骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

諸口神社を骨で聴く

2015-04-14 10:56:54 | 骨で聴く巡礼旅
西伊豆の旧戸田村。
現在は合併により沼津市になったものの、やはりここは何度も訪れても独特の雰囲気が漂う「戸田村」です。

タカアシガニや深海魚が水揚げされる戸田港を外海から守るように突き出ているのが御浜岬です。
この御浜岬に鎮座するのが諸口神社です。

米軍採用・特許技術を誇る最先端の骨伝導機器とともに参拝に行きました。
耳を使わないことから鼓膜に損傷がある方でも「聞く」ことが出来たり、米軍の爆音下という過酷な騒音でも「聞く」ことが出来る骨伝導機器ですが、こんなのどかな岬に鎮座する神社への参拝にも実は最適な製品です。

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晴れていれば、戸田港から望むと港開口部の正面に富士山が見えます。赤い鳥居と富士山とのコントラストは見事ですが、訪れたのは雨の日で、残念ながら富士山とのコントラストは望めませんでした。

御浜岬の突端部分は森になっていて、その中に諸口神社は鎮座しています。参道から赤い鳥居までは一直線で、その先は海です。この鳥居の位置と、社殿の向きから考えられるのは、表参道は海に向かっているといえます。本来の参拝は海から神社の神域へ入るのかもしれません。

実際には岬の中に車道があり、「造船郷土資料博物館」のすぐ裏手が社殿になっているので、境内の裏側から参拝に向かうことになります。



諸口神社の「諸口」は「もろき」とも呼ぶそうで、「伊豆国神階帳」に「従四位上 もろき姫の明神」とありますから由緒正しい古社といえますが、創祀年代は不詳とのことです。
もろき姫明神ということから、女神であると考えられ、御祭神は弟橘姫命となっていますが、大己貴命説、国玉命説もあるようです。

式内社・國玉命神社の論社といわれますが、延喜式神名帳伊豆国那賀郡には、國玉命神社が二社記載されているため、どちらの國玉命神社であるかは分かっていません。




現在の社殿は昭和28年に改築されたもので、岬の突端に向かって堂々たる存在感を示しています。
こんな神社の境内では海風も少し弱まり、逆に静寂を包み込むような心地よい風を感じ、耳だけでなく骨からの周囲の音を聞くのが一番です。


淡島を骨で聴く

2015-04-07 16:22:39 | 骨で聴く癒しの世界
沼津市の淡島は、かつては無人島でした。
1940年に第二海軍技術廠の「音響兵器部 淡島臨海実験場」という軍事施設が設置されました。しかし終戦により施設は撤去され、再び静かな島に戻りました。
また、ごくわずかな数ですが、漁民も定住するようになったようです。

島が大きく変貌したのは1980年代になってからです。
東京相和銀行のオーナー・長田庄一が淡島全体をリゾート開発しようとして、運営会社を立ち上げました。
現在でも残る水族館をはじめ、プールやパターゴルフ場などを中心とした「淡島海洋公園」が開業しました。

現在のあわしまマリンパークです。

今では老朽化により休止してしまいましたが、日本では極めて珍しい海上ロープウェイがありました。和風の駕籠に似たゴンドラが使用され異彩を放っていたのも今は昔の話です。

さらにバブル経済の象徴ともいえる超高級リゾートホテルが島内に開業したのが1991年でした。

その後、1999年に東京相和銀行は経営破綻しました。
しかし、あわしまマリンパークは、運営会社を移転していることで現在も継続しています。



1週が2キロちょっとの島で、マリンパークの施設やホテルの周辺を除けば、穏やかな海に浮かぶ静かな島です。
興味深いのは、リゾート開発の過程で弥生時代の遺跡が発見されたことです。土器が出土しています。
無人島の時代が長かったように思えますが、古代の遺跡があるということは漁業との関係か、それとも現在も残る島の山頂にある淡島神社とも関係する祭祀や信仰とのつながりか、何とも興味深く思います。

骨伝導ヘッドセットでマリンパークの喧騒から離れ、静かな波の音を聞きます。



耳を使わない骨伝導技術、しかも米軍で採用された特許技術であれば、この癒し空間のBGMが骨の振動から脳へとダイレクトに伝わる感じがします。騒音対策や難聴の方の補助的役割というイメージが強い骨伝導ヘッドセットですが、こんな空間で使うのも実はお勧めです。

ただし、米軍採用・特許技術の最先端レベルの性能がないと、この感覚は分からないでしょう。

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まだ海上ロープウェイがあった時代から、随分と久しぶりに訪れて、淡島の音を骨で聴きました。