骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

箱根神社を骨で聴く

2012-02-28 10:30:07 | 骨で聴く巡礼旅

 東京から手軽に行ける代表的な観光地といえば、何といっても箱根でしょう。駅伝や温泉でも有名ですが、今回は霊験新たかな箱根神社を骨伝導とともに取り上げることにしました。

 古代より山岳信仰の霊地であったと見られる箱根神社ですが、その歴史も古く、孝昭天皇の時代に聖占仙人が駒ヶ岳を神体山として神仙宮を開いたのが始まりといわれています。天平宝字元年(757年)には、万巻上人が現在の地に里宮を創建し、僧・俗・女の三体の神を箱根三所権現として祀ったと伝えられます。
 社宝の『箱根権現絵巻』には、天竺斯羅奈国・波羅奈国の姫君と王子が日本に来て箱根三所・伊豆二所両権現となったという伝承も掲載されています。

 さらに『吾妻鏡』によれば、石橋山の戦いで敗れた源頼朝をこの社の権現別当が助けたという記載があり、そのことから、以降、関東の武家の崇敬を受けるようになりました。明治の神仏分離の際には、別当寺の金剛王院東福寺の別当は還俗して神職となり、現在の箱根神社に改称しました。



 芦ノ湖から続く参道は、斜面を登り続ける毎に聖域としての雰囲気を醸し出してきます。ただ有名な観光地でもあるため、休日は環境客で賑わい、本来の静寂はありません。喧騒の聖域で、耳を使わずに聖なる「声」を聴くのには骨で聴く…骨伝導が有効です。

          ⇒ 骨伝導専門webショップ

 ここでは骨伝導の威力を使い、喧騒対策から癒しのシータ波への以降とともに、歴史ある神社の雰囲気を堪能できます。難聴対策や騒音対策に優れる骨伝導ですが、こんな一面もあるのかと驚愕すること間違いなしです。
 それには喧騒の箱根神社はまさに最適な場所です。ぜひ一度体験してみてください。

りっくんランドを骨で聴く

2012-02-27 10:27:43 | 骨で聴く体験記

 愛称が「りっくんランド」という可愛らしいものですが、実はここ、陸上自衛隊の広報センターなのです。90式戦車や89式小銃をはじめ、地下指揮所を再現するなど陸上自衛隊の装備類をほぼ網羅している場所です。浜松市の航空自衛隊浜松広報館、佐世保市にある海上自衛隊佐世保史料館に次いでオープンした施設で、陸上自衛隊としては最大の広報施設です。

 2010年7月には来館者100万人を達成した無料の施設で、2009年には行政刷新会議の事業仕分けで、入場料の有料化を提案したことで話題となりました。この報道のおかげで、来館者数が約1.8倍まで増加し、逆に注目を集める結果となった施設です。
 2010年11月から高校生を除く18歳以上の大人が500円、小・中・高校生が200円の有料制に変更されましたが、今度は有料化によって入場者数が激減する結果を招きました。そして2011年2月以降からは再び無料となりました。



 館内では自衛隊の服装や装備品の体験コーナーもあり、子供たちに人気の射撃シミュレータなども置かれ疑似体験ができるようになっています。なかなか見ることのできない異世界が展開され、骨伝導を扱う人は一見の価値があります。
 骨伝導機器は、米軍だけでなく爆音の中で通話のできる画期的な手法として、各国の軍隊に普及しています。日本の自衛隊でも納入されています。りっくランドには爆音はありませんが、爆音を発する戦車や対戦車ヘリコプターを見ながら、どれだけの威力を誇る爆音なのかを想像することはできます。通常のスピーカーではまず通話は不可能でしょう。耳を使わない骨伝導だからこそ実現できるものです。

          ⇒ 驚異の骨伝道技術を使った製品

 陸上自衛隊広報センターは、住所としては東京の練馬区に相当するようですが朝霞駐屯地にあり、練馬区の側からは入れません。川越街道で和光市を過ぎた地点から入ります。最寄駅とよべるのも和光市駅です。
骨伝導が活かされている世界へ、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

代官山駅を骨で聴く

2012-02-24 13:22:07 | 骨で聴く鉄道駅

 渋谷駅から一駅の東横線代官山駅です。いつものように骨伝導ヘッドセットとともに向かいました。

 2012年(平成24年)度から東横線は地下鉄副都心線との相互直通運転を実施するため、渋谷駅から代官山駅までの区間は地下化工事が行われていて、ここから渋谷への風景も変化することと思われます。

          ⇒ 渋谷駅を骨で聴く

 代官山駅といえば、以前、ホームがトンネルと踏切に挟まれた位置にあっため、ホームが短かく、中目黒寄りの2両分はドアを締めたまま停車していました。さすがにこれは是正され、踏切が閉鎖・廃止になり、さらにトンネル内へもホームが延長されました。

