NHKや国立代々木競技場のすぐ近くに鎮座する北谷稲荷神社です。
ここは現代建築の独特の社殿があることで有名な神社です。
江戸東京博物館などの設計を手掛けた菊竹清訓建築設計事務所のデザインで、伝統的な神社の雰囲気を残しながらも都会的なセンスでまとめた印象を持ちます。ただ都会的ではあるものの、渋谷という一種独特な喧騒な街からはかけ離れた印象もあります。
NHK側は裏の参道になり、何となくこれも風情があるような感じを持ちます。
表側の参道には鳥居もあります。
表側に「太陽」、裏側に「月」がある鳥居です。
この神社は、渋谷村の名主・長吉の先祖・讃岐太郎直高が文明年間(1469-1487年)に駿州(静岡県)から移住してきた際に創建したといわれています。
江戸時代には上渋谷村・上豊澤村の鎮守社であったといいます。
村の鎮守様とは現在の姿からは想像できませんが、渋谷の中の異空間として存在感を強烈に放つ神社であることは間違いありません。
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