骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

ガネーシャを骨で聴く

2010-02-26 11:13:03 | 骨で聴く巡礼旅

 骨伝導の癒し旅にぜひとも携帯したい大人気の福徳神「四臂立像様式のガネーシャ」の極小仏像を紹介します。骨で聴きながらお読みください(?)

 不況の時代だからこそ、幸運を招くものを身につけ、耳では聞こえない音を聴く骨伝導と組合せるのは最高です。

 日本では「お聖天さま」と呼ばれ、現世利益の神さまとして親しまれております。 シヴァ神を彷彿とさせる片足立ちで、シンプルで愛らしい姿は、極小仏ながら存在感抜群!

 ガネーシャは、象の頭と人の体をもつアジアを代表する福徳神で、仏教の守護神でもあります。智慧と財福、夫婦和合や子授けの神として、篤く信仰を集めております。


 お厨子に安置したり、香炉を添えるなど、工夫次第で魅力も増大。お守りとして、インテリアとしていかがでしょう。

 幸運を招く神様として、是非とも家にお越しいただきましょう。

 こころ強い味方となって、いつも見守って下さることでしょう。

 
 比較写真を見た方は「思ったよりも小さいな」と感じるられるかもしれませんが、とても存在感のある仏像です。

 この大きさなら置く場所も選びませんので、自宅だけでなく、もう一つ購入して会社のパソコンの前にも飾りたいと思います。

 このガネーシャですが、「弘法倶楽部」で絶賛発売中です。

          ⇒ こちらでチェック!弘法倶楽部

 そして骨で聴くには骨伝導。
 骨伝導も要チェックです。

          ⇒ 骨伝導専門サイトへ

                              


水野社を骨で聴く

2010-02-20 16:03:22 | 骨で聴く巡礼旅


 公園に隣接というより、公園の敷地の外れというような場所に水野社はあります。周囲は住宅街であるものの、名古屋駅からほど近いことから、街の喧騒も聞こえてきそうな位置です。

 水野社は、名古屋の都市の発展をずっと見てきました。
 700年以前よりこの地にあるといわれています。
 前に取り上げた神明社にも近く、歴史的な聖域が名古屋駅周辺にあるのが、何とも興味深く思います。

          ⇒ 名古屋神明社を骨で聴く
 
 この水野社に、八雲琴が伝承されているそうです。
 名古屋市ホームページの中村区を覗いてみると、笈瀬川筋散策コースに水野社の紹介がありました。メインは八雲琴の紹介でした。一部を引用させて頂きます。

「文政3年(1820年)伊予国中山吉士通郷が神託により創始し、世に広めたといわれる八雲琴は、竹を二つ割にした胴に二弦を張って弾奏し、神聖な神曲を演じて神に奉ずるもので、これを演ずるにも、琴の扱いにもつつましやかなみそぎが行われています。県の無形文化財に指定されています」

 こんな水野社に骨伝導とともに参拝に行きます。

 骨伝導とは、、「外耳や中耳を経由することなく、内耳のうずまき管に直接音の振動を伝え、リンパ液中に浮かぶ聴覚神経が揺れることで音が聴こえる」というものですが、これでは何が何だか分からないでしょう。

 騒音の中でも「聴こえる」技術であったり、難聴の方でも耳を使わずに「聴こえる」ことができたりすることですが、『骨で聴く異世界』では、それだけだけの効用で扱っていません。

 骨伝導による巡礼は、骨で聴くことによる脳波までをも考慮に入れています。
 水野社へも当然ながら、そのための訪問です。

         ⇒ 詳しくは骨伝導専門サイトへ

 名古屋でのマイナーな神社旅は、まずまずの成果だったことを付け加えましょう。

                   


忠犬ハチ公を骨で聴く

2010-02-19 15:08:48 | 骨で聴く動物

 東京の渋谷でシンボル的な存在となっているのは、何を差し置いても忠犬ハチ公の銅像でしょう。
 新聞の記事に、主人を慕うハチの一途な姿が報じられ、読者はその姿に感銘を受けました。「忠犬」と呼ばれるようになったのは必然といえるでしょう。
 
