骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

淡島を骨で聴く

2015-04-07 16:22:39 | 骨で聴く癒しの世界
沼津市の淡島は、かつては無人島でした。
1940年に第二海軍技術廠の「音響兵器部 淡島臨海実験場」という軍事施設が設置されました。しかし終戦により施設は撤去され、再び静かな島に戻りました。
また、ごくわずかな数ですが、漁民も定住するようになったようです。

島が大きく変貌したのは1980年代になってからです。
東京相和銀行のオーナー・長田庄一が淡島全体をリゾート開発しようとして、運営会社を立ち上げました。
現在でも残る水族館をはじめ、プールやパターゴルフ場などを中心とした「淡島海洋公園」が開業しました。

現在のあわしまマリンパークです。

今では老朽化により休止してしまいましたが、日本では極めて珍しい海上ロープウェイがありました。和風の駕籠に似たゴンドラが使用され異彩を放っていたのも今は昔の話です。

さらにバブル経済の象徴ともいえる超高級リゾートホテルが島内に開業したのが1991年でした。

その後、1999年に東京相和銀行は経営破綻しました。
しかし、あわしまマリンパークは、運営会社を移転していることで現在も継続しています。



1週が2キロちょっとの島で、マリンパークの施設やホテルの周辺を除けば、穏やかな海に浮かぶ静かな島です。
興味深いのは、リゾート開発の過程で弥生時代の遺跡が発見されたことです。土器が出土しています。
無人島の時代が長かったように思えますが、古代の遺跡があるということは漁業との関係か、それとも現在も残る島の山頂にある淡島神社とも関係する祭祀や信仰とのつながりか、何とも興味深く思います。

骨伝導ヘッドセットでマリンパークの喧騒から離れ、静かな波の音を聞きます。



耳を使わない骨伝導技術、しかも米軍で採用された特許技術であれば、この癒し空間のBGMが骨の振動から脳へとダイレクトに伝わる感じがします。騒音対策や難聴の方の補助的役割というイメージが強い骨伝導ヘッドセットですが、こんな空間で使うのも実はお勧めです。

ただし、米軍採用・特許技術の最先端レベルの性能がないと、この感覚は分からないでしょう。

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まだ海上ロープウェイがあった時代から、随分と久しぶりに訪れて、淡島の音を骨で聴きました。


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