メルセデス・ベンツの2シーターオープンスポーツがSLKクラスです。デビューは1997年で、世界に先駆けて自動開閉式ハードトップ「バリオルーフ」を備えたクルマとして注目されました。これはクーペの静粛性とオープンエアドライブの爽快さをスイッチ1つで簡単に楽しむことができるというもので、実際にこれを体験してみると革新的なモデルであることを実感させられます。
エアインテークやウインカー部分がアローデザインで、ドアミラー、ディフューザーデザインのリアスカートやダークティンテッドリアコンビネーションランプを採用しているので、メルセデス・ベンツのシリーズでありながら精悍なエクステリアとなっています。
しかしここで取り上げるのが1.8L 直列4気筒DOHC スーパーチャージャー搭載「SLK200コンプレッサー」のモデルです。比較的コンパクトなロードスターとはいえ、このサイズでこのエンジンは正直いって無理があるように感じます。ドイツ車らしい発想と設計で、わずか1,800ccでありながらそれなりのパワーとトルクで、快適に走行できる点は間違いありません。しかし日本でこのタイプのクルマを望む人には違和感があるかもしれないのです。
どうしてもセカンドカー的な側面があるため、小排気量からひねり出すパワーは、アンバランスです。
5.4Lや3.5Lのエンジンが搭載されるボディですから、むしろ1.8L専用に割り切ったモデルが欲しいのが正直な感想です。ただ無理やりパワーアップしたスペックのようであっても、エンジン単体で見た場合は、さすがはメルセデス・ベンツと頷けるレスポンスです。エンジン音も快適で、心地よい気分になれます。
オープンのときは、風きり音とエンジンの音が激しい感じがして、それが小排気量の限界を感じさせます。そんなときは騒音対策としての骨伝導機器です。耳を使わず、骨から脳へと伝える骨伝導は米軍の爆音にも対応しています。このヘッドセットはぜひ用意したいものです。
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スポーティーなモデルのクルマに最先端技術の骨伝導を組み合わせ、バイクとは異なる快適な走行をお勧めします。