スタジオジブリ制作の映画「となりのトトロ」では「七国山」として登場した八国山は、東京都東村山市の緑地公園です。八国山は標高わずか89.4mで、なだらかな丘陵地帯といえます。
そんな八国山に骨伝導機器とともに向かったのは、源氏・徳川氏の流れから新田義貞の古戦場跡を訪ねるためでした。
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徳川氏と源氏の新田氏の関係は、満徳寺で触れました。
⇒ 縁切寺・満徳寺を骨で聴く
つぎに新田義貞と巨大古代寺院との逸話にも触れました。
⇒ 武蔵国分寺を骨で聴く
元弘3年(1333年)、足利氏と同じ源氏の血をひく新田義貞は上野国生品神社で兵を挙げました。鎌倉幕府を打倒するための兵です。
新田義貞の率いる軍は、新田一族や上野・武蔵周辺の豪族を集め、兵を増加していきました。足利高氏(のちの尊氏)の嫡子である千寿王(のちの足利義詮)も合流したことで、武蔵七党も軍に加わり、新田軍は数万規模に膨れ上がったと言われています。
新田軍は鎌倉街道に沿って南下していきました。入間川を越え、小手指原の戦いで勝利し、幕府軍とは久米川での戦いとなりました。
新田義貞は八国山から指揮をとったといわれています。その頂には将軍塚の碑があります。久米川古戦場跡は、現在では八国山に隣接する住宅街となっていました。碑があるだけで、住宅地の空き地に建てられたような地味な存在です。
骨伝導ヘッドセットを使い、耳には聞こえない音を聴きます。
しかし緑地公園に隣接した住宅街の物音しか聞こえません。現代の音です。骨伝導によりかすかな振動から脳へと伝わる回路に、古戦場の音は届きません。
それほどまでに現代的な地域です。
癒し効果は骨伝導により脳波との関係で生じます。しかしここでの戦いのシーンは想像するのが難しい感じです。それでも戦いによる死者が眠る地です。骨伝導ヘッドセットのまま合掌します。
時にはこんな骨伝導の旅も良いかもしれません。
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