骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

東京聖十字教会を骨で聴く

2010-06-29 06:12:31 | 骨で聴く巡礼旅

 骨伝導のヘッドセットや骨伝導定番商品「きくちゃん」、骨伝導サングラスなどと一緒に聖なる場所を巡礼する「骨で聴く巡礼旅」ですが、どうしてもキリスト教の施設が少ない傾向にありました。

 ちなみに以前取り上げたのは、わずかに3回だけでした。

          ⇒ ニコライ堂を骨で聴く
          ⇒ 旧軽井沢礼拝堂を骨で聴く
          ⇒ ハリストス正教会を骨で聴く
 
 神社・仏閣などは身近な施設も取り上げている割に、教会についてはなぜか少ないことに気づき、今回はアントニン・レーモンドが設計した東京聖十字教会へと行くことにしました。

 今回装備したのは骨伝導サングラスと骨伝導「きくちゃん」でした。

          ⇒ 骨伝導サングラスGL52
          ⇒ 骨伝導定番製品「きくちゃん」

 1961年に建てられたもので、「柱状合板」の使用の「合掌造り風」のものとしては、日本最初の建築だそうです。アメリカのアントン・レーモンドのこの設計は、確かに異彩を放つものです。

 場所は世田谷区の松蔭神社前駅から商店街を通り、一歩住宅街に入ったところにあります。普通の住宅地に突如現れます。
 この出会いは感動的ですらあります。

 質素なつくりが独特の建築物と聖なる教会という要素が加わり、周囲にエネルギーを放出しているようです。
 すぐ近くを東急世田谷線がのんびりと通り過ぎていきます。

 すかざす骨伝導の威力が増大します。
 耳を使わず骨から脳へと伝わる骨伝導の驚異的な威力により、東京聖十字教会の外観と世田谷線の奏でるリズムが一体化します。

 骨伝導サングラスでお気に入りの音楽を聴いていても、ここでは聖なる音声を骨で聴きたいものです。

 こんな不思議な教会は絶対おすすめです。

                                  

市ヶ谷御門橋台の石垣を骨で聴く

2010-06-28 07:51:42 | 骨で聴く癒しの世界

 東京の市ヶ谷駅のすぐ近くに石垣があります。
 これは以前に取り上げた市ヶ谷駅構内の「江戸歴史散歩コース」の続きといえるリアルな場所です。

          ⇒ 市ヶ谷駅・江戸歴史散歩コースを骨で聴く

 JR中央線を見下ろすような位置に、ひっそりと石垣はあります。
 電車が走る音が下方から頭上に向けて響いてきます。このとき、携帯電話で通話していた場合、相手の声が聞こえなくなります。都会のよくあるシーンです。

 こんなとき骨伝導が有効です。
 特許技術の骨伝導スピーカーは米軍で採用されているだけあって、爆音より小さな電車の騒音は一切関係なく通話ができます。骨伝導ヘッドセットでハンズフリーにするのも便利です。

 さて、この石垣ですが、江戸城外堀跡の市ヶ谷御門橋台に築かれたいた石垣の一部だそうです。
 残念ながら市ヶ谷御門の桝形は現存しているわけではなく、橋台の石垣は一部が外堀通りの下に保存された状態です。

 夏草に覆われてているため、単なる岩が転がっているようにしか見えませんでしたが、それほど貴重であることを、「知る」ことで理解できます。

 この「知る」ことで理解できるというのは、骨伝導の「知る」が実際の体験に相当し、その驚異の体験が骨伝導の理解へと繋がることに共通するでしょう。

 石に刻まれている刻印は、江戸時代初期に御手伝普請で石垣を築いた大名家や職人の印と考えられています。

 昭和31年、「江戸城外堀跡」として国の史跡に指定され、先の地下鉄構内の「江戸歴史散歩コーナー」に、発掘された江戸城外堀跡関連遺跡の発掘成果の一部を展示公開することになったのです。

 電車の音と骨伝導と貴重な江戸の遺跡をすべて含めて骨で聴きます。

          ⇒ 骨伝導の驚異の世界へ

 身近な歴史散策には、やはり骨伝導ヘッドセットがつきものです。

                    

汐留駅を骨で聴く

2010-06-27 13:29:35 | 骨で聴く鉄道駅

 東京の再開発地域「汐留シオサイト」は、高層ビルが林立し、JR新橋駅とも直結するエリアです。その中に汐留駅はあります。
 従って新橋駅から充分に徒歩で行ける距離であり、ゆりかもめでこの区間を乗車するのは滅多にない距離といえるでしょう。

