ホオノキの高い木の上に花が咲いていた
花は日本の樹木では最大級
モクレン科の落葉高木 高さ30m程になる
冬芽も大きく3cm以上はあり、2個の托葉と葉柄が合着したキャップ状の芽鱗に包まれる
葉は互生で、枝先に集まって付く 40cmもの大きさでこれも日本の樹木では最大級
花は5~6月 枝先に15cmもの大きさで咲き黄白色で芳香がある
雄しべと雌しべは多数らせん状に集まって付く
雌しべ群を取り巻き、雄しべは2cm程で赤い花糸の先に、黄白色の葯が付き色の取り合わせが綺麗
開花すると間もなく雄しべはパラパラと落ちてしまう
果実は袋果が集まった集合果 長さ10cmを超える長楕円形で、9月過ぎに赤褐色に熟す
大きい葉は味噌を乗せ炭火で焼いて食べる朴葉味噌が岐阜の高山の名物として有名
樹皮から製した生薬は他の生薬と併せて使われ、せき つわり 神経性胃炎 便秘などに効果がある