長野新幹線の「あさま」ではありません。
懐かしい信越本線の特急「あさま」です。
命名の由来はこの沿線の代表格である浅間山です。
⇒ 浅間山を骨で聴く
時刻表に初めて「あさま」の名前が登場したのは、昭和36年3月で、まだ特急ではありませんでした。小諸~新潟間のDC準急として誕生しました。。
しかし翌年のダイヤ改正で、「あさま」は「赤倉」に改称されてしまい、たった1年9ヶ月という短い期間で姿を消すことになりました。それでも消滅したわけではなく、上野~長野間のPC準急に「あさま」の名が冠せられたのです。
これ以降から上野~長野間昭の優等列車としての歴史を歩むのかと思ってると、またまたドラマが起こります。今度は完全な消滅です。
昭和38年のことですから、2代目「あさま」も短命だったことになります。この年の10月のダイヤ改正のより、「あさま」は消滅して、急行「丸池」に改称されてしまいます。
そして昭和41年です。上野~長野間に特急列車が設定され、このときに特急「あさま」としてこの名前が復活しました。使用された車輌はボンネット車でした。
昭和47年には「あさま」はエル特急に指定され、名実ともに上野~長野間の優等列車の地位を確立しました。
写真はその当時の電車でしょう。何だか懐かしい気持ちになります。
そして新幹線の開業とともに「あさま」の名も引き継がれました。碓井峠をひた走る姿は消え、特急「あさま」は新幹線を見送りながら余生を暮らしている感じです。
骨で聴きます。
骨伝導のヘッドセットで往年の特急「あさま」が疾走する音を聴きたいものです。車輪の音が記憶の世界と重なり、骨から脳に伝わっていくかもしれません。
⇒ 骨伝導について知りましょう
ゴールデンウィーク、思い出の特急「あさま」とともに骨伝度!