 現在は渋谷駅の待ち合わせスポットにもなっており、このことは首都圏の人だけでなく、全国レベルでも知れ渡っていることかもしれません。

 携帯電話が普及したことにより、ハチ公の銅像で待ち合わせていた人々が、待ち合わせのし相手と電話している光景も多くあります。
 しかし、渋谷の駅前は喧騒の真っ只中です。宣伝用の音声、クルマや電車の音、雑踏の奏でる不協和音等々、騒音の幕に覆われた状態です。

 通話している相手の声がよく聞こえません。
 当然です。工事現場で電話してるようなものだからです。

 そこで騒音でもはっきりと聞こえる技術が必要になります。
 骨伝導です。

 耳ではなく骨から伝わる振動で脳へと音声を届けるのです。これは人間ではごく普通に経験していることですが、音声は耳からという固定概念があると、違和感を抱くかも入れません。
 しかし耳栓をしている状態で、自ら声を発した場合明らかに聞こえることも経験しているはずです。それが骨伝導なのです。

 米軍に採用された特許技術の骨伝導スピーカーが使われた製品を使えば、忠犬ハチ公の前でも快適に通話ができます。爆音の中で無線の通信を可能にした技術です。

 それほどすぐれた骨伝導ですが、特許技術に裏打ちされたものでないと、期待はずれに終わる可能性もあります。そうならないために骨伝導製品はメーカーを選ぶ必要があります。
 では、米軍で採用された特許技術を持つ骨伝導メーカーはどこでしょう?

 渋谷駅からは新宿・中野坂上乗換えで行くことになる杉並区の方南町にあります。テムコジャパンという会社です。

 ここの製品を気軽に購入できるサイトがあります。「骨で聴くドットコム」です。

          ⇒ 骨伝導専門サイト「骨で聴くドットコム」

 飼い主にとっての忠犬がハチ公なら、音声にとっての忠義は骨伝導かもいれません。

                 

赤坂不動尊を骨で聴く

2010-02-18 14:19:17 | 骨で聴く巡礼旅

 東京の中心部にある赤坂は、まさに大都会そのものです。
 江戸城本丸の外郭に位置し、外敵の侵攻、侵入を発見するために設けられた警備のための城門だった場所が、赤坂見附の首都高速と一般道をあわせた立体交差となっているのが、何ともいえません。
 
 この赤坂に骨伝導を使った「骨で聴く」旅に相応しい寺院があります。
 それが赤坂不動尊です。

 廷暦24年(805)伝教大師(最澄)が唐より帰国の途中、暴風雨のため、船が沈みそうになり、御自作の不動明王を海に沈めて祈願し、無事帰国したといいます。その後。不動明王は海の中で静かな眠りについたのかもしれません。
 
 しかし、天安2年(858)越後(新潟県)出雲崎の漁夫が不漁続きの時、毎夜不思議な光を見たことから、その光を探したところ、海中から不動明王が現れたそうです。それこそが伝教大師がお沈めになった不動明王だということで、大切にお祀りしました。

 永承6年(1063)には、源頼義が戦勝を祈願し、霊験を感じて下総米沢に御尊像をお迎えしました。
 さらに鎌倉時代に入ると、文永11年(1274)、時の執権であった北条時宗が文永の役に戦勝祈願したようです。

 慶長5年(1600)には、住僧良台が本尊の夢のお告げによって、武蔵一継(一ツ木)の地に寺を移転し、現在の赤坂不動尊の基礎となりました。
 この時代は、まだ境内の眼下に溜池を望む場所で、古くから霊地であったともいわれています。
 まだ徳川家康が江戸入府以前のことです。

 江戸時代には、紀州大納言の祈願寺となり、広く人々に信仰され、大いに栄えました。江戸の火災や大震災、戦災などのいくたびの災禍を免れ、江戸から東京へと変化しても尚、霊験あらたかなお不動様として大都会に鎮座されています。

 霊験ある寺院への参拝には、骨伝導がいつも一緒です。
 特に都会の寺院は、様々な騒音がBGMになってしまいます。木々が少なく、風が葉を使って奏でるメロディがありません。クルマの排気音だったり、店の宣伝だったり、雑踏の音だったりします。それでも霊験には影響しません。

