骨伝導技術が、岩手の名画的風景に溶け込んでいくのを実感します。

          ⇒ 特許技術の骨伝導製品

 岩手県でもこの地域は地震による「揺れ」の被害はありましたが、大きな被害に至っていません。沿岸部と異なり津波とは無縁です。全国の方がこのエリアを旅するにの、何の問題もありません。桜の花が散ったとしても、このスポットは絶対にお勧めですので、ぜひ骨伝導とともに訪れてみてください。

 

猿島を骨で聴く

2011-05-11 12:15:51 | 骨で聴く癒しの世界

 以前に一度取り上げたことのある東京湾の猿島を再び遠望しました。

          ⇒ 無人島を骨で聴く

 懐かしいことに、そのときは2007年でしたから、5年も前です。
 神奈川県横須賀市にあり、東京湾に浮かぶ無人島で、しかも東京湾内では唯一の自然島という島です。しかし意外と便利な立地で、京急本線横須賀中央駅から徒歩と船で約30分程度で行くことができます。

           ⇒ 横須賀中央駅を骨で聴く

 夏には、海水浴、バーベキュー、釣り、等々のレジャーで人が集まります。この時期は無人島らしい雰囲気はなくなります。しかし、島内からは縄文時代の土器や弥生時代の土器・人骨が出土していますので、太古には無人ではなかったのかもしれません。

 ただこの猿島は太平洋戦争までの時代、東京湾の首都防衛拠点となっていました。その暦者、幕末に江戸幕府の台場が築造されたことに始まります。明治に入ると陸軍省・海軍省の所管となり、東京湾要塞の猿島砲台が築造されたりしました。この要塞跡は現在も残っています。



 終戦後はアメリカ軍に接収された時期を経て、昭和32年(1957年)に、は海水浴場が開かれ、レジャーや観光の島となりました。その後、平成5年に海水浴場は閉鎖されましたが、平成8年に再開され、平成15年には、横須賀市が国から猿島の無償譲与を受けることになりました。

 日蓮伝説と戦争の歴史を持つ猿島を望み、骨伝導ヘッドセットで島と海の奏でる音を骨で聴きます。骨伝導により風の感覚と周囲の音声が一緒に脳へと伝わります。米軍で採用された特許技術が活かされます。

          ⇒ 特許技術の骨伝導製品

5年ぶりの無人島・猿島ですが、骨伝導とともにのんびり望むのは最高です。

新小金井駅を骨で聴く

2011-05-10 11:52:18 | 骨で聴く鉄道駅

 骨伝導ヘッドセットともに癒し空間や巡礼地、パワースポットなどを訪れていますが、鉄道の駅も取り上げています。そこに基準はなく、随分と脈絡のない取り上げ方をしていると感じています。

 今回はやはり脈絡のなさで、西武多摩川線の新小金井駅です。
 西武線は今までに何度か取り上げていますが、多摩川線は初めてです。武蔵野市の武蔵境駅から府中市の是政駅を結び、旧路線名は是政線です。西武鉄道には珍しく、他の西武線との接続が一切ない、単独の路線です。

 《西武新宿線》
          ⇒ 久米川駅を骨で聴く
          ⇒ 田無駅を骨で聴く
          ⇒ 下落合駅を骨で聴く
          ⇒ 西武柳沢駅を骨で聴く
          ⇒ 小平駅を骨で聴く

 《西武池袋線》
          ⇒ 保谷駅を骨で聴く
          ⇒ ひばりヶ丘駅を骨で聴く
          ⇒ 東久留米駅を骨で聴く

 《西武狭山線》
          ⇒ 下山口駅を骨で聴く

 《西武秩父線》
          ⇒ 西武秩父駅を骨で聴く

 《西武多摩湖線》
          ⇒ 八坂駅を骨で聴く

 そして多摩川線は路線名の変遷が激しく、特殊な歴史を歩んできました。
 最初の多摩鉄道が開通したときから1922年に是政駅まで全通し、1927年に旧西武鉄道に吸収されました。このときに多摩線となりました。これがその後に是政線と名称変更され、次に武蔵境線、さらに現在の多摩川線に変更されてきました。

 孤立路線で、しかもワンマン運転の路線です。それでも全駅とも、改札は初電から終電まで稼動しています。そのため、バスや都電、東急世田谷線のような車内の運賃箱や運賃表示機などの設備はありません。鉄道らしい都市型ワンマン電車です(?)

