東京を代表する寺院である浅草寺ですが、その子院のひとつに待乳山本龍院があります。
一般的に待乳山聖天とよばれて親しまれています。「聖天」という呼称からもわかるように本尊は歓喜天、つまり聖天で、本地仏が十一面観音です。
実は都内のパワースポットとしても有名で、標高10メートルの東京23区で一番低い山の上にあるともいわれています。待乳山が本当に「一番低い山」なのかどうかは分かりませんが、隅田川沿いになぜかそこだけ盛り上がった小高い丘であるのは事実です。台東区は上野界隈を離れて、隅田川沿いに行くと凹凸の少ない地形なので、確かに不思議なスポットという雰囲気は十分です。
この丘は595年(推古天皇3年)9月に、川底が一夜にして盛り上がり、そこに金龍が舞い降りたという伝説があります。浅草寺の山号が金龍山ですが、その由来となったとも伝えられています。
今ではこの周辺は建物が乱立してますが、待乳山は江戸時代には周囲が見渡せる山として、文人墨客がこの地を訪れています。
家内安全、商売繁盛を祈る法会が例年1月にあり、待乳山聖天の紋章にちなんんで「大根まつり」といわれています。参会者には、ふろふき大根が振る舞われます。
ここだけが盛り上がった場所というのは、海に浮かぶ島のような存在であり、ランドマークの役割を担ったり、信仰の対象になったりします。
そんな意味からも待乳山聖天はパワースポットとして古来より人にエネルギーを与えてくれてきた気がします。とても気持ちの良い場所です。
いつものように骨伝導ヘッドセットとともに訪れ、周囲の音声を耳だけでなく骨からも聞きました。金龍の声は聞こえませんでしたが、特許技術の骨伝導スピーカーが癒し空間とパワーの音色はキャッチしたようです。
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待乳山聖天からは隅田川を渡ってみようと思います。
骨で聴く巡礼旅はまだまだ続きます。
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この丘は595年(推古天皇3年)9月に、川底が一夜にして盛り上がり、そこに金龍が舞い降りたという伝説があります。浅草寺の山号が金龍山ですが、その由来となったとも伝えられています。
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