東京の神田多町にある小さな神社。
その由緒、祭神、お社の変遷など「謎」の多い神田の小さな神社が松尾神社です。いつものように骨伝導とともに参拝に訪れました。
場所は靖国通りと外堀通りが交差する淡路町交差点から近く、鉄道の駅では、地下鉄淡路町駅、神田駅、都営小川町駅が最寄になります。アース製薬のビルから細い路地に入った目立たない神社です。
この松尾神社は、江戸の時代から京都の松尾大社を勧請してきたと伝えられています。しかし、千代田区四番町資料館職員の京都・松尾神社での調査によると、神田へ勧請したという記録は出てこなかったようです。偶然に同一の名だったことから、京都との関連があとから伝説化したのか、これは謎です。
江戸時代に神田明神の境内に松尾神社と記されている神社があったという事実はあるようですが、神田多町の松尾神社との関連は不明です。
由来が歴史的に裏付けられない神社は多く、ここでもその例があてはまりそうですが、現在の東京の都市内においては、まさに都会的な小さな神社として残っているという事実だけで十分な気がします。
騒音対策としての骨伝導が有効なエリアで、古から謎のまま伝わる神社があるのも大いにロマンがあります。
ちなみにこの地域は、名暦の大火後に、この地に発展を遂げたのが「神田市場」があった場所です。江戸から明治の時代に、東京の台所として食文化を支えてきました。下町の気質もこの「市場」との関連がありそうです。ところが関東大震災(大正12年)で壊滅状態となり、昭和3年に秋葉原へ移転することになりました。今回の東日本大震災で同様な事例が多くあることでしょうが、天災は地域の文化までをも左右してしまします。それはともかく、秋葉原への移転までの約280年、この地は「神田市場」として活況を呈し、松尾神社も鎮守としてなくてはならない存在だったことでしょう。
米軍で採用された特許技術の骨伝導は、都会での神社参拝には最適です。周囲の騒音対策だけでなく、耳をふさがないメリットも多く感じることでしょう。
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都会の小さな神社へ参拝することは、それなりにロマンを秘めていることが多く、骨伝導の最新パワーとの相性も抜群です。