 始発の武蔵境駅はJR中央線で三鷹駅の一つ先の駅です。
 ここから南西に延びています。この路線には保線関係の専属の社員が在籍しないため、新宿線の上石神井駅から出張しています。また、自動改札機が全駅に設置されていない関係で、西武線では唯一パスネットが利用できなかったも珍しい光景でしたが、現在は主流がPASMO(パスモ)になり、簡易ICカード改札機ができました。JRの簡易Suica改札機とは異なり、西武線のものはオートチャージも利用できます。

 一つ目の駅が新小金井駅です。

 大正6年(1917年)に開業した駅で、小金井市内の駅としては最も歴史の古い駅になります。中央線武蔵小金井駅の開業が1924年、東小金井駅に至っては1964年ですから、確かに歴史があります。それなのに「新」を冠しているのは、小金井駅が国鉄東北本線にあったためです。

 簡易的な駅前ロータリーがあったり、商店街があったりで、都内のローカル線としてはそれなりの規模を持ちます。しかし乗降客は決して多くありません。やはり利便性でいえば、新宿駅や東京駅まで直通する中央線の東小金井駅が近くにあるからでしょう。

 のどかな路線のちょっとした駅は、骨伝導ヘッドセットを通じて聴こえる音声も、何だか気持ちがよいものです。米軍で採用された技術は、爆音の中でも通話の出来る骨伝導としての機能が活かされますが、ここではやはり騒音対策年としてよりも、耳をふさがない日常の道具としての骨伝導がマッチします。さすが特許技術です。

          ⇒ 特許技術の骨伝導製品

 こんな新小金井駅に降り立ち、周囲を散策するのも小さな旅で良いかもしれません。少なくとも西武新宿線や池袋線のような大動脈の駅とはまったく異なるのが興味深いものです。

下落合氷川神社を骨で聴く

2011-05-09 11:05:04 | 骨で聴く巡礼旅

 ゴールでウィークも終わり、日常生活が戻ってきました。
 東日本大震災からの復興、原発の問題、それに疲弊した日本経済の復活など、課題はまだまだ残っている状態で、休みモードから平常時の風景へと変わりました。こんなとき、改めて身近な聖域の声を聴き、明るい未来へと繋げていきたいと思います。
 もとろん、聴くのは骨です。骨伝導によって、新たな発見を日常生活の中で見つけて行きたいと思います。

 訪れたのは下落合です。
 骨伝導ヘッドセットとともに、以前にも訪れた場所です。

          ⇒ 東長谷寺薬王院を骨で聴く
          ⇒ 下落合駅を骨で聴く

 このエリアを東西に貫く動脈は新目白通りです。今回訪れた氷川神社も新目白通り沿いにあります。しかし参道は新目白通りではなく、平行した位置にあります。これは新目白通りの歴史がないことに由来するかもしれません。

 疾走するクルマの騒音は境内にまで響きます。米軍の爆音に対応した通信手段としての骨伝導は有効に作用します。骨伝導サングラスでも通常の携帯電話接続のヘッドセットでも、騒音は邪魔にならずに通話ができます。

          ⇒ 骨伝導サングラス
          ⇒ 携帯電話接続骨伝導ヘッドセット

 下落合氷川神社の創建は相当に古く、江戸の歴史よりはるかに昔になります。なんと、創建が孝昭天皇の時代だといいいます。孝昭天皇の在位を「古事記」でみてみると、紀元前475年から紀元前399年に相当します。神話時代です。したがって、孝昭天皇ですら実在したかどうかは疑問です。

 実際の創建より前に時代を持ってきたのが事実でしょうが、それでも、そこまでして歴史的に続く聖域だと思われてきたことが重要だと思います。

 江戸時代は氷川明神社といわれ、近隣の豊島区高田にある氷川神社の祭神が素盞嗚命一座で「男体の宮」と称されたのに対して、下落合の氷川神社の祭神が妻にあたる奇稲田姫命一座であったので「女体の宮」と称されるようになりました。ふたつあわせて「夫婦の宮」となります。また以前に取りあげた薬王院が別当寺をつとめていました。

 存在感の強い神社で、境内は広くありませんが、このエリアのランドマークのようにもなります。現在の鳥居は1985年に再建されたもので、かつての鳥居は第二次世界大戦により焼失してしまったようです。

 騒音対策としての骨伝導機器も悪くないですが、聖域ではやはり「声」を骨で聴きたいものです。日常の中の異世界の声を骨伝導で聴くことで、新しい未来へと向かっていきたいものです。
 特許技術の骨伝導スピーカーは、下落合氷川神社の声を明瞭に届けてくれます。(?)むしろ、そう感じることが、今後の経済復興にはふさわしい気がします。