 似たようなことは、同じく渋谷駅の隣に位置する京王井の頭線の神泉駅でも見られます。

          ⇒ 神泉駅を骨で聴く

 代官山駅周辺の街は1990年代より東京では、青山、原宿と並ぶお洒落なファッションの街として知れ渡るようになりました。位置的に渋谷と恵比寿に近く、小規模ながらもファッション関連専門店やデザイナーによるカフェやレストランなどの「オシャレ」な飲食店が多く集まっていることで、街のブランドは一気に上昇したといえます。

 ただ駅そのものは小さく、正面口も狭い道路があるだけ、明治通りの旧道からは鑓ヶ崎交差点と代官山交番前交差点の間にある脇道を入っていくしかありません。メインの通りからは駅を案内するものは一切無く、代官山駅入口交差点から入ると、北口の小さな出入り口にしか行けません。

 駅としての機能よりも街としてのブランドがアップし、今でも憧れの街になっている典型例といえるでしょう。

 すさまじい喧騒はなく、落ち着いた雰囲気もブランド価値を上げています。そんな街だから骨伝導ヘッドセットは喧騒対策には不向きで、むしろ心地よいBGMを骨で聴きながら散策するのが良いかもしれません。

          ⇒ 骨伝導サイト「骨で聴くドットコム」

 骨伝導とともに鉄道の駅を訪問すると、街の色だけでなく音までも感じることができます。これだから骨伝導の旅はやめられません。

 

諏訪大社上社前宮を骨で聴く

2012-02-23 10:53:49 | 骨で聴く巡礼旅

 諏訪大社といえば、信濃国一宮で名神大社、神位は正一位という全国規模での知名度を持っています。どこででも見かける諏訪神社は日本各地にありますが、まさにその本社が諏訪大社です。国内にある最も古い神社の一つとされているものの、諏訪大社は諏訪湖をはさんで上社と下社に別れ、さらに上社は前宮と本宮、下社は春宮と秋宮と合計4つあることは、案外知らない人も多いかもしれません。

 御柱(おんばしら)でも知られる諏訪大社の中で、もっとも古いのが上社の前宮です。骨伝道サングラスGL42とともに、この古から続く神秘の聖域へと向かいました。



 祭神は出雲に関係する建御名方ですが、本来は諏訪地方の土着の神々であるとされるミシャグチ神、蛇神ソソウ神、狩猟の神チカト神、石木の神モレヤ神などだといわれています。
 祭神に関しては、日本書紀や古事記の神話時代から伝わるもので、有名な国譲りに原点がありあます。天照大神の孫、瓊瓊杵尊の降臨に先立ち、武甕槌命が、出雲の大国主命に国譲りを迫りました。しかし、大国主の次男である建御名方命が、国譲りに反対し、武甕槌命と相撲をしたが負けてしまい、諏訪まで逃れ、ここで新たな支配をしたというものです。

 前宮は中央本線・茅野駅から車で約5分程度の場所に鎮座しています。中央高速の諏訪インターチェンジからも比較的近い距離です。しかし上社でも本宮と異なり、ここは静寂に包まれ、観光客の数も多くないのでしょう、土産物屋の列もなく、聖域にふさわしい雰囲気を保っています。

 道路から斜面に沿って境内が広がり、その境内の大半を占める広場を神原と言います。大祝の居館である神殿と 附属する多くのの建物が軒を連ね、上社の祭祀の中心地だったとのことですが、室町時代に神殿が移転されたことで、多くの建物が消滅してしまいました。現在では祭典に必要な建物だけになり、当時の面影はありません。



 前宮の御本殿は境内から一度農道のような道に出て、200m程上段の位置にあります。民家が点在しています。実に不思議な気分になります。高台の場所で、きれいな水が豊富に流れる地は、鎮静効果を伴うような感じです。しかも周囲には民家が普通にあるというので、違和感も感じます。

 ここが諏訪信仰発祥の地と伝えられ、現在の社殿は昭和7年伊勢の神宮の御用材を以て建られたものだといいます。

 骨伝道サングラスGL42とともに、周囲の「聖」の音を聴き、癒し効果を堪能できます。

          ⇒ 骨伝道専門サイトの骨伝道サングラス

 次は本宮へも足を伸ばしたいと思い、参堂を背に歩き出しました。

関金温泉を骨で聴く

2012-02-22 10:49:38 | 骨で聴く癒しの世界

 山陰の冬は、暗いイメージがあります。喧騒に包まれ、骨伝道機器が必要なほどの人ごみと、季節感のない都会では、比較すること自体が愚かに感じられます。
 そんな山陰地方の倉吉駅を基点として、歴史に彩られた暖かい温泉へと思いをめぐらせます。BGMは騒音対策ではなく、シータ波を誘導する意味で骨伝道サングラスGL42を使います。

          ⇒ 倉吉駅を骨で聴く
          ⇒ 骨伝道サングラスGL42

 以前に幻の情報誌に掲載された温泉紀行ライターの文章を引用して、山陰の温泉旅情に浸ってみましょう。

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 関金温泉は千三百年の歴史があるが、最初に発見したのは行基である。
 弘法大師ゆかりの温泉というと、弘法大師によってその歴史が始まったところが大部分を占めると思うが、ここは弘法大師により“再興”されたということになっている。
 ただ温泉の歴史そのものは行基から始まっているものの、本当の意味で関金の地から湧いた湯が“関金温泉”になったのは弘法大師からではないか? という憶測も出てくる。その辺の基話(モトバナシ)も聞いてみたいものだと思った。