 東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ) だけでなく、都営地下鉄大江戸線の駅もあり、再開発の現代的なビル群と相性もよく、未来的な雰囲気さえあります。

 骨伝導ヘッドセットとともに、この汐留駅を散策してみました。
 都市の雑踏は喧騒を呼び、さらには鉄道やクルマ等々の騒音が、携帯電話や無線機での通信を邪魔することになりますが、この汐留駅周辺は意外と静かでした。

 ゆりかもめの開業時に駅舎の躯体は完成していたもの、実は旅客駅としての開業はまだ先立ったという歴史を持つ汐留駅は、当時の土壌剥き出しの更地はすっかり消えうせています。
 ゆりかもめ開業時は、更地ということだけでなく、この駅までに至るアクセス方法がなかったのです。まさに都会の秘境駅だったわけですが、その面影は一切ないに等しい状態になりました。

 そもそも汐留駅といえば、明治5年9月12日に開業した初代新橋駅がこの駅の始まりであるといわれます。その時代の駅舎は木造石張り2階建ての西洋建築でした。
 鉄道の歴史の中で、東京のターミナル駅として輝く駅だったのです。

 大正3年に東京駅に旅客ターミナル駅機能が移り、貨物駅として「汐留駅」に改称され、昭和61年に廃止されるという運命を辿りました。
 現在の汐留駅は、いわば駅の名称の復活になります。国鉄時代とは直接的なつながりがあるわけではないといえるでしょう。

 テムコジャパンの持つ特許技術を有する骨伝導スピーカーは、米軍で採用されただけあって、爆音の中でも通信できる性能です。これを一般消費者向けにした商品は様々ありますが、こんな汐留駅では騒音対策としてはその驚異的な機能・性能が十分に活かされないかもしれません。
 しかし再開発エリアに最新技術の骨伝度ヘッドセットは、未来的な都会になじみ、融合し易いようです。

          ⇒ そんな骨伝導の世界へ行く

 未来都市・汐留に、骨伝導の驚異的な技術が映えるのは、そう遠い次代ではないでしょう。そう確信した駅でした。

                                  

船の科学館を骨で聴く

2010-06-26 16:10:48 | 骨で聴く癒しの世界

 東京臨海副都心エリア、通称「お台場」地区で最も早い時期に建設された建築物が船の科学館です。

 博物館の建物自体が船の形になっているのが特徴で、子供たちだけでなく大人もわくわくする気分になります。

 これは豪華客船「クィーン・エリザベス2号」をモチーフにしています。
 骨伝導を装着してこの建物を見上げただけで、重厚な汽笛の音が骨から脳へと伝わってくるような感覚をおぼえるほどです。

 建物としては6階建てで、やはり船の構造にあわせて展示してあります。凝っている感じがして好感が持てます。

 海を感じ、骨伝導を使って船の音をひろい、巨大な船の科学館を堪能しました。骨伝導の活躍の場があったわけではありませんでしたが、おそらく休日は混雑するでしょうから、そのときの騒音対策には骨伝導が大活躍するかもしれません。

          ⇒ そんな骨伝導を体験してみましょう!

 骨伝導とともに訪れる旅にも、時には骨伝導の驚異的な威力が直接関係しないときがあっても良いでしょう。

                      


きくちゃんキャラクターを骨で聴く

2010-06-20 07:55:53 | 骨で聴く体験記

 骨伝導の定番製品といえば「きくちゃん」です。

          ⇒ 骨伝導「きくちゃん」詳細

 その「きくちゃん」のパッケージやポスターで登場するこのおじさん、何ともいい味を出しています。改めてよく見てしまいました。
 思えば、骨伝導ブログ「骨で聴く異世界」では様々な場所に「骨で聴く」旅をしてきました。そのとき一番多く一緒に旅したのが「きくちゃん」でした。最近は骨伝導サングラスが増えましたが、基本は「きくちゃん」です。

          ⇒ 骨伝導サングラスGL42

 もちろん、バイクのときは骨伝導スピーカーVibraudioの特許技術を利用したシェルショッカーを使いますが、降りてからは「きくちゃん」です。

          ⇒ 骨伝導ヘルメットシステム「シェルショッカー」

 そんな「きくちゃん」のキャラクターおじさんを改めて「骨で聴く」のも良いのでは‥
 有名人ではないでしょうが、骨伝導という最先端の技術力、メーカーのテムコジャパンという社内の雰囲気によくマッチしています。

 もし骨伝導「きくちゃん」を購入された場合、このおじさんのことをよく覚えておいてください。お願いします。

                                

