いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

女性が政治を変える。 women change politics

2024-06-11 20:49:16 | 日記
 (1)与野党から正反対の批判の多い政治資金規正法改正案が数の結集で衆院を通過して、参院で審議が始まり、通常国会も6月の会期末を迎えて自民党では9月の党総裁選に向けての動きが出始めている。
 岸田首相としては通常国会中に衆院を解散して総選挙に打って出て9月の党総裁選に弾みをつけたいところだったのだろうが、自民党裏金問題を受けてそんな余力はなく自民党内でも党総裁選に向けて活発化しそうな動きだ。

 (2)岸田首相の裏金問題を受けての党派閥解消の先導、安倍派議員中心の裏金議員処分、規正法改正あわせて政策活動費の見直しに麻生副総理と茂木幹事長からは不満があるといわれて、裏付けるように両名のTVなどへの露出は極端に減っており、報道によると茂木幹事長は地方行脚に精を出して地方組織、中堅、若手議員の支援取り組みを進めて9月の党総裁選に向けて足場を固めているようにもみえる。

 (3)岸田首相と距離を置く菅前首相は菅政権時代に閣僚を務めた萩生田、加藤、武田、小泉氏と会食を重ねており(報道)、菅政権で要職を務めた面々が揃えば9月の党総裁選への思惑行動と捉えられるものだ。

 (4)8日に開かれた長野市での自民党関係者による政治刷新車座対話では、党県連幹事長から党本部出席者に対して「党執行部の顔触れを一新してほしい」とあからさまに岸田首相退陣要求が出されたとの報道だ。
 同日には麻生副総理も地元福岡の講演で「民主主義にはどうしてもコストがかかる。禍根を残す改革は避けるべきだ」(報道)と政治改革を進める首相批判と受け取られる発言をした。

 (5)自民党内からの政権支持派、批判派それぞれから、流れは一気に岸田批判に向けて動きが見られる。しかし、いづれもが有力な対抗馬を持っているわけではなく、9月の党総裁選に向けて入れ込んで息切れしないのか、決定力を持っているわけではない。
 岸田首相にしては勝手に周囲が「コケ」て有利に動いている政局であっても岸田首相(総裁)に責任がないわけではなく、国民に近い地方組織からは当事者だけに責任を押し付けて自らは政治責任を取らない国民支持率低迷の岸田首相に批判、不満は大きくなっている。

 (6)7月の都知事選は女性候補者の対決が注目を集めそうだし、9月の党総裁選でも女性議員の動き活発化で日本の女性の政治参加、女性進出の低さを解消する手立てを示すことができないのか、政治の「視点」を変える女性が政治を変える時代が必要な「時」だ。

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