前回(⇒ 鶏足院を骨で聴く)に引き続き、飯田市の禅寺をたずねます。
飯田市と松川町方面を結ぶ道路は天竜川に沿った国道が中心ですが、段丘の中腹にフルーツラインと呼ばれる快適な道路があります。
文字通り、リンゴや桃、梨などのフルーツを栽培する農園を貫く道路です。
そんなフルーツラインから元善光寺(⇒ 元善光寺を骨で聴く)方面に下る交差点近くを南下した場所に、目的の耕雲寺があります。
ここでの圧巻は羅漢門です。
上層は入母屋造の二重門、下層は漆喰大壁塗の龍宮門で組物には彫刻が施されている見事な門です。
飯田市の有形文化財に指定されているだけあって、見ごたえは十分です。また、参道からこの門越しに見る寺院の全体像は、異世界の入口のような存在感があります。
インターネットで復活した弘法倶楽部でも、建築様式の美を追求しています。
いわば「場」のエネルギーがより具現化された美しさとしてです。霊力や法力は禅宗寺院とは異なるかもしれませんが、共通する「美」は必ずあります。
そんな視点で巡礼に旅たつのも良いかもしれません。
⇒ 弘法倶楽部
また、ここでも骨で聴きます。
骨伝導のヘッドセットは巡礼の必需アイテムになります。耳には届かない静寂な寺院の歴史と信仰を骨で聴くのです。ご詠歌だけが骨伝導の真骨頂ではありません。
最先端の特許技術を駆使した骨伝導スピーカーが伝統寺院を介して伝えられるメッセージを脳へと伝えるのです。
⇒ 骨伝導専門ページ
骨で聴く禅宗寺院は、だから素晴らしいといえます。