 だらだら登る細い道の両側に民家や、みやげ物屋とも日用雑貨屋とも見つかぬような店が肩を寄せ合いたまに旅館が混じっている。

 やはり観光温泉地というには生活的だ。

 関東周辺で例えると群馬県の湯宿温泉に近い雰囲気。言ってみれば本当の湯治というのは半分生活なわけで、これが本来の湯治場のあるべき姿だと感じる。

 温泉街もかなり奥まったところに共同浴場「関乃湯」がある。
 外観は民家風の建物で玄関の上に「関の湯」の看板がかかっており、
   まさに“湯小屋”という雰囲気。

 明治34年以来の古くからの外湯で、自分もある程度の予備知識は持っていたが予想したとおりではあった。玄関戸はガタピシと開けるようなイメージがあったがサッシに変わっている。中に入るともっと予想と違った。



 木の香りも新しいこじんまりした待合。番台にはニコニコ顔のおばさんが座っている。無人の湯小屋然とした想像が覆されてびっくり。聞くと、今年の九月に改装されたらしく、それ以前は私が予想したような感じがずっと続いていたらしい。おばさんにとっては本当に念願だったようで、実に嬉しそうに話してくれた。

 入浴料200円也を払いソロリと入ると男女別に仕切られた清潔な脱衣場の奥に浴室がある。

 浴室はこじんまりとしていて3~4人で一杯になる檜作りの湯船がある。

 ここはさすがに自分本来のイメージ。

    洗い場はない。
             無人。

 存分に湯を浴びた後ゆっくり湯船に身体を沈める。

      ジャスト適温。

 46度の源泉は無色透明、無味無臭。温度調整され懇懇と溢れ出している。もったいなきこと限りなし。初入湯の喜びと湯の快適さに浸りしばし瞑想。
 泉質は三朝と同じ単純放射能泉。ラジウム自体には、匂いや色の要素はなく、入った感じは普通の単純泉のようだ。ただラジウムは湧出後ラドンとなって気化するので、浴室を密閉することにより吸入効果が得られるそうだ。特に肝臓病や痛風によいとのこと。

 温泉の恩恵だと思われるが、この三朝、関金周辺は平均寿命が全国でも屈指だという。今もなおこのラジウムの恵みは、内外の湯治者を支えているようだ。

 湯上りに番台のおばさんから話が聞けた。

 ここは当初湯治目的で三朝に行っていた人が

「三朝の湯は熱すぎる」

 とのことで移ってくるケースが結構多いらしい。
なるほど三朝はたしか源泉五十六度くらいで自分も相当熱かったと記憶する。三朝の湯も効能は確かなはずだが、これはまた別問題であろう。

 ただ、せっかく移ってくる人がいてもその中心たる「関の湯」があまりにもボロでは‥‥、という苛立ちとも悔しさとも言える思いがあったようだ。
 自分などはいたずらに改装や建替えで変っていくより、古くともそのまま歴史を証明していて欲しいとついつい思ってしまったりするが、実際に湯を守る当事者にとってはもっと現実的に立派であって欲しいと願うものなのだろう。
 実際肝心の湯がしっかりしているのであれば、これは当たり前のことだなと改めて思う。おばさんの笑顔に同調し自分も多いに喜び、楽しい時間を過ごすことができた。

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 幻の情報誌掲載当時の原文を引用しました。これは2006年にこの「骨で聞く異世界」ブログが開始されるよりも前のものです。
 懐かしく、そして新鮮でもあります。



東伏見稲荷神社の「お塚」を骨で聴く

2012-02-20 15:44:51 | 骨で聴く巡礼旅

 記事投稿がなかなか出来なかったので、再び東伏見稲荷へと骨伝導とともに参拝に行き、新たな出発をすることにしました。

          ⇒ 東伏見稲荷を骨で聴く

 今回は、本殿裏手の聖域へと足を延ばしました。荘厳な雰囲気が周囲に充満しています。朱塗りの鮮やかな本殿とは異なる独特の雰囲気です。

 説明板が右手にありますが、まず目立つの鳥居の数です。この本殿裏手の一帯には、「お塚」の小さなお社がたくさんあり、それぞれに奉納された鳥居がたくさん並んでいます。それぞれ御神徳の異なる社で、まるでミニ八十八ヵ所のようでもあります。

 聖域は静寂に包まれ、喧騒で威力を発揮する骨伝導も、ここでは癒し効果に貢献してくれます。

          ⇒ 騒音対策だけでない骨伝導製品

 歴史に彩られているわけではない神社ですが、癒し効果抜群の聖域は、また新たな発見にも繋がります。骨で聴く旅もまだまだ続けようと心に誓うことでができました。