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ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

『熊 人類との「共存」の歴史』

2010-10-24 20:59:55 | 読書/新聞/映画など
最近、毎日といっていいほど、熊の出没やその被害の報道があります。また、旅先で熊の母子をわりあい近くから目撃したこともあって、最近出版されたこの本を読みました。

タイトルにあるとおり、古代からの熊と人の共存の歴史です。もちろん共存といっても、多くの被害もありました。一方、世界各地で神話にも熊は登場しています。

ここでは、そのなかでイエローストーン国立公園のグリズリーベアを中心に記述をおってみよう。

2005年に、アメリカの内務省は、イエローストーンのグリズベリーベアは、絶滅の脅威を脱し、絶滅危惧種保護法を適用する必要がなくなったと発表しました。1970年代半ばには、同公園付近に生息するグリズベリーベアは、200頭ほどにまで減少したとみられています。いまは、同国立公園と周辺の森、カナダ国境にまでひろがる広大な地域に1,200頭ほど生息しているとみられている。

ところで、「ヒグマとグリズベリーは間違いなく襲ってくると考えたほうがいい」「少なくとも50メートル以上は近づかず、子熊をつれている場合は、100メートル以上離れるようにしないといけない」「どれだけまたとないチャンスだと思えても決して近づいてはいけない」という。

「熊はその気になれば物音ひとつ立てずに移動することができ」る。

ベルント・ブルンナー『熊 人類との「共存」の歴史』(白水社、2010年9月10日、2400円+税)

イエローストーンのグリズベリーベアは、つい最近まで絶滅危惧種として法的な保護をうけていたのですね。それで、地元の人たちもまれにしか目撃がなかったのです。われわれが、母子の熊を、ちょうど100メートル以上はなれて観察できたのは、全くの幸運でした。

以下のブログもご覧ください。
「熊に出会った」http://blog.goo.ne.jp/netlearning/e/d3dedf2f34394078a15e4bb9f0104de5
「クマの写真」http://blog.goo.ne.jp/netlearning/e/cb54d49cf8adc1989bd3567488b65530


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