 最澄の不動明王伝説の寺院ですが、天台宗ではなく真言宗智山派です。真言宗といえば空海、つまり弘法大師です。

          ⇒ 弘法大師といえば弘法倶楽部

 騒音の中でも通信できる骨伝導は、こんな都会の霊験あらたかな寺院では、どれだけ有効か分からないほどです。
 改めて骨伝導の凄さを知った訪問でした。

         ⇒ 骨伝導といえば骨で聴くドットコム

 赤坂不動尊、東京近郊の方はぜひ参拝に行ってみてください。

                       


名古屋駅を骨で聴く

2010-02-14 21:51:02 | 骨で聴く鉄道駅

 名古屋駅。
 日本では東海・中部地方の表玄関を誇る駅です。新幹線をはじめ、全列車が停車し、ターミナルとしてもその規模は全国有数の大きさです。

 圧巻なのは駅ビルが世界一売り場面積が広いということで、ギネスに申請されていることです。まさに名古屋のランドマークであり、駅の巨大さも表しているようです。
 また名古屋駅の周辺では、他にも数多くの再開発が現在進行中で、東京の西新宿のように複数の超高層ビルが林立しはじめています。まさに現代的な大都市の街並みです。

 骨で聴く異世界を体感するため、特許技術の骨伝導機器とともに旅をしていますが、これだけの駅を取り上げるのは初めてかもしれません。(あれ? 東京駅は取り上げたはずなのに‥  ⇒ 東京駅を骨で聴く

 雑踏と騒音に混ざって、地方と都会を結ぶ音声がかすかに聞こえてきます。
 耳だけでなく骨からも聴きます。骨伝導の技術により、容易となりました。爆音の中でも「聞こえる」骨伝導の技術が、大都市の駅で活かされます。

 足音が響く駅の構内で、骨伝導の旅もまだまだだなと実感する次第です。

               ⇒ 骨伝導専門サイトへ

 名古屋は東京都大阪を結ぶだけでなく、戦国武将にも馴染みの都市です。その中心となる駅は、やはり骨伝導を使い、骨で聴くのが大事なのでした。

          

名古屋神明社を骨で聴く

2010-02-13 22:23:05 | 骨で聴く巡礼旅


 名古屋駅という巨大な駅から徒歩で約5分足らずの場所に、伊勢神宮の外宮に見立てられた神明社という小さな神社があります。
 周辺の庶民にとっては、身近な伊勢参りという役目を担ってきた神社で、伝説にもあふれています。それは、笈瀬川の水で造った甘酒を神に献じたところ疫病が治まったというものです。以来、毎年秋になると甘酒祭りが行わるといいます。
 また男の子に化けるという「椿の森のカッパ川太郎」の伝説も残っています。

 こんな都会の中の歴史的な神社に骨伝導ヘッドセットを装着して出かけます。
 都会の雑踏は骨伝導の威力によって騒音を消し去ります。
 交差点を越え、右側に突如として場違いなように出現したのが神明社でした。

 なぜ?

 不思議な違和感は、小さいながら由緒ある神社の出現ということだけでなく、何ともいえない「気」の違いを感じたからでしょうか。
 さらにいえばクルマの排気音すらも消し去る骨伝導による脳波の影響もあるのでしょうか。

 それほどまでにインパクトのある神社です。
 もちろん、この神明社が格段、他の神社と異なるような見た目の違いは一切ありません。むしろ小さな境内だと思える程度でしょう。
 鳥居から参道を進むと、それが激変するのです。

 何かが違う。

 でもその正体がわかりません。
 耳では聞こえない音を特許技術の骨伝導スピーカーで伝えても、その違和感の正体はつかめません。

 不思議な気分のまま、骨伝導ヘッドセットとともに参拝し、参道を交差点の方へ戻ろうとすると、地味な石碑を発見しました。

  鉄柵で仕切られた一角にある石碑は、存在感を消し去り、ある意味「あやしげ」なムードまで漂わせています。近づくと鉄柵に1995年10月8日の中日新聞の「なごや街角50年」切り抜きが貼られていました。
 その記事によると、松井石根(マツイ イワネ)という旧日本軍の軍人のことが書かれたものでした。松井氏は昭和12年の日本軍の南京占領の最高責任者だった人です。有名な南京大虐殺の罪を東京裁判で問われ、1948年に死刑になりました。

