米軍に採用された特許技術の骨伝導機器を製造するメーカー・テムコジャパンは東京の杉並区方南町にあります。あまりこの種の企業がある地域ではなく、典型的な住宅街という立地です。
地下鉄丸ノ内線は中野坂上から支線が出ていて、その終点が方南町です。環七通りに面していて、地下鉄の駅の上は方南通りになります。この道路を挟んで南北に下りの傾斜があり、降りきった場所にそれぞれ川が流れています。
北側に善福寺川、南側に神田川です。
その合流地点へ骨伝導機器とともに向かいました。都会の川なので、それほど迫力があるわけではなく、感動的な出会いがあるわけでもありません。それでも東京を代表する川が合流するので、何となく意味を見出してしまいたくなります。
神田川と善福寺川の合流地点は、昭和初期から段階的に行われた区画整理事業によって現在の姿になったものです。昭和16年に中野土地区画整理組合、和田堀町第二土地区画整理組合が相次いで発足し、合流地点以降の神田川と善福寺川の改修がなされたことによります。
改修により神田川の流路が本来のものより左岸段丘寄りになりました。そのため、合流地点が現在の場所になったわけですが、これは本来の位置からすると100メートル近く上流移ったことになります。
現在では本来の位置と現在の位置との間に、中野富士見町駅から中野車両基地への引き込み線があります。
そんな都会の川の合流地点に行き、しかも骨伝導の特許保有メーカーのお膝元ということで、耳だけでなく骨からも川の音を聴いてみます。しかし静かな流れに音はほとんどなく、住宅街の日常の音だけが入ってきます。でも、これはこれで悪い感じはしません。
⇒ 世界的特許保有の骨伝導製品
テムコジャパンへ骨伝導体験に来られた方は、ぜひここまで足を伸ばしてみたらいかがでしょうか。
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