骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

世田谷代官屋敷を骨で聴く

2013-12-19 16:12:09 | 骨で聴く癒しの世界
今年のボロ市が終わって、喧騒とは無縁になった世田谷の代官屋敷。
天候も悪いせいで、余計に静寂を保つ空間へ、骨伝導ヘッドセットとともに立ち寄りました。

東京都指定史跡・国重要文化財「世田谷代官屋敷」が正式な呼び名で、ここは、江戸時代に彦根井伊家領世田谷(2,300石余)の代官職を務めていた大場家の屋敷です。江戸時代だけでなく、明治維新の頃まで世襲し、代官役所としても使用されていました。

この大場家ですが、大庭景親の子孫といわれ、室町時代には世田谷吉良氏に仕えていました。吉良氏は足利義氏の流れで、忠臣蔵で有名な吉良上野介義央の系統の西条吉と、東条吉良(大場家の主家)とに分かれました。

天正18年(1590年)に主家が滅亡し、その後は帰農して郷士となったと伝えられていますが、寛永10年(1633年)に、世田谷が彦根藩領となった際に代官に任じられたといわれます。

明治維新まで代官職を継ぎ、領内20の村を支配していました。
実は今でも、敷地内に16代めの子孫の方々が生活しています。

ボロ市通りに面しているのが画像にある大場家表門で、門の右側に付いている小さな武者窓が、かろうじて代官屋敷の表門としての格式を見せています。

この表門の脇が出入り口で、ここから敷地内に入ると、まず樹齢180年の大きな玉樟が迎えてくれます。内脇には以前に「大樹・名木コンクール」に入賞した世田谷区の木・ケヤキもあります。

屋敷内には「世田谷区立郷土資料館」も併設されています。
資料館では世田谷区に関する歴史・民俗資料などを収集・保存し、日々の調査・研究の成果を展示・公開しています。

ボロ市のときには雑踏と喧騒の渦が発生し、もしここで携帯電話で通話をしようにも周囲がうるさくてよく話しができない状況になります。
そんなときには耳を使わない骨伝導ヘッドセットがいかに有効か、如実に分かる舞台となります。全額返金保証の7周年キャンペーン展開中ですから、来年1月のボロ市のときには、骨伝導ヘッドセットをキャンペーンで用意できます。

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しかし今は静寂そのものです。
落ち着いた歴史建造物の中で周囲の音声を骨で聴くのも悪くありません。癒し効果も得られるようです。


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