五反田駅を骨で聴く

2010-06-19 09:13:02 | 骨で聴く鉄道駅

 一反は約992m²。
 それを5倍にした広さを持つ田、だから五反田という地名になるそうです。
 今ではJR山手線、東急池上線、都営地下鉄浅草線が交差する五反駅に、田のイメージは一切ありません。

 骨伝導とともに都内を巡る旅で、五反田までやってきました。都会には騒音がつき物で、骨伝導の威力によって、どこでも快適な通話ができますが、ここ五反田でも骨伝導がありがたい騒音でした。

 JR東日本 - 1日平均乗車人員 134,512人
 東京急行電鉄(池上線) - 1日平均乗降人員 102,895人
 東京都交通局 (浅草線)- 1日平均乗降人員 62,023人

 乗降客は多い駅です。
 おもしろいのは高架駅である山手線のホームよりさらに高い位置に、東急池上線があることです。
 東急五反田ビルは地上9階の高さがあり、このビルの4階から池上線ホームに直結しています。実際にホームに出てみるとそれほど高さは感じませんが、外から見たときはそれなりに興味深い感じがします。

 そんな五反田駅を骨伝導とともに散策してみると、騒音だけでなく骨から脳へと伝わる音声は、様々なものが出てきます。活気というわけではないでしょうが、明らかに都市部特有の雑踏の音です。
 骨伝導の驚異のパワーも、都会モードを感じます。

          ⇒ そんな骨伝導製品を比べてみましょう!

 骨で聴く鉄道シリーズは不定期ですが、どの駅を取り上げるか法則性がないのが特徴です。

                         


大塚台公園を骨で聴く

2010-06-18 02:43:24 | 骨で聴く癒しの世界

 JR大塚駅から都電沿いに歩いていきます。もちろん骨伝導のヘッドセットを装着して歩きます。都電の音が耳だけでなく骨からも伝わります。都会の喧騒とは少し異なる音を骨伝導でキャッチしています。天祖神社の先まで行きます。

          ⇒ 大塚天祖神社を骨で聴く

 そして春日通りに出る前に、穏やかな斜面に広がる公園が現れます。
 この公園・大塚台公園は、区画整理事業によって生まれた公園です。
 正面の入口を入ると小さいながら林のように木々が形成されているのがわかります。ケヤキやイチョウ、ソメイヨシノ、ツツジ、アジサイなどが梢を連ねているのです。気持ちの良い空間に入った感じがします。

 春日通りを疾走するクルマの排気音はそれほど聞こえません。骨伝導を使わなくても携帯電話の通話は問題なさそうです。
 
 公園の中央にはSLがあります。国鉄蒸気機関車 C58 407です。
 製造は昭和21年12月29日、汽車製造株式会社のものです。
 廃車は昭和48年12月1日、この公園での展示は昭和49年5月5日で、北海道から運ばれてきました。ちなみに、当時、SLが唯一走っていた北海道でも、昭和51年には廃止されました。

 骨伝導を使って蒸気機関車の音も聴きたいと、思うのは身近でSLを見たからでしょうか‥

 ただ檻の中に入っている様は、少しだけ残念な気がします。そういう意味では世田谷公園の方が迫力あります。

 SLの先は一段低くなっていて、ここには滝と水のスベリ台を備えたジャブジャブ池があります。夏の暑い時期には、水遊びをする子供たちで賑わのではないかと想像が巡ります。そんな滝の音は癒し効果抜群で、骨伝導を通して脳へと伝わる音は、脳波まで影響を与えてくれそうです。

          ⇒ 骨伝導から考える脳波との関係

 こんな骨伝導の旅で出会う公園も時には良いものだと思いました。
 散歩の延長のような小旅行に、ふとした出会いと骨伝導による癒し効果、まさに都会のオアシスです。

                             

日本橋を骨で聴く

2010-06-17 17:45:15 | 骨で聴く体験記

 骨伝導は都会の騒音に強いことから、都心の日本橋へと向かいました。ご存知、日本橋です。地名ではなく文字通りの「橋」を骨伝導とともに「聴く」ことにしました。

 江戸時代にまで遡ります。
 徳川家康の全国道路網整備計画に際し、木造の橋として誕生した日本橋は、主要な五つの街道の基点とされました。江戸という当時の大都市の中でも最も賑わっていた場所でした。
 江戸の象徴ともいえる場所であるのは、浮世絵に富士山を背景として描かれていることでも分かります。
 現在は上に高速道路が通り、情緒も何もない雰囲気の橋ですが、北側部分を原寸で復元したものは江戸東京博物館に展示されいます。

