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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

継続学習は、力

2010-02-02 17:42:50 | 学習と教育
「千里の道も、一足ずつ運ぶなり。・・・・
千日の稽古を鍛となし、万日の稽古を練とす。」

宮本武蔵の言葉です。『五輪書』水之巻

何事も、1万時間やると世に出るという言葉もあります。

英会話の学習を何時間やったのかとふりかえってみますと、まだまだ全部あわせても1,000時間程度でしょう。水泳は、500時間くらいかもしれません。

毎日、少しでも学習を継続する。千里の道も、一足ずつです。


教育はコミュニケーション

2008-10-07 09:15:13 | 学習と教育
教育は、コミュニケーション。

先生と集団のコミュニケーションであったり、先生と学習者の個別コミュニケーションであったり。さらには、学習者どうしのコミュニケーションも。もっとひろい外部とのコミュニケーションもあるかもしれない。

eラーニングでは、学習者と指導・サポートする担当者との双方向コミュニケーションとともに、学習者どうしのコミュニケーションも重要です。もっとオープンなコミュニケーションにも大きな可能性があります。

したがって、LMS(ラーニング・マネージメント・システム)は、必然的に、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)のようなネットワーク・ラーニングの仕組みを内包し、発展していく。

ラーニング・コミュニティには、膨大な可能性がある。


フィードバック誤差学習

2008-09-04 09:20:13 | 学習と教育
学習プロセスのなかで、「フィードバック誤差学習」は重要な学習方法のひとつです。

なにかを練習するときに、しだいにうまくなっていくプロセスでも、フィードバック誤差学習をつみかさねる。

失敗をくりかえし、誤りを修正していく。eラーニングでいえば、確認テストで自分の理解が間違っていたり、不十分であったり、身についていなかったりしている部分を修正していく。学習プロセスにおいて、「確認テスト」は、きわめて重要な役割をはたしており、必須のものです。

フィードバックの場合、「即時確認の原則」も重要です。ペーパーの教材をつかった学習などにくらべて、eラーニングでは、ただちに採点結果とまちがいのポイントなどが指摘される「即時確認の原則」がしっかり活用されています。

確認テストについては、「確認テストとeラーニング設計」もあわせてご覧ください。


「学習意欲」、本能かかわる脳中枢に

2008-09-03 20:55:27 | 学習と教育
「人は達成感があると、学習意欲がわく。この心の動きは脳のどこで生まれるのか。・・・より原始的な本能にかかわる脳の奥深くの線条体という場所だった。」という。

 朝日新聞によると、大阪市大と生理学研究所(愛知県岡崎市)の研究グループの成果で、3日から沖縄県名護市で始まった国際疲労学会で発表される。

学習意欲は本能的なもの、達成感と深く結び付いている、ということは、われわれも実感するところであり、学習システムの工夫に役立てることができる。


先進国にとりのこされている教育投資

2008-05-03 15:04:47 | 学習と教育
日本の教育への公的な支出は、先進国の標準からおおきく取り残されています。

教育への公的な支出は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の2004年の平均は、国内総生産(GDP)の5.0%です。

おなじ年で比較した場合、日本は、3.5%にとどまる。教育発展途上国です。この年、OECD平均のレベルにするには、さらに7兆4千億円の支出増加が必要でした。

(2008年5月2日朝日新聞朝刊の記事より)

教育もまた未来を先取りするものです。おこたれば、未来を失う。日本の教育への公的な支出が平均を7兆4千億円下回っているということは、未来のために使うべき7兆4千億円を現在のために使ってしまったことを意味しています。




学習と進化と

2008-02-03 21:28:21 | 学習と教育
「『学習』も『進化』も『適応』も同様の過程とみなされる。」(吉永良正『「複雑系」とは何か』講談社現代新書79頁)

適者生存。

強いものではなく、環境に応じて変化する能力があるものが生き残る。生存と進化と適応と学習は本質的に結びついている。

学習は基本的な活動ともいえる。本来的な学習は、本能からくる喜びをともなうとともに、学習を放棄することは、生命力の減退でもある。




成長するということ

2008-01-21 08:48:02 | 学習と教育
成長するということは、大きな喜びでもある。

成長には、身体的な成長と精神的な成長がある。精神的な成長は、たぶん、生涯をとおしてつづく。

その精神的な成長は、学習をふくめてさまざまな経験をとおして学ぶことによって実現する。

成長することと学ぶことは、ほとんど同じことと言っていいほど密着している。生き物にとって、成長は、おそらく本能の根底にある。

本能的に成長が喜びであるように、学びも喜びをともなう本能的な活動に思われる。成長が目に見えれば、学びもはずみがつく。





学べなくなること

2008-01-20 21:30:35 | 学習と教育
もし、学ぶことがなくなったら・・・・。

それは、たえることができないことかもしれない。

もし、学ぶ機会をうばわれたら・・・。
もし、学ぶことができないとしたら・・・。

学ぶことは、人にとって、手段以上のものではないだろうか。生きることそのものと深く結びついている。

学ぶ喜び。成長する喜び。

学ぶ楽しみ。