
早春に花を開き、初夏には姿を消す春植物
春植物は春緑生の草本で、落葉樹林の林床に育つものが多く、落葉樹の新葉が出る前の明るさを利用して生活を営み、林床が暗くなる頃には地上の生活を終える。春の短命なものの意味で、スプリング・エフェメラルと言われる
キンポウゲ科の落葉樹林内や草地に生える多年草
たかさは20cm程で、根茎は横に這う
根生葉は2回3出複葉で、小葉はさらに深く裂ける
茎葉は3個輪生し3出複葉で、小葉は先に鋸歯があり、2cmほどで柔らかく、垂れ下がる
花は3~5月に咲き、3cmほどの大きさで1個が頂生する
萼片が花弁状で8~13個もあり、線状長楕円形で白色、基部と裏面は少し紫色を帯びる