 江戸時代の江戸市内は火事が多かったことは有名です。
 日本橋もこの時代は幾度か焼け落ちているようです。その数は10回といわれ、全焼がその中で8回といわれています。

 現在の橋になったのは、明治44年(1911年)です。
 花崗岩製の石造で、二連アーチ橋です。平成11年に国の重要文化財に指定されとのも頷けます。

 そして日本橋は道路元標です。

 現在の道路法では道路元標に関する規定はありませんが、戦前では道路の始点となる道路元標の設置が義務付けられていました。
 江戸時代に五街道の基点だったことから、首都・東京市は日本橋が道路元標とされていました。

 交通量の多い日本橋では、携帯電話も通話するのが辛くなるほどの騒音があります。工事の音と合わさったら、相手の声が聞き取れないほどです。道路元標だったというだけのことはあります。

 こんなとき携帯電話なら骨伝導を使うのが賢いやり方です。ハンズフリーにするのも良いですし、Bluetooth(ブルートゥース)を使うのも良いでしょう。
 日本橋で携帯電話を使うのに最適なのは、

          ⇒ 携帯電話接続骨伝導ハンズフリー
          ⇒ Bluetooth(ブルートゥース)骨伝導ヘッドセット
          ⇒ 骨伝導サングラス

 ちなみに日本橋基点の国道は現在7つあります。但し国道の場合重複区間という扱いがあるので、本当の意味で日本橋基点は大阪に至る1号線と青森に至る4号線だけです。
 重複区間まで入れると、仙台への6号、千葉への14号、横浜への15号、新潟への17号、塩尻への20号があります。
 どの路線も交通量の激しく、骨伝導の活躍が期待されます。

 日本橋へは地下鉄の日本橋駅は最寄駅ですが、実は一番近いの地下鉄半蔵門線の三越前駅です。駅名に特徴がある駅です。ここで下車して江戸気分を味わいながら、特許技術で米軍に採用された骨伝導の最新機器を使う小旅行もなかなかに味わいがあるといえます。

          ⇒ 特許技術の骨伝導専門ショップ

 首都圏在住者は意外と東京観光をしないでしょうが、骨伝導とともに江戸の街を想像するのも、決して損はしないでしょう。慌しい現代人でも、骨伝導があればあらゆる騒音の中でも通信できるからです。

                              


瀧轟山明王院満願寺別院の大師堂を骨で聴く

2010-06-16 23:35:09 | 骨で聴く巡礼旅

 瀧轟山明王院満願寺別院といっても「?」という方が多いかもしれません。しかし通称であれば都内在住者にはすぐに分かるでしょう。

   関東三十六不動尊霊場第17番の等々力不動尊です。

 ここ最近等々力渓谷について取り上げているので、ここでも骨伝導巡礼旅ではおなじみの弘法大師にスポットを当てることにしました。真言宗智山派の寺院ですから大師堂はあります。ここを骨伝導とともに訪れます。
 
          ⇒ 弘法大師といえば『弘法倶楽部』

 この寺院の開山縁起は、興教大師覚鑁に帰せられているといいます。役行者作の不動明王像に夢で告げられたのがこの場所だったという、いわば聖地であり、パワースポットともいえます。

 満願寺は等々力渓谷とは東急線の等々力駅を挟んで反対側にありますが、等々力不動の山門は、満願寺の旧山門を移築したものだそうです。瀧轟山の扁額が見えます。この下をくぐり境内へ進みます。

 右手に小さな大師堂が現れます。
 骨伝導とともに多くの大師堂を訪れましたが、寺院規模に対して、堂が何とも小さい感じがします。でも不思議と違和感がないのはどういうことでしょう?

 骨伝導「きくちゃん」を首からぶら下げ、周囲の音声を骨から脳へと伝えている状態で、この大師堂の出現は何とも心地よいのです。以前に訪れたことがあるからというわけではありません。

          ⇒ 骨伝導定番製品「きくちゃん」

 骨伝導による脳波の癒し効果が影響しているのかとも思いましたが、それほどここでは音声を拾っているわけではありません。

          ⇒ 骨伝導から考える「聴く」と脳の関係

 弘法大師のパワーを感じるのとも異なります。
 聖地でひっそりと弘法大師・空海が見守っているとでも表現すれば良いのでしょうか。

 骨伝導巡礼は正直に言って相性があります。
 騒音の中での巡礼には米軍採用の特許技術を活かした骨伝導スピーカーの威力を感じ、静寂の中では耳では聞き取れない癒しの音声を骨から感じ、等々の様々な場面があり、それに相性があります。

