骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

0系新幹線を骨で聴く

2008-09-29 11:27:43 | 骨で聴く鉄道駅

 今年の夏は東京駅で「ポケモン新幹線( ポケモン新幹線を骨で聴く)」を見ましたが、やはり新幹線といえば初代スタイルの0系です。

 飛行機のような顔は、丸みとともに高速というイメージを出しています。この先頭形状と、青と白に塗り分けられた顔は、やはり愛嬌があります。
 新幹線のイメージが確立された同時に、戦後日本の高度経済成長、東京オリンピック以降の日本を象徴する存在でもありました。

 もはや東京では見ることのない0系新幹線ですが、青梅鉄道公園で久しぶりにご対面できました。展示してあるのは昭和44年製造のもので、大阪万国博覧会の輸送のために増備されたうちの一両だそうです。

 夏が過ぎ、秋が本格化する頃、古の新幹線に触れながら、暑い夏を思い出すのもよいでしょう。暑い夏、空調、省エネ……

 

毒素の浄化を骨で聴く

2008-09-22 17:44:53 | 骨で聴く癒しの世界

  廃業温泉を骨で聴く

 ニセ温泉の氾濫! 

 温泉だから効能があるというのは
               今は昔の話!

 効能のない温泉に雰囲気だけで、
       まだムダな金を払いますか?

 温泉地で損した気分、がっかりしたこと、
                ありませんか?


 なぜ温泉があぶないのか?

 そもそも温泉とは、地熱によってあたためられた地下水が自噴するものでした。
 あたためられた地下水には無機物を多く溶融しているものがあり、これを鉱泉といいます。鉱泉でも低温のものは冷鉱泉と呼び、高温のものを温泉として区分しています。

 冷鉱泉と温泉を区分する温度は、日本の場合25°C以上としています。ちなみにイギリス・ドイツ・フランス・イタリアなどのヨーロッパ諸国では20°Cアメリカでは21.1°C(70°F)以上が温泉になります。

 ところが最近では「自噴」する温泉は激減し、地下深く1,000m以上も掘って温泉を湧かせているのが一般的です。1,000m以上も深い場所では地熱で地下水があたためられるのは当然のことです。

  25°C以上であれば温泉法で立派な「温泉」になります。しかも、無理やり深く掘った温泉ですから貴重な財産になります。これを有効利用するために循環させて殺菌し、再度浴室に利用しています。
 さらに加水することもあります。これで、本来の効能ある成分が肌を通して身体に影響をあたえるでしょうか? むしろ、浄水した水道水をあたためたほうが、身体に良いのではと思ってしまいます。

 本来の温泉は、自然の効能と、訪れることの付加価値があったはずです。今の日本では、どこに行けば「毒素の浄化」をなす、本当の温泉があるのでしょうか?

 ■本当の名湯情報サービス

 そこで真実の温泉を探る旅の情報が求められました。真実の情報を知れば、古来から続く本物の「癒し」を体験する旅に出ることが出来るのです。
 それが現代の温泉巡礼かもしれません。心の空白を埋めるものです。

 中高年だけでなく、少年少女まで「巡礼」や「遍路」に出かける人が増えているといいます。これは信仰心だけでなく、ウォーキングによる健康志向や、より細密化されたこだわりの旅が一般的になったためかもしれません。
 その一方で温泉についてはより手軽に、より安易になっているのが実情です。かつての本格的な湯治はあるものの、心とカラダの健康に深い関わりがある物質・セロトニン神経などに影響する、本物の「癒し」とは無縁になってしまったようです。

 本物の温泉に触れ、伝説化し、霊験を含んだ伝説を求める旅をしてみましょう。

 単なる効能豊かな温泉に行くだけでは、心身の毒素をすべて浄化することは出来ません。巡礼と同様のセロトニン効果を体感するためのテーマが必需品なのです。有名な温泉地や一般的に「名湯」と呼ばれる温泉だけが、癒しを提供するとは限りません。知る人ぞ知る程度の温泉にも、実は隠れた効能と謎の伝説に満ち溢れているのです。ただ、あまりの秘湯で、行き着くのに命がけでは意味がありません。

 誰にでも気軽に行ける場所でありながら、有名な温泉地や、ニセ温泉で不快な気分を味わったことがある人だけに提供する温泉情報サービスこそが必要なのです。

                  

 そんな希望を持って温泉情報を提供し、ついでに骨で聴く旅も案内していきたい、そう思ってスタートした事業は、まだまだ発展途上です。皆様の力が必要です。
 コストを利益に変え、温泉を癒しにし、骨で聴く情報に愛の手を!



