いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

「桜」逮捕前夜。 `sakura' arrest eve

2020-12-04 20:22:36 | 日記
 (1)安倍前首相の「桜を見る会」前夜祭問題、前夜祭招待者のホテル代が安倍後援会事務所から補てんされていた疑惑について5年間で800万円が支払われていたことを安倍後援会事務所側が認めた(報道)ことがわかった。

 安倍前首相はこれまで首相当時にこうした事実は一切ないと国会で答弁してきており、ついに虚偽事実、虚偽答弁、ほころびが出た。

 (2)これまでの状況証拠から疑いは限りなく濃厚で隠しようもなく、安倍首相の辞任後の時期を見計らっての公設秘書による証拠の領収書が現存しないなど確信犯的違反事件で国会、国民、社会をあざむいた事件だ。

 東京地検特捜部の任意聴取では公設秘書が安倍首相に伝えずに独断で行ったと説明しているようだが、安倍前首相の政治生命に影響の及ぶ違反行為について公設秘書だけで実行できるものなのか、安倍前首相の責任は重大で免れない。

 (3)公選法(寄付行為の禁止)、政治資金収支報告書(収支の不記載)違反の疑いで、公設秘書がやったで政治家の責任を逃れるやり方は常套手段であるが、当時国権の最高責任者の安倍首相としていわれているようなそういう公設秘書を使い、適切な指導、管理をせずに、仮に公設秘書が重大違反行為を勝手に行いホテル側が発行した領収書も現存(破棄)しないとなれば、悪質な確信犯的違反事件操作で安倍前首相の政治責任は重く、免れない。

 (4)安倍第2次政権末期は本人、夫人がらみの森友、加計問題に桜を見る会前夜祭問題で国会で野党の追及を受けてきた。どれもが状況証拠では当時安倍首相の関与、関係が極めて濃厚であり、本人は一切関係ないとの答弁で終始してきたが、ここにきて公設秘書が桜を見る会前夜祭での安倍後援会事務所のホテル代800万円肩代わりの事実を認めて関与があきらかになった。

 (5)すでにホテル側からは必要な書類(領収書)はすべて発行しているとして領収書などの書類は現存することを示唆しており、状況証拠は安倍前首相には極めて不利な状況となっていた。市民団体の告発を受けての東京地検特捜部の任意の事情聴取となって公設秘書の800万円肩代わりの事実だ。

 ここまできたら一切関与していないと国会で終始虚偽答弁してきた安倍前首相の発言責任、政治責任は重大で免れない。安倍前首相の説明を求める声も大きくなっているが、説明はいらない、残されたのは責任を取るだけだ。

 (6)同じく状況証拠が限りなく濃厚な安倍前首相がかかわる森友、加計問題でも、かかわったとされる財務省職員の自死者も出ており、このままうやむやのまま済ますわけにはいかない桜を見る会前夜祭の公設秘書による虚偽事実を認める発言だ。
 

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