 等々力不動尊では、どちらにも当てはまらない相性の良さがありそうです。
 渓谷や遺跡の影響もあるのかもしれません。次の課題です。

               


赤い靴の女の子を骨で聴く

2010-06-15 15:58:45 | 骨で聴く体験記

 赤い靴 はいてた 女の子
    異人さんに つれられて いっちゃった

 誰もが知る童謡『赤い靴』です。
 作詞は野口雨情、本居長世が作曲しました。骨伝導のヘッドセットを使って、この物悲しい曲を聴きながら、麻布へと行きました。このとき使った骨伝導機器は、骨伝導サングラスでした。Bluetoothを利用して聴きます。

          ⇒ 骨伝導サングラスGL42

 この歌詞に登場する赤い靴の女の子は実在しました。
 名前は「きみ」ちゃんです。

 明治35年7月15日、現在の静岡県で生まれました。

 母親は「岩崎かよ」。
 未婚の母だったことから、赤い靴の女の子は私生児として、厳しい世間の風に当たっていました。岩崎かよはきみとともに開拓団として北海道の函館へ行きます。
 
 かよは函館で出会った鈴木志郎と、留寿都村への入植をすることにしました。このとき、娘のきみちゃんはわずか3歳でした。幼いきみちゃんを連れての北海道開拓は、想像を絶するほどに過酷なものでした。まさに命がけともいえる明治の開拓史の一幕です。

 そこでかよは幼いきみちゃんを連れて行くことを断念し、函館の教会のアメリカ人宣教師・ヒュエット夫妻の養女として託すことにしました。

 ところが、ヒュエット夫妻が帰国する時、きみちゃんに不幸が訪れました。結核への感染です。当時は不治の病とされていた恐るべき病気です。

 きみちゃんは義理の両親と船旅が出来ず、麻布十番の鳥居坂教会の孤児院に預けられることになったのです。その後、3年間もの闘病生活が続き、9歳のとき、短い生涯を終えました。

 時に明治44年9月15日の夜のことでした。

 野口雨情との出会いは、入植に失敗し、札幌で鈴木志郎が新聞社に入社したときに、そこの同僚として知り合ったことでした。
 同世代であり、家族通しの交流から、かよのきみちゃんへの思いを野口雨情が詩にしたのです。

 かよは、娘の死も知らないまま、昭和23年・64歳で永眠されました。最後の言葉は「きみちゃん,ごめんね」だったといいます。

 赤い靴の女の子は異人さんには連れていかれず、麻布の地で短い生涯を終えた悲しい物語です。

 現在、麻布十番商店街のパティオにきみちゃんの像があります。

 不幸な時代から聞こえる悲しいメロディを骨伝導を通じて全身で感じます。おしゃれな麻布の真ん中に、こんな物語があることが、日本の歴史そのものにまで思いが巡ります。

 骨伝導を使って、様々な音声を聴きました。
 今回は、いつもと違い、少し重い気分のまま麻布十番の街を歩くことになりました。

          ⇒ そして骨伝導の驚異の秘密にも触れる

 東京と北海道を舞台にした秘話が、童謡の中に息づき、骨伝導を使って骨から脳へと伝わる感覚。
 ぜひこの感覚を体験してみてください。骨伝導の旅は、お勧めです。

                         


等々力横穴墓を骨で聴く

2010-06-13 21:21:59 | 骨で聴く巡礼旅

 等々力渓谷の自然に続き、横穴墓へと骨伝導とともに向かいます。

          ⇒ 等々力渓谷を骨で聴く

 横穴は東京都の史跡で、第3号横穴には東京都教育委員会の解説板がありました。画像では分かりにくいので、文字にして引用してみます。

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 等々力渓谷の周辺では野毛大塚(玉川野毛町公園内)、御岳山、狐塚(きつねづか)などの古墳群が造られた後、古墳時代末から奈良時代(7~8世紀)にかけて横穴群が造られるようになります。
 等々力渓谷横穴群は野毛地域の有力な農民の墓で、これまでに3基の横穴が調査され、現在は3号横穴が完全な形で残っています。
 横穴は谷間の崖地に横に穴を掘って造られていて、玄室(げんしつ)と羨道(せんどう)で構成されています。泥岩(でいがん)の切石(きりいし)でふさがれた玄室の床には川原石が敷かれ、三体の人骨とともに1対の耳環(じかん)(イヤリング)と時が副葬(ふくそう)されていました。その前面には斜面を切通して造られた墓道(ぼどう)が延びています。ここには土器が供えられたり、火を焚いた跡があり、墓前祭(ぼぜんさい)が行われたことがわかります。
1989年3月
世田谷教育委員会