 



目白駅を骨で聴く

2008-09-19 15:56:25 | 骨で聴く鉄道駅

 東京を1周するJR山手線の中で、他路線への乗り換えのできない駅がいくつかあります。その少数派のひとつが目白駅です。そしてこの駅こそ、日本で初めて橋上駅舎を採用した駅として、知る人ぞ知る駅なのです。

 目白というと学習院のイメージがありますが、他にも学校は数多くあります。
 日本女子大学、川村学園、目白デザイン専門学校、日本外国語専門学校などもあります。学生が多いのも頷けます。

 すぐ隣の駅が池袋駅で、日本で新宿に次いで乗降客の多い駅です。しかし歴史的には池袋のターミナルの役目を担う駅はこの目白駅だったといいます。住民の反対運動や地形の関係で、開業当初の明治時代にはのどかな農村地帯だった池袋がやがて大発展を遂げることになったのです。

 従って目白には池袋とは異なる歴史的な文化や学校の多さからアカデミックな雰囲気が漂っています。
 こんな駅を骨で聴きましょう。
 そしてムダを利益にかえましょう。



瑠璃寺を骨で聴く

2008-09-17 16:15:06 | 骨で聴く巡礼旅

 信州・伊那谷にある大嶋山瑠璃寺は、比叡山竹林院の観誉僧都(かんよそうず)がこの地に入り、 仁王山の間の洞(あいのほら)の樹間に出現した薬師如来にいたく感激し、創建した古刹だといわれています。
 建久3年(1197)には源頼朝の祈願所となりました。このとき寺領750石を永代寄進。そのときに、三本の桜も共託されたといいます。それが今日、桜でも有名な寺院になることに繋がりました。枝垂桜は昭和13年に長野県の天然記念物に指定されました。

   瑠璃寺公式ページへ

 春 桜の季節にはその幹の太さとは裏腹に、繊細なこぶりの花が天から降り注ぐように垂れ下がる様は圧巻です。


 伊那谷にひっそりとある寺院ですが、歴史的には平安仏の寺であり、源頼朝公祈願寺、上杉謙信公戦勝祈願の寺、武田信玄公仏道修行の寺、徳川家御加護の寺として、知る人ぞ知る有名な寺院なのです。 


 聖衆来迎の図、十六善神、愛染明王、武田信玄寄進の鶏香炉、雨乞いの青獅子などの寺宝があります。 

 また、獅子舞でも有名です。
 天永3年(1112)瑠璃寺を開創した観誉(かんよ)僧都は、日吉神社を比叡山の坂本から勧請しました。このとき、3月8日(旧暦)を祭日として獅子舞を始めるようになったと伝えられています。
 現在の獅子舞の形になったのは、天保5年(1834)の記録にありますので、江戸末期からは、ほぼ固定し、現在のようになったと思われます。
 
 場所的には山の寺( 山の寺を骨で聴く)からも近く、一緒に参拝するのはいいかもしれません。

 骨で聴き、参拝したことで、昨日は思わぬ人のセミナーにも参加できました。
 本田 健先生( 本田健公式サイト
 滝井秀典先生( 滝井秀典公式サイト
 松尾昭仁先生( ネクストサービス株式会社
 以上、3人の方々です。
 滝井先生とは名刺交換までして頂き、本当にありがとうございました。

 瑠璃寺の境内に流れる静かな旋律を骨伝導で聴き、翌日はビジネス最先端の先生方から話を聞くという流れは、心地よい疲労ですらありました。

 まずは今の使命を楽しみ、前身あるのみです。困っている施設の利益アップを続けていきます!




箱根湯本駅を骨で聴く

2008-09-10 11:24:35 | 骨で聴く鉄道駅

 新宿から小田急のロマンスカーで一直線というイメージがあるせいか、箱根湯本駅は小田急線の終着駅のような気がします。しかし、実際には小田原からの乗り入れで、箱根登山鉄道の駅なのです。
 小田原~箱根湯本の間はすべて小田急電鉄の車両で運行されているので、余計に勘違いがおきます。

 さらにいうと、登山鉄道で、箱根の表玄関というイメージからすると、駅の標高はそれなりの高さがありそうですが、実際には標高108mしかありません。
 ちなみに北関東の宇都宮市と同じくらいの標高です。
 とはいえ、やはり登山鉄道の面目躍如なのは、この駅から強羅方面へ向かうと、出発してすぐに80パーミルの上り勾配にかかります。
 駅のすぐ近くにあるガードは見ものです。勾配の角度がそのままガードを斜めにしています。

