骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

音声経路を骨で聴く

2009-01-22 12:30:30 | 骨で聴く体験記


 私たちが会話をしたり、音楽を聴いたりする時、ごく当たり前のように「耳で聴いている」と思い込んでいませんか?

 実に初歩的な質問です。
 
 海で暮らすクジラの耳は、海水や水圧に影響されない体の内部にあり、外からの音は直接聴こえない構造ですが、しっかり音を聴いています。

 また、偉大な作曲家ベートーベンは、晩年に聴覚障害となった後も、ある方法でピアノの音を聴きながら作曲を続けました。

 では、クジラやベートーベンは、どのように音を聴くのでしょうか。

 このブログの原点ともいえる質問です。

 クジラは下顎の骨で水中を伝わる音の振動をとらえて耳に伝えています。
 ベートーベンは口にタクトをくわえてピアノに押しつけ、ピアノの音の振動を歯から頭蓋骨を経て、聴覚器官まで伝えることで音を聴いたと言われています。

 この例が示すように、音や声には一般的に

 (1) 「耳で聴いている」空気の振動で伝えられた音=気導音
 (2) 「骨の振動を聴く」骨の振動で伝えられた音=骨導音

 という、2つの音の伝達経路があるのです。

 つまり、音や声は、空気の振動、骨や皮膚組織の振動、2つの経路で伝わっているのです。

 骨伝導の説明に最もよく使われる基本中の基本情報です。
 2つの音声伝達経路から、骨伝導の日常性とその活用こそがクローズアップされます。

 詳しくは以下のサイトをごらんになるのをお勧めします。

 ■フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』骨伝導
 ■骨で聴くドットコム「骨伝導とは何か? その知られざる技術」

 そして骨伝導製品のキャンペーンであれば、

 ■骨伝導新春キャンペーン実施中!

 改めて基本に帰ることはオバマ大統領の影響ではありませんが、念のため。

        



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