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 渓谷を成している谷沢川の東側斜面に、横穴古墳が群集しているようです。以前に取り上げた多摩川台とは印象が異なります。等々力のほうが庶民的な感じです。

          ⇒ 多摩川台古墳群を骨で聴く

 これまでの調査結果によれば、土師器(はじき)、須恵器(すえき)、刀子(とおす)、金銅製耳環(こんどうせいじかん)、ガラス玉が発掘されたとのことです。
 解説板にあるとおりだとすると、古墳時代終末から奈良時代のものとのことですから、都内でも貴重な史跡といえるでしょう。

 多摩川周辺には神奈川側に加瀬台古墳群(川崎市幸区加瀬)・日吉矢上古墳(横浜市港北区日吉)、東京側に以前取り上げた多摩川台古墳群・荏原古墳群(大田区田園調布)があります。
 横穴墓群としても神奈川側に津田山横穴墓群(川崎市高津区津田山)、東京側に久ケ原台地横穴墓(大田区久ケ原・千鳥)もあり、等々力渓谷横穴墓だけが際立っているわけではありません。

 しかし癒しの渓谷とともに、こんな横穴墓を観察できるのは、東京都23区の中でもここだけでしょう。それだけで価値があるようです。
 骨伝導が活躍する場面としては、周囲の音声を耳だけでなく骨から脳へと伝えることで、遠く古代の人と会話ができるような気分を味わえる点と、環八通りを疾走するクルマの排気音を気にせず通信できるということでしょうか。

 骨伝導とあらゆる場面に遭遇していますが、等々力では毎回様々な発見があるような気がします。

          ⇒ 特許技術の骨伝導専門サイトへ

 これからの季節、散策には最適です。骨伝導サングラスをつけて好きなBGMとともに旅を続けましょう。

                                  


Bluetooth ペアリングを骨で聴く

2010-06-12 06:57:04 | 骨で聴く体験記

 人気の骨伝導サングラスGL42。
 夏を控え、アウトドアには大活躍することでしょう。しかしBluetoothにはまだ馴染みがないという方も多いようで、特に携帯電話とのペアリングについてお問合せもあるようです。

          ⇒ 最新型骨伝導サングラス

 そこでペアリングの方法をとりあげることにしました。

 まず最初に骨伝導サングラスGL42をペアリングモードにします。
 これは、ブルーのインジケーターが激しく点滅するまで電源ONにすることです。

 次に各携帯電話のキャリアごとに手順を公開します。

【NTT docomo】
1)メニュー(-ホーム画面)から「Life Kit」を選択します。
2)「Bluetooth」を選択します。
3)携帯のBluetooth画面から「登録機器リスト」を選択。
4)「機器が選択されていません。サーチしますか?」で「Yes」を選択。
5)サーチ(検索)を実行すると、携帯電話の近くにあるBluetooth機器が表示されます。
6)表示された「Bluetooth機器」の中から(TEMCO-BT02)を選択。 「未登録ですが登録しますか?」のメッセージが表示されます。
7)「パスキー」を入力します「0000」の「0」を4つ入力してください。
8)ハンズフリーを選択(するとGL43での通話のみ可能)その直ぐ後に「他の機能も登録しますか?」の表示がでます。3.のオーディオを選択します。これで音楽も通話も可能になります。

【SoftBank】
1)メニュー画面から「設定」を選択します。
2)「Bluetooth」を選択します。
3)「On/Off}」設定を選択します。「On」を選択して下さい。
4)Bluetooth メニューに戻り「デバイス登録」を選択。
5)GL42をペアリングモードに切り替えて携帯画面のOKを選択して下さい。
6)サーチを実行、GL42(TEMCO-BT02)を含む携帯電話近辺のBluetooth機器が表示されます。
7)ここで「パスキー」を入力します。「0」を4つ入力して下さい。「0000」
8)登録済みデバイスに「TEMCO-BT02」が表示されれば、登録済みです。
※SoftBank携帯はGL42とペアリングが完了した時点で、音楽を聞いたり、電話の通話を楽しんだり等の両機能が自動切換え対応になります。

