骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

日本橋浜町・清正公寺を骨で聴く

2015-02-24 12:20:02 | 骨で聴く体験記
日本橋にある浜町公園は、東京の都心にある中央区としては最大の面積を誇りる公園です。
ここには熊本藩主・細川氏の下屋敷があった場所で、明治時代以降も細川家の邸宅がありましたが、この周囲一体を公園として整備したものです。開園は1929年でした。

そんな浜町公園の中に熊本藩主・細川斉護によった建てられた寺院があります。清正公寺です。

文久元年(1861年)に細川斉護が熊本の日蓮宗本妙寺から勧請し、創建したもので、熊本本妙寺の別院になります。
加藤清正を祀る寺院として有名です。

現在の堂宇は昭和34年(1959年)に再建されたもので、公園の一角に堂々とした存在感を示しています。



清正公寺は公園になる前、まだ細川家の敷地であった頃からも一般公開されていたようで、そんな背景を考えると、公園の一角にあるのは自然なことにも感じます。
境内は狭く、特筆するような雰囲気はありませんが、都民の憩いの場所を見守っているようで好感が持てます。

そんな浜町公園の一角で周囲の音声を骨で聴きます。

骨伝導により耳だけでなく骨からも伝わる都会の「音楽」です。