いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

孤独の北朝鮮。 north korea of solitude

2024-06-20 20:36:26 | 日記
 (1)北朝鮮は「何」か変わる、変わっているのではないかと「勘繰る」ような事態だ。プーチン大統領が北朝鮮を訪問しているが、よく言われるようにプーチン大統領の遅刻ぐせがでたか訪朝時間が遅れて19日の未明深夜2時を過ぎたと報道されている。
 それ自体は露と北朝鮮の立場、関係をみればめずらしいことではないが、プーチン大統領は5月の中国訪問では日程どおり(報道)で中国と北朝鮮に対応の「差」をみせたともいえる。

 (2)さらに深夜2時到着とはいえ、プーチン大統領を出迎えたのは北朝鮮金正恩総書記「ひとり」だったことがAP通信の配信映像で明らかになった。政権幹部の姿はなく歓迎セレモニーも極めて簡素化したものだったと伝えている。
 プーチン大統領には第1副首相、外相ら主要閣僚が同行しており、外交慣例からすれば北朝鮮側も到着時間にかかわらずに同等レベルの政権幹部で出迎えるのが儀礼と考えられる中での金正恩総書記ひとりでの出迎えになった。

 (3)北朝鮮がこういった儀式、儀礼に慣れていない外交未熟性が出たともいえるが、まさか金正恩独裁支配体制を「ひとり」身をもって全権を示したとは考えにくく、そもそも国家体制が閉鎖的で支配体制の細かいところはその程度の常識、感覚、慣行、判断なのかもしれないし(つまり慣れていない)、プーチン大統領側が深夜2時到着に合わせて北朝鮮側に出迎え体制の簡素化配慮を求めたとも考えられるが、さてどうだったのか。

 (4)国内行事では厳(おごそ)かな政権、軍幹部が何重にもなって金総書記を囲むように整列している姿からは想像しにくい応対だった。これを見て西側諸国は金総書記を与(くみ)しやすいと考えたか、逆に国際秩序をまったく気にしない自由奔放な破天荒な性格にみえて、何をするかわからない警戒感を強めたかはわからない。

 (5)報道では最近、ユーチューブに金正恩政権打倒を訴える平壌で撮影したとする動画がアップされて話題となっており、世に漏れず真偽は不明だが、これまでにない動きもみられる。上述した一連の動きを意味するものが「何」なのか、日本も拉致問題解決を抱えて無関心ではいられない北朝鮮の動向だ。

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