【au】
1)メニュー画面から「Bluetooth」を選択します。 (機種によってはメニュー→アクセサリー→Bluetooth)
2)「Bluetooth」メニューから「初期登録」を選択。
3)「初期登録」画面から登録したいジャンルを選択します。
 ここではハンズフリ ーの機器として設定。この時GL42をペアリングモードにきりかえてからauのサーチ(:検索)を実行して下さい。
4)サーチを実行すると、au携帯の近くにあるBluetooth機器が表示されます。
 TEMCO-BT02を選択して下さい。(機器選択)
5)ここでパスキーを入力。「0000」の「0」を4つ入力してください。
6)au携帯の通話用ペアリングは完了です。ここで通話機能だけでなく音楽やワンセグをお楽しみ頂く為、もう一度「Bluetoothメニューに戻り「①ワイヤレス機器選択を実行。
7)機器選択の中から「TEMCO-BT02」を選択して下さい。次のメッセージが順を追って出ます。
 音出力をTEMCO-BT02に設定しました。→TEMCO-BT02に接続中です。→
 →A2DP TEMCO-BT2に接続しました。

 サイクリング、釣りなどのアウトドアスポーツはもちろん、騒音の中でも通話ができ、しかも耳をふさぎませんから車の運転や、工事現場などあらゆるシーンで快適な通信ができる骨伝導サングラス。
 米軍で採用された特許技術だからこそ実現できた、GL42・骨伝導サングラスをぜひ堪能あれ!

          ⇒ 骨伝導サングラスをいますぐ!

 骨で聴く異世界としては、初めてこんな話題を取り上げました。骨で聴く旅の中継地になればと思ってのことです。
 では、骨伝導サングラスを着けて、骨で聴く旅を続けます。

                         

等々力渓谷を骨で聴く

2010-06-10 19:30:59 | 骨で聴く癒しの世界


 以前に等々力不動を取り上げましたが、そのときは画質が悪かったので、改めて骨伝導ととともに訪れました。

          ⇒ 等々力不動を骨で聴く

 今回は渓谷を中心に骨伝導を使って、骨で聴く散策をしました。
 
 環八通りという交通量の多い道路を潜っている谷沢川は、東京23区内で唯一の渓谷です。東急大井町線の等々力駅から等々力渓谷までは、徒歩で約2~3分ほどの距離です。
 環八通りを潜り、台地面との標高差が10m.くらいになります。周囲は森林に覆われています。目黒通りもすぐ近くにありますから、周辺は宅地化が進んでいますが、ここは別世界になっています。

 斜面にはいたるところで湧水があります。谷沢川のこの周辺は国分寺崖線を流下する際に削られた地域だそうで、湧水と渓谷美は東京都内では本当に貴重といえるでしょう。

 骨伝導を使って渓谷の音を聴きます。
 川そのものは整備されていて、山奥の渓谷らしい荒々しい水の音はありません。それでも骨伝導をとおして耳では聞こえない音が脳へと伝わってくる感覚は、まさに癒しの世界です。
 
 難聴者の人であれば、骨伝導を使ってこの水の音を聴くだけで、それだけで感激できるかもしれません。その際は骨伝導の定番「きくちゃん」がお勧めです。

          ⇒ 骨伝導「きくちゃん」

 健聴者にお勧めなのは、骨伝導サングラスです。
 木々に遮られて、昼でも暗い渓谷ですが、やはりアウトドアには骨伝導サングラスでしょう。

          ⇒ 骨伝導サングラスGL42

 そんな東京のオアシスを散策するのは、やっぱり骨伝導の威力がものをいいます。

          ⇒ 骨伝導専門サイト「骨で聴くドットコム」

                                 


渋谷駅を骨で聴く

2010-06-09 01:57:07 | 骨で聴く鉄道駅


 夜の渋谷駅。
 都会の雑踏が奏でる音と谷間にこだまする騒音が交じり合い、一種独特の街の声が聞こえてきます。耳からでなく骨から脳へと伝える骨伝導ヘッドセットを使い、そんな夜の渋谷駅に降り立ちました。

 東京のターミナルとして、東京・上野・池袋・新宿・品川などと異なり、渋谷駅の場合、古くからの増・改築がそのまま現在の駅に影響を直接的に与えています。
 JRだけでなくし東急線2本・京王井の頭線、地下鉄線3本などの駅施設、百貨店などの商業施設、機能的とはいえないバスターミナルなど、どう考えても複雑になっているとしかいいようがありません。

 立体的な絡み合いかたは、連絡通路が増改築のままで、階段が多く、機能的な構造からかけ離れてるのが原因です。
 都市の顔としての渋谷駅、他のターミナル駅からすると、この点がある意味雑多な田舎くさい感じがしてしまいます。スマートでないのが、渋谷のブランド・イメージとのギャップを感じるのです。
 