 やはり箱根は温泉です。
 ゆっくりとしたいものです。

 そのためには、利益を上げましょう。




那覇空港を骨で聴く

2008-09-03 12:40:33 | 骨で聴く鉄道駅

 紺碧の海が広がる環境に、日本国内の航空機年間発着回数第5位を誇る那覇空港があります。1972年の本土復帰により国内の幹線空港として位置づけられました。
 沖縄周辺のハブ空港として、観光・リゾート産業だけでなく、農産物の出荷輸送基地としても重要になりました。
 まさに沖縄の経済活動そのもの象徴といえるかもしれません。

 那覇空港の前身は、1933年、太平洋戦争以前に旧日本海軍が建設した小禄(おろく)飛行場といわれています。終戦後は占領軍であるアメリカが管理していました。
 現在でも名残のように、民間航空便だけでなく陸海空の各自衛隊と海上保安庁が共用しています。

 大規模な日本屈指の国際空港に成長した那覇空港ですが、沖縄県の県庁所在地であり最大の都市である那覇市の中心地から近い位置にあります。国内では福岡空港、ヨーロッパではフランクフルト空港のような感覚的距離でしょうか。
 モノレールやバス、タクシーなどで市の中心部まで10分程度で行くことが可能です。まさに恵まれた立地条件といえるでしょう。
 しかし沖縄本島全体で考えた場合、空港は島の南部にあり、南北に細長い島の地形から北部の地域の人たちにはかなり不便かもしれません。

 ちなみにインドネシアの北スラウェシ州にはナハ空港という同音の空港があるそうです。インドネシア語で「Bandar Udara Naha」、英語表記ではそのものズバリで「Naha Airport」です。

 骨で聴く利益を一瞬で上げる旅も、初めて空港を取り上げました。鉄道とは一味違う旅です。

 ⇒ 骨で聴く方法
 ⇒ 利益アップの秘法


                                        


三鷹駅を骨で聴く

2008-09-02 11:54:15 | 骨で聴く鉄道駅


 JR三鷹駅の下には玉川上水が流れています。斜めに駅を横切り、ほぼこれに沿って三鷹市と武蔵野市の市境になっています。

 南の三鷹市側にはベデストリアンデッキ、北の武蔵野市側にはロータリーがあります。中央線としては、隣の吉祥寺駅には乗降客で及ばないものの、重要な駅であることは間違いありません。(JR東日本の駅の中では第44位だそうです)

 三鷹駅で有名な事件は「三鷹事件」です。下山事件、松川事件と並び称される「国鉄三大ミステリー事件」のひとつです。
 
 少し長いですが概要を引用してみましょう。

事件概要

 米軍を中心とした連合国軍による占領下の1949年(昭和24年)7月15日午後9時23分(当時はサマータイムのため現在の午後8時23分)に、国鉄三鷹駅構内で暴走した電車により、同駅利用客6人が電車(国鉄63系電車)の下敷となり即死。また、線路脇の商店街に脱線。横転しながら突っ込み、負傷者も20人出る大惨事となった。

捜査・裁判

 捜査当局は国鉄労働組合員(国労)の日本共産党員9人と非共産党員1人の共同謀議による犯行だとして起訴し、更に2人が偽証罪で起訴されたが、1950年(昭和25年)東京地方裁判所の鈴木忠五裁判長は、非共産党員の竹内景助の単独犯行として無期懲役の判決を下す一方、共同謀議の存在を「空中楼閣」と否定し他を無罪とした。これに対し検察は全員の有罪を求めて控訴・上告したが竹内以外については退けられた。

 竹内景助の主張は、公判以降変遷を複雑に重ねたものの、目撃証言など裏付けのあるアリバイがあるとして東京高等裁判所控訴した。しかし東京高裁は1951年(昭和26年)、竹内についてのみ検察側控訴を受け入れ、書面審理だけで一審判決を破棄し、より重い死刑判決を言い渡した。弁護人は無実の主張とは別に、被告人の顔も見ぬまま死刑に変更することの非道も訴えて最高裁判所上告するものの口頭弁論も開かれないまま、1960年(昭和35年)に死刑が確定した(ところがこれが8対7の1票差であったため物議を醸し、以後死刑事件に関しては口頭弁論を開くことが慣例となった)。竹内は死刑判決後も、文藝春秋誌に陰謀説を訴える投稿をするなど無実を訴え続けたが、1967年(昭和42年)、脳腫瘍のため獄死。真相は究明されないまま幕を閉じた。

     出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 戦後のミステリーです。
 しかし現代でも政治の混迷や、不条理な値上げ等々、ある意味でミステリーといえるかもしれません。そういう意味で三鷹駅に立ち、三鷹事件の謎に触れ、現在の世を見つめるのは意義ある行動といえるでしょう。
 もちろん、骨で聴きます。
 そして、不条理な部分はコストの削減で対抗します。