 この松井氏の出身地が神社のあるかつての牧野村だったといいます。
 昭和14年12月に、石碑を地元の有力者が建立したそうです。碑文は、松井大将が南京入城後に作った詩「南京入城之感 燦矣旭旗・・・仰見皇威輝八紘」を写しているそうですが、近づくことが出来ず確認できません。
 内容は天皇の権威と兵士の勇ましさをたたえるもので、戦犯となることを恐れた人々により、近くの池に投げ捨てられたという歴史があるそうです。
 その後、この碑が引き揚げられ、再び椿神社に建立されたという記事です。

 伝統ある神社に太平洋戦争の一場面まで登場し、やはりこの神社は普通でないと改めて思いました。

 日本軍が南京占領のさい、お祝いの祝賀が開かれたといいます。
 このとき松井氏は国家の英雄になりました。しかし国家的な英雄は、その8年後には戦犯として死刑となるのです。しかも石碑でさえも、池に投げ捨てられるという有様とは、いくら時代の流れとはいえ、何とも過酷なこととしか思えなくなります。そこまで日本が狂っていたのでしょうか。

 骨伝導を通じて神明社を吹き抜ける風の音が骨から脳へと伝わります。
 骨伝導も米軍で採用され、爆音でも通信できることから軍事利用されています。複雑な気分になります。
 しかし骨伝導の特許技術は、戦争に利用される以前に、人々の「聴こえ」の問題に取り組んでいたのです。この神明社で、改めてそう思います。

          ⇒ その特許技術の骨伝導製品を見よう!

 名古屋を訪れる機会のある方は、ぜひこの神秘の神社へ足を伸ばしてみてください。そのとき可能であれば骨伝導機器をおともにしてください。

              


新橋駅SL広場を骨で聴く

2010-02-11 17:41:21 | 骨で聴く鉄道駅

 JR東日本の乗車人員数で第7位を誇る新橋駅は、JRだけでなく地下鉄のメトロ、都営線とゆりかもめが乗り入れています。
 烏森口の前は駅前広場となっていて、その片隅にC11型蒸気機関車があります。通称SL広場といわれる所以です。首都圏の人でなくても実は馴染みのある場所です。
 と、いうのも、テレビのニュース番組などでサラリーマンへの街頭インタビューが多く行なわれていることから、画面でなんとなく「知っている」光景になるからです。

 新橋駅のSL広場に来ると、雑踏と宣伝の音声で、騒音状態であることがわかります。骨伝導を使って携帯電話を使用すれば何の問題もありませんが、骨伝導なしでは通話しにくい場所といえるでしょう。

 新橋駅の歴史は古く、日本初の鉄道が正式開業したときの基点となった駅だからです。そういう意味では日本の鉄道発祥地として、十分に存在感があるといえます。

 東側の汐留口は以前の貨物ターミナルから見事な変貌を遂げ、見違えるほどの近代的なオフィス街となりましたが、SL広場はそこまでの変化はありません。庶民が集まり、飾らない街の姿が残ります。

 骨伝導を使い、サラリーマンの雑踏を骨で聴きましょう。
 日常という名の連鎖という音声が、骨伝導によって耳では聞き取れない「声」として伝わるかもしれません。画一化され、疎外された感覚が、19世紀の実存主義が今でも生きていることを実感させるかもしれません。

 米軍で採用された世界的な特許技術・骨伝導スピーカーの威力が、現代文明まで聴き取れたら‥‥と、思う一瞬です。

          ⇒ では、その骨伝導の専門サイトへ行ってみよう!