 骨伝導から聴き取る渋谷駅の騒音から、ついこんなことを考えてしまいました。

 実際、渋谷駅は駅が複雑なため、狭い通路もあり、雑踏が他の大きな駅とは完全に異なる様相も見せます。狭い通路に反響するノイズは、携帯電話で通話する人に悪影響を与えたりします。
 そんなとき骨伝導のヘッドセットを使うと、特許技術で米軍採用の骨伝導スピーカーの威力を実感できます。

 そんな雑踏を形成するのは、駅と構造に対して乗降客の多さが際立っているからでしょう。
 JRでは1日平均乗車人員 426,317人で、この数字は新宿駅、池袋駅に次いで第3位を誇ります。
 東急東横線の1日平均乗降人員は426,469人、もちろん東横線では第1位の駅です。
 次に同じ東急でも田園都市線の1日平均乗降人員はさらに増えて652,850人、これもダントツ同線では第1位です。
 京王井の頭線の1日平均乗降人員は343,494人、これは井の頭線だけでなく京王線全体の数字でも、新宿駅に次いで第2位になります。
 次に地下鉄(メトロ)ですが、田園都市線と相互乗り入れの半蔵門線と最新の副都心線は改札が共通しますので、あわせて1日平均乗降人員557,432人という数字です。地下鉄なのに一番高い位置に発着する銀座線は、1日平均乗降人員 237,339人です。

 これだけの乗降客の多い渋谷駅にそれぞれの人の動線が絡み合い、そして奏でる音声が響き渡ります。骨伝導とともに巡る駅も、渋谷駅だけは特別扱いの感じがします。
 渋谷駅の新たな発見が骨伝導をとおしてあったような気もしますが、その前に、無料体験イベント実施中の骨伝導の驚異の秘密をぜひ堪能してください。

          ⇒ 骨伝導専門ページ「骨で聴くドットコム」

 都会での骨伝導の活用方法は、騒音対策・難聴者だけはないということが、骨伝導を知れば知るほど分かってくると思います。
 夜の渋谷駅でも見つけました。

                          


北原白秋住居跡を骨で聴く

2010-06-03 23:01:49 | 骨で聴く体験記


 北原白秋は、教科書でもおなじみの人物ですが、その生涯は57年で終止符を打ちました。
 その生涯の中で、44歳から55歳までの期間を過したのが世田谷区でした。世田谷区の最初の住居跡は、現在の住所表示では世田谷区若林3丁目になります。世田谷通りに面した交通の激しい場所です。

 昭和3年4月、大田区の旧馬込町から移転し、「世田谷風塵抄」と題する一連の短歌を詠んでいます。

 昭和6年には世田谷区の砧6目(旧大蔵の西山野)に、昭和11年1月に、現在の成城1丁目に移転しています。
 しかし昭和15年4月には、杉並区阿佐ケ谷に転居し、昭和17年11月2日、逝去しました。

 北原白秋といえば、現在でも歌い継がれる童謡を数多く発表してきました。近代日本を代表する詩人であり、歌人・童謡作家でした。彼の活躍した時代は「白露時代」と呼ばれています。

 骨伝導を装着して北原白秋の住居跡である若林に出かけました。往来が激しく、トラックの重低音が響く世田谷通りに面しているので、騒音対策には最適な骨伝導は大活躍です。

 しかし、訪れた場所は‥

 以前にここから歩いてもそれほど時間のかからない場所に位置する左卜全の住居跡はアパートでした。

          ⇒ 左卜全の住居跡を骨で聴く

 北原白秋の住居跡はマンションでした。
 建物の隅にこの場所が住居跡だったことが表示されているだけでした。
 すぐ横は疾走する激しい往来の世田谷通り。骨伝導を使って騒音の中でも会話ができますが、ここで北原白秋とは対話は無理でしょう。
 特許技術の骨伝導といえども、過去との対話は不可能です。

 実はここは常盤塚から程近く、ほとんどはす向かいともいえる場所に位置しています。意外な発見でした。

          ⇒ 常磐伝説を骨で聴く

 骨伝導の旅で、一緒にここも訪れれば良かったと後悔するばかり。
 しかしこんな出会いがあっても良いかもしれません。骨伝導の体験とともに、東京の新たな発見が生まれた感じです。それは騒音や癒しの場面で骨伝導が活躍し、新たな名所を見出すのかもしれません。

          ⇒ そんな驚異の骨伝導の世界へ

 北原白秋の童謡を口ずさみ、骨伝導を使って自分の声を骨で聴き、また新しい発見の旅に出て行きます。