骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

箱根・九頭龍神社を骨で聴く

2014-10-09 15:01:21 | 骨で聴く体験記
九頭龍神社は全国にありますが、最も有名なのは箱根に鎮座する神社といえるでしょう。
しかし意外と知られていないのが、本宮と新宮の二つについてです。

関東屈指のパワースポットととしても知られる箱根神社にあるのは新宮で、本宮はクルマでは行くことのできない芦ノ湖湖畔にあります。
箱根神社の境内社である新宮は、九頭龍神社本宮から勧請したもので、参拝者の数はこちらのほうが圧倒的に多いえます。

九頭龍神社の縁起は箱根神社と同じ天平宝字元年(757年)です。
箱根神社を開いた万巻上人が調伏した龍を奉る神社といわれます。

その龍伝説とは、芦ノ湖がまだ万字ヶ池と呼ばれていた奈良時代以前に遡ります。
箱根の村には毎年白羽の矢が立った家の若い娘を芦ノ湖に棲む毒龍に人身御供に差し出すという習慣がありました。
箱根山で修行中の万巻上人はその習慣を壊し、娘たちを助けるために法力を使いました。御仏に祈り、人身御供の代わりに三斗三升三合三勺の赤飯を21日間の祈祷満願日の前日6月13日(旧暦)に捧げることを誓い、湖畔で経文を唱えました。毒龍に対して人身御供を止めるように懇々と仏法を説いたのです。

毒龍は 姿形を変え、宝珠・錫杖・水瓶を捧げ出現しました。万巻上人は鉄鎖の法を修し、龍を湖底の白檀の大樹に縛り付け、さらに仏法を説き続けました。
その結果、毒龍は、もう悪事はせず、地域一帯の守り神になる旨を約束をします。

万巻上人は龍の約束が堅いことを知り、九頭龍大明神としてこの地に奉ることにしました。それが九頭龍神社の起源です。



現在の九頭龍神社本宮は、小さな無人のお社といった雰囲気ですが、龍の伝説に彩られた周囲の神秘的な空間に包まれていて、とても魅力的です。箱根神社に参拝したら、無理してでもここまで足をのばすのをお勧めしたいです。

さて、こんな神秘的な空間では周囲の音声を耳だけでなく骨でも聞きたくなります。
骨伝導の活用です。
耳だけでは聞こえない音が届くというわけではなく、骨伝導で聴くことで脳波に影響を与えてくれそうな感じがします。癒し効果の倍増です。

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