 新橋駅のSLは、現代日本を優しく見守り、骨伝導が深部まで聴き取りをするのかもしれません。

                           
 

新宿鬼子母神を骨で聴く

2010-02-10 18:11:19 | 骨で聴く巡礼旅

 東京で最大の街の規模を誇る新宿。いいえ、日本最大の街かもしれません。少なくとも駅の乗降客数では日本一です。

 そんな新宿の街を走る青梅街道も、新宿大ガード西交差点が基点であり終点です。当然ながら交通量の多い主要幹線道路です。そして青梅街道に隣接する場所には、超高層ビル群が展開され、東京の都庁も一角を占めています。

 骨伝導で癒しを求める巡礼旅には不釣合いな街といえるかもしれませんが、実は穴場スポットがあるのです。

 以前に新宿では太宗寺を取り上げたことがありました。

          ⇒ 新宿太宗寺を骨で聴く

 太宗寺は駅の東側でしたが、今回は青梅街道や超高層ビルのある西側の穴場スポットです。骨伝導のヘッドセットを使い、激しい交通量の青梅街道を歩きます。クルマの排気音がどれだけ激しくても、骨伝導なので騒音での会話は何の問題もありません。

 西新宿で青梅街道に面した日蓮宗の寺院を訪れます。
 青梅街道の歩道橋下交叉点から西へ50mほど歩きます。青梅街道沿い北側、駅からは徒歩で5分程度です。ここで常泉院という寺院の出現に驚かれるかもしれません。

 寛文年間(1661-1673年)に日俊上人が創建した寺院です。日蓮宗ですから「南無妙法蓮華経」のお題目修行を中心にした寺院です。

 骨伝導を使わなければ騒音で大変な場所から、寺院の境内へと入ります。
 境内に入ってすぐの場所に新宿鬼子母神があります。別名は成子の子育て鬼子母神です。浄行菩薩が祀られており、新宿の街中という感覚を一瞬にして消し去ってしまうような雰囲気が漂います。
 鬼子母神像は左手に子を抱き右手に宝珠を持った木像素彫りで金属製の冠を戴いています。

 騒音と骨伝導の組み合わせは米軍での爆音下での通信で実証済み、骨伝導と癒しの効果も脳波の関係で判明しています。この二つがそのまま交差するのが新宿鬼子母神といえるかもしれません。

 恐るべし! 骨伝導の特許技術です。

          ⇒ 今すぐ骨伝導の世界へ

 新宿という世俗の象徴的な街に、古き良き伝統を持つ新宿鬼子母神。骨伝導巡礼としてここを訪れたことことは必然なのかもしれません。

                         

近鉄アーバンライナーを骨で聴く

2010-02-08 12:58:12 | 骨で聴く鉄道駅

 大阪と名古屋をノンストップで駆け抜ける近鉄自慢の特急電車「アーバンライナー」は、東海道新幹線の同区間とは全く異質な風景が展開します。
 また、ある意味で電車とは異なる音を発する新幹線と異なり、いかにも速達電車らしい音を奏でるアーバンライナーは、耳で聞く音だけでなく、骨伝導を使って骨で聴く旅にはふさわしいかもしれません。

 単純な所要時間では東海道新幹線には勝てるはずがありません。確実に遅いといえます。しかしJR在来線の快速を乗り継ぐよりもはるかに速く、快適です。
 始発駅の立地も関係します。新大阪駅は淀川を挟んだ北側に位置するため、「ミナミ」と呼ばれる難波の繁華街の中心部に近鉄特急のターミナルがあります。
 南海や地下鉄など、他の路線との乗換えにも便利なため、場合によっては利便性から新幹線を上回るメリットがあるいえます。

 アーバンライナーは破格の高品位な接客設備を備えた新車としてデビューし、最高速度が120km/hに引き上げられたことで、近鉄名古屋 - 鶴橋間の最速所要時間が2時間をきりました。
 もちろん新幹線のスピードとは比較にならないでしょうが、1988年のアーバンライナーの登場はそれほど画期的だったのです。

 そして新幹線では「のぞみ」の時代に移り、スピードでは大きな差がつけられました。近鉄特急もアーバンライナーNEXTの登場で対抗し、快適性での選択肢を前面に出しました。

 骨伝導を使った旅では、車窓の景色とあわせて快適なシートで、ゆっくりと骨で聴きましょう。新幹線とは全く異なる骨伝導の癒しが生まれます。

     ⇒ 骨伝導専門ページへ

 速さだけが選択肢でない骨伝導の旅は、時間に追われない限り最高です。